開拓! 開拓! 開拓!
〖初幕 いつもと変わらない日常〗
いつもと変わらぬ景色、ルーティーンと化した生活、地味な高校生活、その全て、何もかもつまらない...
俺、柊 颯はいつしかそんなことを思いながら退屈な人生をすごしてきた
今日も今日とで高校から帰路についていた
「何か刺激的なこと起きないかな...」
『私が叶えてあげようか?』
俺の何気ない呟きに答える声があった
声がした方に顔を向けた…が…
そこには誰もいない
「気のせいか…」
『気のせいじゃないぞ』
「!?」
前に顔を向け直したら目の前に顔があった
心臓が飛び出すかと思った…
「誰ですか?」
その人?は青いローブを羽織りフードを深く被っていて顔はよく見えないが、女性だということはすぐにわかった
『私か?私はアイル、星神さ』
そう言うソイツの目はとても煌めいて見えた
「......?神?」
それが俺とソイツとの出会いだった
〖第一幕 一話 星神との出会い〗
こいつ神って言ったのか?
頭がおかしいか、何かのヤバイ宗教信者か?
いやいや、聞き間違えた可能性もあるしもう1回聞いてみるか…
「もう一度言ってもらっていいですか?」
『何だ?もう1回聞きたいのか?よかろう、よく聞いておけ!私はアイル、星神だ!』
聞き間違えじゃなかった……
これ、関わっちゃいけないやつだ。
よし、スルーしよう。
「あーそうですか、それじゃ」
俺がその場を立ち去ろうとした時、
『いや待ってよ、いやいやいや、え?君人間だよね?神に興味無いの?え?最近の人間って神知らない感じなの?ねぇ、話ぐらい聞いてよ!ねぇってば!』
マルチよりタチ悪い勧誘してくるなこの女...
でも…どうせ暇だし話ぐらいは聞いてやるか。
「あー、気が変わりました。話ぐらいは聞いてあげますよアイルさん」
心底面倒くさそうに返事をしてあげた。
『おぉ!話を聞いてくれる気になったか!』
「"話"だけですけどね」
『つれないねぇ…まぁいいや、単刀直入に言おう』
『君、《《異世界》》に興味なぁい?』
「…は?」
見当違いな言葉が出てきて驚いた
別の意味でヤバいやつか?この女
『だーかーらー、刺激が欲しいんだったら異世界に来てみない?って言ってるの!』
「まぁ刺激は欲しいんですけど…」
『だったらいいじゃん!』
「いやいや異世界とかありえないでしょ」
『ありえるんだなぁ、そ・れ・が❤』
「語尾にハートつけんな」
「それが本当だとしたらどうやって行くんですか?」
『私の力があれば行けるわよ』
「あー、神様とか言ってましたもんねアナタ」
『そう!神様』
「でも、なんでこんな住宅街、ましてや地上に神様がいるんですか?」
『追放された』
「え?」
『だからぁ、追放された』
「何故?」
『いやぁ、なんかね、私って地球とか火星みたいな惑星を創ったり壊したりできるんだけどぉ、その能力使って星と星を衝突させて遊んでたらぁ』
平気な顔で狂ったこと言うなこの神、サイコパスか?
