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女の子の名前はミーナ

 翌朝、目が覚めると隣で女の子がすぅすぅと寝息を立てている。

 昨夜、風呂から上がってベッドに寝転んだら女の子はすぐに寝てしまった。

 その寝顔が可愛くて見とれてしまった。

「ンニュ・・・・・・。」

「おはよう、よく寝れた?」

 女の子はコクリと頷いた。

「じゃあ朝食を食べようか?」

「ウン!」

 僕と女の子は手を繋いで食堂へと向かった。

 食堂には同僚達が来ており僕を見るなりすぐに駆け寄ってきてあれやこれや聞かれた。

 女の子はちょっと驚いていたけど笑顔を見せていた。

 同僚の一部は何か幸せそうな笑顔で倒れたけどあえて気にしないでおく。

「そういえば、その子名前はなんて言うんですか?」

「それが無いらしいんだよ。正直なんて呼べば良いのか困っている。」

「やっぱり可愛らしい名前が良いんじゃないですか?」

「そうだなぁ・・・・・・。」

 腕を組んで考えてみる。

「・・・・・・『ミーナ』。」

 急に頭の中にポンと浮かんだ。

「うん、決めた! 君の名前はミーナ!」

「ミーナ? ナマエ?」

「うん、そうだよ。これからはミーナて呼ぶからね。」

「ウン!」

 女の子、ミーナは笑顔で返事してくれた。


 その後、僕は隊長に呼び出されて隊長の部屋にやって来た。

「コレ、俺からのプレゼントだ。」

 いきなり紙袋を渡された。

「なんですか、コレ・・・・・・って服じゃないですかっ!」

 入っていたのは女の子様の服がたくさん入っていた。

「昨日、かみさんに電話で話したら『だったら娘のお古をとってあるから差し上げるわ』て朝イチで送ってくれたんだよ。」

「ありがとうございます!」

「それから後6日は仕事はやらなくて良い。その間に身辺整理とかすれば良いし、例の女の子の相手をすれば良い。」

 本当に隊長は良い人だ・・・・・・。   

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