表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/74

ジーク・ザ・ダンシングナイト

診療中、ジークがオータムに話しかけた。

「オータムってさ…今幸せ?」

「別に普通ですけど…」

「いやーそーだよなー!かっこいい彼氏がいるんだもんな!!」

「彼氏じゃありませんけど…」

「俺ってさ…なんでモテないと思う?」

「知りませんよ!!てか仕事してくださいよ!!」

「今度祭りあるよね。そこでちょっと楽しんじゃおっかな!?」

「いいんじゃないですか…」

「そうだよね。この際、彼女がいるいないは忘れて踊り狂う…そんな日があってもいいよね!!」

「まさか…ジーク・ザ・ダンシングナイトをやるんですか!?」

「そう…一夜限りの復活さ…ジーク・ザ・ダンシングナイト!」

「ちょちょちょっと待って下さい…やったあ!私その日非番です!!」

「オータム…運がいいな…その日は伝説の幕開けだぜ!!」



1時間後…


「兄さん!聞いてないよ!!その日にジーク・ザ・ダンシングナイトやるなんて!!俺その日仕事だもん!!」

「…残念だなロス…だが、お前のサポートがなければ決して復活させようなんて思わなかったぜ!!…ありがとうな!!」

「…ザックスにその日の治療代われるかどうか聞いてくる!!」


1日後…


ジーク・ザ・ダンシングナイトをやるという噂が流れて、住民たちが診療所に押し寄せてきた。

「本当に…本当にやるんですか!?」

「ああ…やるともさ!!」

「じゃあ、わしらも久々に燃える時が来たようじゃな!!」

「じいちゃん!歳を忘れて踊り狂えよ!!」

「ああ…この日を待っていたんじゃよ!!」

誰もがジーク・ザ・ダンシングナイトを心待ちにしていた。


祭り当日…


その日は土砂降り、しかも運悪く国王がなくなり、国中が喪に服した。

「こんなことって…」

「そー気を落とすなオータム…次の機会にまたやろうな…」

その時、隣にいた助手が当然の質問をした。

「ところで、ジーク・ザ・ダンシングナイトってなんですか?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