ある想い
私は忘れてしまった想い
あなたから教えてほしい
想いが枯れてしまったわたしのたったひとつの願い
あなたの愛を聴かせて
あなたの奏でる音は
まるで真夏の青空のよう
大きくて、美しくて、どこまでも広がる涼しい色
わたしはあたたかいのにどこか寂しげな
その輝きに惹かれるの
あなたの心はあなたのもので
あなたはその思いを青空の遠く
世界中を包み込むよう歌をうたう
そうしてわたしは、
そのあたたかくも哀しい想いに酔いしれて
苦しい心を溶かしてしまう
あなたの罪はいかほどでしょう
わたしの罪悪は…
月がすべてを連れて行ってしまったあとは
わたしはまたひとり
しかしそれを知ってしまったもの
そして失ってしまったものへと変わっているでしょう