男たちの祝宴
「それじゃあ、カンパーイ!」
「カンパーイ!!」
ジーク、ロス、ザックス、ガラ、モズで居酒屋で飲むことになった。
1時間後…
「いやー!たまには男だけで飲むっていうのもいいもんだな!」
「診療所は女性の方が多いからなかなかこういう機会もないですもんね。」
「あいつら絶対調子に乗ってるよ!!アリーなんて…俺のロス先生となれなれしくしやがって!」
「ザックス…序盤から飛ばしすぎじゃない?」
2時間後…
「でも、診療所の助手ってきれいな人多いよね。」
「特にオータムさんは凄い美人ですよね!」
「モズ先生はオータムの昔を知らないから…」
「いや…昔も今も性格いいぞ…あいつは」
「ガラ先生がいなくなってから本性を現し始めたんですよ。ロスがいなくなってからはもう…何度殺されかけたことか!!」
「兄さん…迷惑かけたね。」
「いやいや、しょうがないよ!!でも…今みんながいてくれて本当に幸せだよ!!」
「ジーク先生は今の仕事を何年間も一人でやってた時期があるんですよね?」
「モズ先生聞いてくれるか…俺の苦労を…」
3時間後…
「でね…ある時思い立って弟子をとろうとしてね…」
「ジーク先生…その話5回目です…」
「あ、そうか。じゃあ別の話を…でね…ある時思い立って弟子をとろうとしてね…」
―…地獄だ―
モズは素直にそう思った。
ジークをモズに任せて、ロス、ザックス、ガラの3人は話していた。
「ロスは弟子と助手の中で誰が一番タイプなの?」
「うーーーん。アリーかな…」
「でたでたロスは。自分を想ってくれてるからって…」
「そんなんじゃないですよ!!やっぱり一番話しやすいですし…」
「昔はオータム一筋だったのにな…結局フラれたのか…」
「…ほっといてください。オータムは昔から好きな人がいましたから。」
「まあ…おまえの立場を考えると、診療所にいたくなくなる気持ちもわからなくもないかな…」
「まだ、10代前半ですからね…諦めるってことを知らなかったんですよ。」
「…で、諦めはついたのか?」
「ええ、凄いいい男になって、迎えに来るつもりでしたけど…」
「ロス先生はもの凄いいい男ですよー!」
「ザックス、ありがとう。もう飲むな。ガラ先生は誰がタイプなんですか?」
「俺は妻一筋だもん。」
「いやいや、じゃあ、ワンナイトラブするなら?」
「うーーん。サリーかなぁ。」
「い、意外な人選ですね。」
「性格がサバサバしてるから後腐れなさそうじゃん?」
「結婚してる人の考えって時々怖い…妙にリアルだ。」
「ザックスは?」
「お、俺ですか?…リ、リースなんか可愛いんじゃないかと…」
「あー、リースね。でも噂話が凄いもんなあ。」
「いざというときはあんまり話しませんよ!!」
「…詳しいじゃん。仲いいの?」
「いえ…別に…」
こうして夜はふけていった。