どこかおかしい?
ジークは最近調子がおかしいと感じていた。
たまに治療中、心がドキドキして間違うことがよくあった。
ある診療中…
「ジーク先生…何ボーっとしてるんですか!?」
「お、おおそうだったな…」
「ち、違いますよ!!その箇所はもう治したでしょ!」
「す…すまん。」
オータムがジークを心配して言った。
「ジーク先生…どこか調子悪いんですか?今まで一回でもそんなことやらなかったでしょ?」
「いや…大丈夫だよ…大丈夫…」
また、ある診療中…
「ガーゼとって!」
「ちょっと待って下さい…」
「いいよ。俺取るから。」
「いや、私取れますから。」
オータムとジークの手が重なるとジークは顔が真っ赤になった。
ジークは思わず手を払いのけた。
「す、すまん!!」
「…?はいガーゼ!」
ジークはガーゼをとり、噴き出た汗を思わず拭いてしまった。
「せ、先生!!なんで自分の汗ふいてるんですか!!」
「おわぁ…し、失礼しました!!か、代わりのガーゼとって!!」
またまた、ある診療中…
「ジーク先生とオータム先生はいつみても息がぴったりだねぇ。」
よく被災する患者がそう言った。
オータムは笑顔で言った。
「まあ、付き合いが長いですからね…お互いの思っていることは大体分かりますけどね。ね、ジーク先生!!」
「…」
ジークは顔を真っ赤にしながら後ろを向いていた。
「…?どうしたんですか?」
助手たちの休憩時間中…
オータムが心配そうに言った。
「ジーク先生…スランプかしら…最近ミスが多いんだよね。」
アリーが言った。
「そう?ジーク先生が診療中ミスなんか一回も見たことないけど。」
「私も」
「私もです。」
オータムが首を傾げていった。
「昔から一緒にやってきたけど全然ミスしない人だったのに…なんでかねぇ…」
「オータムさんの時だけミスするって変じゃないです?何か怒らせることやったんじゃないですか?」
「えー!…特に思い当たらないけど…」
「ビビらせることとか…怖がらせることとか!!」
「あたしゃ怪獣か!…ないけどなぁ。」