『そしたらぁ、たまたま大きい惑星を衝突させた時にビックバンを起こしちゃってぇ、ブラックホールを生み出して銀河1つ飲み込んじゃってぇ』
おうおうおう、スケールがデカすぎるだろ
まぁいいや、最後まで聞こう
「で?」
『神様の中で1番上の位のジジィに「お前、遊びすぎ、降りろ」って言われて下界に下ろされちゃったのぉ、ヤバいでしょ☆』
「ヤバいでしょ☆じゃねえわ、やっぱヤバいやつだったじゃねぇか!」
『いやいや、でも、ジジィに「未開拓の星を開拓して繁栄することが出来たら許してやる」って言われたからそのための開拓者を選ぼうって思ってたのよ』
「それで何で俺?」
『何か顔は良かったしぃ独り言つぶやいてたしぃチョロそうだったから☆』
「最後のが本心だろ」
『バレた?』
「バレた?じゃねぇわ!」
「まぁでも、丁度この世界にも飽き飽きしてたしその話が本当なら付き合うよ」
『まじぃ?!』
『ありがとぉ!それじゃあ準備するからちょっと待ってて』
準備が必要なんだ…とりあえず待つか
……数十分後
『準備できたよ!それじゃあ行こうか』
「待たせすぎだわ」
『めんごめんご』
駄神に言われるがままについていくと…
山奥に馬鹿でかい門があった
「でっっっっっっっっっっか?!」
『《ゲートオープン》!』
ゴゴゴゴゴゴゴォォォン
〖第一幕 二話 いざ、未開の地へ〗
門をくぐるとそこには…
とても広い草原が広がっていた
周りを見渡すと、背中から羽が生えた羊や巨大な1本角の生えた豚、1mはあろうかという巨大な虹色のカエルなど日本では見たことの無い多種多様な生物がいた
『あ、あのカエルすごいレアなやつだよ』
「え?マジ?」
『マジマジ、あのカエル、ゲームで言ったらソシャゲのガチャで低確率かつ狙ったキャラをすり抜けなしで当てるぐらいの確率だよ』
こいつ例え方俗世に染まりすぎだろ...
「じゃあ、あのカエル倒したら何かレアなものでも落とすのか?」
『うん、あいつの落とすアイテムはこれから必要になってくるからね』
『てことで、倒そうか』
「どうやって?」
『こうするんだよ、見ててね』
『《ウエポンリクエスト》』
『《顕現》!《ショックスピア》!』
彼女がそう叫ぶと、彼女の手の中に槍が現れた
その槍はとても鋭く、ピリピリと電気を発していた
『これをー』
『こう!』
ブンッ!
ズドンッ
『ゲゴッ?!』
バリバリバリバリ
『…ゲゴ…』
ぐったりとしたカエルは光となって消えていった
「エグイ威力だな…」
アイルが放った槍は一直線にカエルに飛んでいき…刺さった、それもカエルの貫通する勢いで飛んでいったのに電気まで流れるもんだから、明らかなオーバーキルである…
こいつは怒らせない方が良さそうだ
コロンッ
『おー、落ちたよ』
カエルが消えたところに虹色の宝石のようなものが現れたので拾ってみた
「これは…」
《虹の宝玉》
「いかにもレアって名前だな…」
《虹色に輝く生物が稀に落とすことのある輝く宝玉 使用することで使用者の覚醒を促し、1つ使用するごとに使用者の潜在能力を引き出すことが出来る》
「とにかく強くなるためのアイテムってことか?」
『使ってみてよ』
アイルにそう言われたので使ってみることにした…
《虹の宝玉を使用しました 「ヒイラギ ハヤテ」の覚醒値が1上昇しました(現在1) 使用効果により「ヒイラギ ハヤテ」の潜在能力を解放します》
《スキル:クラフトを解放》
「スキル?」
《クラフト:レシピを解放することにより、多種多様なアイテムを作成することができる スキルの使用回数に応じレベルが上昇する レベルが上がるほどグレードの高いアイテムも作成可能になる》
「いかにもって感じの序盤スキルだな」
『何が開放されたの?』
「クラフトってスキルだな」
俺がそう答えるとアイルは少し驚いた顔をして、すぐに目を輝かせた
『スッゴイよ!そのスキル獲得できる人少ないから重宝されるんだよ!うんうん、流石私の見込んだ人間だよ!うんうん私ってやっぱりすごい』
このスキルそんなにすごいスキルだったんだな…
「とりあえず何が作れるか確認するか…」
《クラフト可能:ブロードソード 皮のカバン 木の箱 ガラスの板 ■■■■■》
1つ読めないのがあるな…そのうち作れる的なやつかな?
