ノイズの恋
今日は、待ちに待った給料日。
オータムがみんなに給料明細を渡した。
ノイズが給料明細を貰うと、その額に非常に驚いた。
「な、何だこの給料は!!めちゃくちゃ多いじゃねーか!!」
「フフフ…給料には自信を持っています。まあ、それだけ激務だからね…」
「弟子の俺がこの額ってことはみんなはそれ以上に多く貰ってるってこと?」
付近にいた魔術医師たちが一斉にさーっと逃げ出した。
ノイズはもっと実力をつけて一人前になることを誓った。
ノイズは早速町に繰り出した。
バラがそこでノイズを見つけて声を掛けた。
「おう!!お前どこ行くんだ?」
「いや、別に…金もあるし何か買おうかなと。」
「じゃあちょっと付き合え!!」
ノイズは無理やりパブに連れて行かれた。
「まあ、バラ先生…今日も来てくださったんですか?」
パブの店員が声を掛けた。
「まあな…今日は財布もあることだし、みんな俺のおごりだ!!遠慮なくやってくれ!!」
パブ中のみんなから歓声が沸き、注文が殺到しだした。
バラにはきれいな女性が横に2人つき、宝石などもねだられていた。
ノイズは緊張しながら座っていたが、
バラの連れだと知られるときれいな女性が1人ノイズの横に来た。
その女性はリアといった。
その女性を見た瞬間ノイズの頭の中に雷が落ちた。
ノイズの手は震え始め、リアの顔を見ることができなくなった。
リアはその態度に嫌われているかと思い、
頑張って話しかけたがノイズがろくに返事もしないので言った。
「ごめん…私が横じゃ嫌よね。他の人連れてくるから…」
ノイズは慌てて言った。
「いや!!…君で…君でいいよ。」