えっ!?
レストラン 「サマーナイト」にて…
「ジーク先生。何食べます?」
「えーっとねぇ…」
―全然わからん。何がいいんだろう…-
ジークは思った。
「私はこれなんかおすすめですけど…」
「本当に…じゃあそれにしようかな。」
料理が出てきて、食べ始めた。
「おいしいですね。」
「そうだね。」
「…」
「…」
「あっ、最近はやっぱり忙しいです?」
「いやぁ、そうでもないよ。最近は弟子もできたし、弟も帰って来たしね。」
「ロスさんでしたよね?凄い人なんですよね!?」
「そうなんだよ…なんか凄い研究所のトップだったらしいんだよ。しかも、最年少で!」
「さすが、ジーク先生の弟ですよね。」
「いやぁ…」
「…」
「…」
「ラーマの方は最近忙しい?」
「私は変わりないですよ。」
「雑貨屋の方も最近大変でしょ?戦争もあって仕入だってままならないだろうし…」
「そうなんですよー。なかなか商品が入ってこなくって…」
「…」
「…」
―ぜ、全然会話が盛り上がらない。どうしよう…-
ジークは告白しようかどうか迷った。
が行くしかない思った。
今言えなかったら次も言えない気がすると思った。
「ラーマ…」
「はい?」
「俺と…俺と付き合ってくれないか?」
「…ごめんなさい。」
「…」
「…そっか。うん…わかった。」
「…ごめんなさい。」
「いや、いやいや全然気にしないでいいんだよ!」
「…」
「あっ…そろそろご飯も食べたし…でようか?」
「はい…」
2日後診療所にて…
助手がジーク先生に話しかけた。
「ジーク先生、どうでした?」
「うん…ダメだった。あははは…」
「えっ!駄目だったんですか!?」
「まあ…ね。さあて仕事しようか!!」
ジークはいつもより仕事に励んだ。