「とりあえずこの皮のカバンを作ってみるか」
《クラフトに必要なアイテム:動物の皮 麻の紐》
「まだ無理か」
『ま、そんなチートみたいに作ることは出来ないってことだね』
『遅くなったけどこの世界について説明するね』
『この星はラプラスっていう星で、本当は水神ビオラが管理してた星だったんだけど全然星の様子が変化しないから管理から外しちゃったんだ。それで私に押し付けられたってワケね。この星には一応種族の概念が存在して魔族、人族、エルフ族、その他諸々が暮らしているんだ』
「じゃあ何で開拓されてないんだよ」
『平和すぎるからじゃないかな?みんな仲良いし』
「思ってたんと違う」
『私もそう思う』
「平和なことはいいことだけどな」
『そうだね、それでどれかの種族には協力しなきゃいけなくてさ、どの種族に属すかは君が決めなよ』
「え?人間以外になれるのか?」
『なれるよ、何なら性別も変えられるけどキャラメイクみたいに何でも変えられるよ』
「ホントにゲームみたいだな…」
『まぁ私がお遊びで作った星だし基本なんでもアリよ』
つくづくバカみたいな神様だな
『で、どの種族にする?』
「人間でいいよ、性別も変えなくていいよ」
『へー、君欲が無いんだね』
「この身体に満足してんだよ」
『そんなモサいのに?』
「ぶっ飛ばすぞ」
『冗談だってw』
〖第一幕 三話 開拓の精神〗
『そろそろこの世界のことわかってきた?』
「まぁそれなりには理解出来たな」
この世界のことはさっきの話で大体わかってきたところだ
『ではではそんな君にプレゼントです!』
『ダラララララララ、ダンッ!』
『開拓の心〜』
「セルフドラムロールなんだな…」
『いやそこはどうでもいいじゃん』
『ほら!受け取れ!』
アイルが半ば強引に押し付けてきたその"プレゼント"は開拓の心というらしい
「まずはアイテム説明…」
《職業が「開拓者」に固定される代わりに、どんな環境でも快適に行動できるようになり、スタミナの上限値がなくなる》
《開拓者:「開拓は全てを開き、新たな可能性を生み出すだろう」様々な事象において、経験値を獲得でき経験値に応じて開拓レベルが上がるようになる 開拓レベルに応じて、ステータスに補正が入り、特殊アイテムやEXスキルを解放できる》
「おい、神」
『何ー?』
「これチート過ぎない?」
『そんなことないよー』
いや、明らかにチートである。スタミナの上限が無くなるということは事実上、無限に動けるということだ。さらに特殊職業までついてくるときた
『だって経験を積まなきゃ強くならないんだからチートかどうかはその人の努力次第でしょ?』
「それもそうだな…いやでも…まぁいいや」
『ごちゃごちゃ言ってないで使ってみなー』
「わかったよ」
《開拓の心を使用しました「ヒイラギ ハヤテ」に職業:「開拓者」を与えます ユニークスキル:適応を獲得しました スキル:無尽蔵を獲得しました》
《職業を獲得したことで全ステータスに1.2倍の補正が入ります》
《ミッション『スキル獲得』をクリア》
《開拓レベルが2に上がりました》
《開拓レベル報酬 上位回復ポーションを獲得しました》
「いきなりレベル上がったぞ…良心的だな」
『ついでにステータスが表示できるアイテムもあげるね』
アイルはそう言って銀色のスマホのような端末を渡してきた
《ステータスオープナー》
《いつでもステータスを表示することができる スタータスに関する様々な操作を行える》
便利アイテムか…
「たまには気が利くな」
『たまにはってなんだよ』
『まぁ色々しておきたいこと済ましたし…』
『いざ!《《開拓》》のたびへ!!』
「いざ!《《開拓》》のたびへ!!」
