大国から来た男
「次の人!」
ロスがそういうと、一人の男性が入ってきた。
「ロス先生!」
「ザックス…か?」
「研究所に戻ってきて下さい!お願いします!!」
横にいたオータムが横やりを入れた。
「ちょっと!患者じゃないのなら出ていって貰えませんか?」
「失礼しました。私は研究所の副所長のザックスといいます。」
「いったい何の用なんです!?」
「ロス先生を連れ戻しに来ました!先生はここよりもっとふさわしい場所があります。」
ザックスはそう言い、ロスの方を見た。
「先生!研究所のみんながあなたの帰りを待っています。帰ってきてください。」
ロスはザックスの顔をじっと見て答えた。
「ザックス…俺は研究所に戻る気はないよ…」
「なんでですか!?」
ロスはオータムの顔をちらっと見た。しかし、すぐにザックスを見て言った。
「ここが俺の帰るところだからさ。」
ザックスは怒って言った。
「じゃあ帰りません!私はここから一歩も動きませんよ!!」
騒ぎを駆けつけてジークが来た。
「なんだー貴様は!!ロスを連れて行きたいんだったら俺を殺してから連れてけ!!」
「おいおい、兄さん。俺は行かないよ!あ、そうだ!ザックスがここで働いてくれるそうだよ!」
ジークはそれを聞くと、ザックスの方を向いて言った。
「…君どれくらい医療魔術できるの?」
「私は先進医療国の研究所副所長ですよ!!医療魔術で右に出るものはロス先生一人です。」
「採用!いやー働いてくれるんだったら、最初からそーいってくれよー!さすが、ロス。頼りになる右腕を連れてきてくれるなんてお前は最高の弟だ!!」
「あなた…ロス先生のお兄さんですか!?これは失礼しました!!」
「いやぁいいんだよ。頑張って働いてくれよ!」
「はっ、はい!!」




