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手違いからの異世界生活  作者: ケーキ
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宿屋

 さて、ようやく街に入ることが出来たけどこの後はどうするか。お金にまだ余裕があるから先に宿屋でも探すか。


 そう思いヨースケは街をキョロキョロしながら歩いていく。こちらの言語は日本語に聞こえるが書かれている文字は全く違う。しかし、文字の下に日本語で字幕のように訳が表示されているので困ることはない。世界眼のおかげ何のだろうか?それともそういう風にされているのかは定かではない。


 宿屋を探しながら看板を見ていると10歳位の女の子が客引きをしていた。


「いらっしゃいませー。おいしいごはんがついたやどやですよー。いっぱくにしょくつきでだいぎんかごまいでーす。いらっしゃいませー。」


 可愛らしい声を出して一生懸命に叫んでいた。女の子を見ていると目があってしまった。


「そこのおにいさんどうですかー。ぜひとまってってくださーい。」


 名指しで呼ばれてしまったのでちょうどいい。女の子に話しかけることにした。


「ちょうど宿を探してたんだ。案内してくれるかい?」


「はい!ありがとうございます!」


 笑顔で女の子が宿まで案内してくれる。ついていくと直ぐに宿屋についた。


「ここがうちのやどです。すずめのとまりぎっていいます。なかへどうぞ。」


「ありがとう。」


 宿屋に入ると中にはいくつかテーブルがあり、その奥にカウンターと厨房があった。


「いらっしゃい。泊まりかい?」


「はい、この子に案内されまして。」


「そうかい。ルリ、案内ご苦労様。また頼むよ。」


「うん!」


 恰幅の良い女将さんが出迎えて女の子を褒めている。この子はルリちゃんって言うのか。


「それで、何泊するんだい?うちは一泊朝と夜のご飯が付いて5000ポルだよ。」


「そうですね。取り合えず五泊お願いできますか?」


「あいよ。じゃあ25000ポルだよ。」


「これでお願いします。」


 金貨二枚と大銀貨五枚を女将さんに渡す。


「じゃあこれが鍵だよ。202号室だからね。ご飯は朝は6時から8時、夜は19時から22時までに一階の食堂で取っておくれ。遅れたりしたら自分でなんとかしておくれよ。」


「わかりました。では。」


 鍵を受け取り202号室へ向かう。部屋は八畳位の部屋でベットとテーブルにイス。あとは水差しと木製のコップがあるくらいだ。


 中世ヨーロッパって聞いていたし異世界だからどんな部屋か不安だったけどこの感じなら大丈夫そうだな。あとは食事が心配かな。時間ってどうやって把握すればいいんだろう。電波ソーラーの腕時計をずっと付けたままだけどこっちの時間と会っているのかな?そういうとこも確認しないとか。一応情報によると一年は360日、一月30日で、一日24時間。今は4の月の23日。手元の腕時計によると時間は13時30分。元の世界と少し違うけど大体は同じ感じで時間が会っていれば時計はこのまま使えるな。


 宿は決まったし次は仕事でも探さないとだな。このままベットでお昼寝でもしたいところだけどそうもいってられないし。紙の束に書かれていたおすすめは冒険者になることってあったな。身分証も作れるみたいだし。おすすめにしたがったほうがいいだろう。ただ、冒険者って言うと多分魔獣とかと戦うんだよね。そんなことただの大学生に出来るんだろうか?戦うようなスキルもらったわけでもないのに・・・。


 考えてもしょうがないか。最悪バイクに乗ってれば無敵だと思うからバイクでひけば倒せるかな?


 


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