〖第一幕 四話 開拓も最初は1歩から〗
「まずクラフトに必要な材料集めるか」
麻の紐と動物の皮か、すぐに集まりそうだな
「アイル、麻ってどこにあるんだ?」
『森の中や草原にごく稀に生えてるよ』
「そこら辺に生えてなないのか?」
『そこら辺に生えてるのはポーションの素材ぐらいだよ』
『生えてそうなところはここから少し歩いたところにあるアサギの森かな』
「どれぐらい歩くんだ?」
『ざっと10kmぐらい?』
「少しとは?」
『まぁ気長に行こうよ』
「遠いなぁ」
そうして歩き始めてしばらくした時、
「ん、あれ何?」
『どれ?』
「あそこの光ってるやつ」
俺は道端の光る木を指さした
『あれは若い神精樹だね』
「神精樹?」
『神精樹は霊力を多く宿した苗木が成長することで生えてくる木で、その神精樹の周りには精霊が住み着くらしいよ』
「じゃああれにも精霊がいるのか?」
『いるだろうね、若いだろうけど』
「仲間にできるのか?」
『契約は条件を達成しないと難しいかな』
『精霊は霊力を多く持つ主と契約するんだ、霊力っていうのは大気中のマナとは違って精神的な力のことだから心が強い者なら契約できるよ』
「それって精霊基準で判断されんの?」
『まぁ精霊がいい人って思えば契約はできるから精霊基準だね』
「とりあえず探すか」
光っている部分に近づいていくと…
〘誰?〙
声が聞こえてきた
「精霊か?」
〘人間?人間がなんの用?〙
『この声、セイか』
〘アイル様?アイル様がいらっしゃったのですか?〙
アイルの声を聞いて精霊が姿を現した
銀髪碧眼の幼い少女の見た目をしているが、神秘的なオーラを放つその少女はセイというらしい
『久しぶりだね』
〘お久しぶりです、アイル様〙
「え、知り合い?」
『あぁ前にちょっとね』
〘アイル様、この男は誰?〙
『私の下僕だよ』
「違うだろ」
「俺は開拓者としてこの世界に来た柊 颯だ」
〘あぁ開拓者ね、で?何の用?〙
『こいつは君と契約したいらしいよ』
〘ふーん、私と契約ねぇ…〙
〘見た感じ強そうでもないし、何かパッとしない感じであまり良い人間には見えないけど…〙
「失礼だな、その通りだけど」
「で、契約してくれるか?」
〘条件がある〙
「どんな?」
〘「開拓者の試練 甲」をクリアしてきて〙
「何それ?」
『開拓者には特殊クエストがあって、その中でも開拓者としての能力を引き上げるために試練クエストをクリアする必要があって難易度順に乙、甲、装、界、破、真、星、極、神、拓があって甲はその2つ目の試練だね』
「どうやったら受けられるんだ?」
『最初の乙を受ける条件は木材、石、鉄鉱石を回収することだね、甲は解放したい能力によって分岐するから条件は変わってくるよ』
「ひとまず条件を達成するか」
〘条件達成したらまた来なさい〙
「アイル、木材とか石ってどうやって回収したらいいんだ?重くない?」
『そう言うと思ってたから用意してるんだよね〜』
そう言ってアイルは肩掛けカバンのようなバッグと青白く輝く棒を渡してきた
「これ何?」
『そのカバンはアイテムバッグっていうアイテムでどんなアイテムでも質量や大きさを無視して収納できて、その棒は万能ツールっていうアイテムで念じるとその通りのツールや武器に変化する便利アイテムだよ』
「チートアイテムだな」
『いや、便利アイテム』
「便利にも程があるだろ」
『使ってみたらわかるよ』
「それもそうか」
ひとまず斧に変化させるか…
俺が念じると棒は徐々に斧の形に変化した
「うぉ、すげぇ」
ただ、
「重っっ」
『チートじゃないでしょ?』
「確かにこれは万能が正しいな」
今までロクに運動してこなかった俺にとってはとても重く感じた
