試験
弟子たちも今かなりの実力を持っている。
そこで、魔術医師の試験を行い受かったものには魔術医師の資格をあげることにした。
第1次試験 知識問題
サシャ―ンが開始早々寝だした。
試験官のジークはびっくりしてサシャ―ンを起こそうとした。
しかし、どんなに頑張って起こそうとしても全然起きないのでやる気がないんだろうと諦めた。
しかし、試験終了30分前にバッと起きて鬼のように問題を解き始めた。
試験終了後、サシャ―ンの答案をみるとすべてが埋まっていた。
サシャ―ンはジークに謝った。
「わしゃ歳とっとるでな…30分ぐらいしか集中力が持たないんじゃよ。寝てすまんかったの。」
「そうだったんですか…そういうことでしたら全然構わないんですよ…」
しかし、ジークにはもう一つ気がかりなことがあった。
チラッとしか見てないが、サシャ―ンの答案の正答率が異様に低い感じがした。
ジークはそのことについては忘れることに決めた。
第2次試験 実践治療
実践の治療はみんな中々なものでほとんどの弟子が重症患者を何人も治せるまでに成長していた。
なかでも、飛びぬけて成長していたのはマザコンのチャだった。
母親離れしたチャは30人もの重症患者を治してなお余力があるように感じた。
ロスが、びっくりしてチャを褒めた。
「凄いじゃないか!!君が一番多く重症患者を治すことができたよ!!」
「…はい。」
「筆記試験も問題ないし!!こりゃ魔術医師試験合格第一号はチャかもな!!」
「…ありがとうございます。」
「…暗いな!!もうちょっと嬉しそうにしてくれても…」
「…嬉しいです。」
「そ、そう…」
今回はチャを含む3人が魔術医師としての認定証を勝ち取った。