「ひとまず使ってみるか」
「よっ!」
バゴォン
斧を木に向かって振ると、木に触れた瞬間木が粉々になった
「は?」
パラパラパラ
「粉々になったが?」
『アイテム化だよ、どんなアイテムにも耐久力が存在して耐久力以上のダメージを受けるとアイテム化するんだ』
「先に言えよそういうことは」
「で?このアイテムをどうしたらいいんだ?」
『《アイテム収集》って唱えてみて』
「《アイテム収集》」
ポンッ
俺が唱えると地に散らばった木材はアイテムバッグに吸い込まれていった
「便利なもんだなぁ」
「次は石か」
『あの岩山に行ってみようか』
近くに見えた岩山に移動することにした
次はツルハシか
念じると斧はツルハシに変化した
「ふんっ!」
バゴォォォォォン
岩山は粉々になってアイテムとなって地面に散らばった
「威力どうなってんの?」
『変化したツールはどれも金剛石でも豆腐みたいに砕ける威力はあるからね』
「チートじゃねぇか」
『威力はチートじみてるけど耐久力は無限じゃないからね』
『アイテム欄からツールの耐久力見てみて』
「ホントだ」
アイテム欄からツールを見てみると耐久力が
980/1000となっていた
「それでも100回は使えるのか?」
『そんなことはないよ』
『変化したツールによっては100以上消費するのもあるからね』
「例えば?」
『変化できるツールで言うと、魔槍グングニルとかトライデント辺りの神器の類かな』
「そんなのにも変化できるとかやっぱチートだろ…」
『そんなこといいから次行こ次』
「そんなことて…」
「《アイテム回収》」
ポンッ
とりあえず次の目標の鉄鉱石を探すことにした
そうしてしばらく歩いていくと…
「これかな?」
岩山の中に僅かに光る鉱石があった
「アイル、これが鉄鉱石か?」
『そうだね』
「よーし、じゃあちゃっちゃと回収するか」
「ふんっ」
カンッ
「硬っっっ」
『あー、そんなちゃっちいツルハシじゃダメだね、もっと強いのじゃないと』
もっと強いの?ドリルとかか?
念じるとドリルの形になった
『早速近代的なものに変化させたね、良い判断だと思うよ』
「よし、じゃあこれで」
ガガガガガ
「おー、掘れた掘れた」
「《アイテム回収》」
ポンッ
『もうちょっと回収しといたら?』
「そうだな、クラフトに使うかもしれないし」
ガガガガガガガガガガ
「《アイテム回収》」
ポンッ
《開拓者の試練 乙をクリア》
《ヒイラギ ハヤテの全ステータスが20up》
《開拓者の試練 甲を解放しました》
ステータス確認しとくか…
「《ステータスオープン》」
〖ヒイラギ ハヤテ 男 17 職業:開拓者
開拓レベル:2 称号:開拓者
HP:120/120 筋力:60/60 魔力:160/160
脚力:60/60 知力:80/80 運:45/45〗
「魔力高くない?」
『魔法に適性があるからじゃないかな』
「俺、魔法使えるの?」
『魔法系のスキルを獲得すれば使えるだろうね』
「マジか」
「そんなことより試練だよ試練」
《開拓者の試練 甲 》
《以下の魔物の内の一体を討伐せよ》
《魔土竜 蒼炎大蛇 ロックゴーレム》
「なんか全部強そうじゃない?」
『まぁ試練だしね』
「分岐試練って言ってたけど倒す魔物によって報酬が変わるのか?」
『そうだね、魔土竜なら採掘系のスキル、蒼炎大蛇なら魔法系のスキル、ロックゴーレムなら生産系のスキルって感じかな』
「魔法使いたいから蒼炎大蛇かな」
『いきなりハードなとこ選ぶね』
「そんな危険なのか?」
『炎と水系の魔法を使ってくるかなり手ごわい魔物だからね』
「万能ツールあればいけるだろ」
『まぁそうだね』
「じゃあ次の目標にレッツゴー!」