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手違いからの異世界生活  作者: ケーキ
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現状確認と入門

 この世界のことは大体わかった。そして生活していく上で重要なものがある。それはステータスとスキルだ。この世界にはステータスやスキルと言った概念がある。これによって生活が大きく変わる。取り合えず神様からもらったスキルオーブを使うことにする。


 スキルオーブに入ってるスキルの一つ目は無限魔力EX、二つ目は世界眼EX、三つ目は二輪操作EX。


 一つ目の無限魔力はステータスの魔力が無限になるものだ。ステータス上昇系のスキルの最上級に位置するらしい。

 二つ目の世界眼はありとあらゆる物、事象を見通すことができるスキルだ。未来なども見通すことができるスキルで、鑑定系のスキルの最上級に位置するスキルらしい。

 三つ目の二輪操作は自分の乗っていたバイクを魔道具とするもので、出したり消したりできるらしい。他にも様々な効果があり、壊れることは無くなくったり、今まで以上のスピードを出せたり、乗っている限りは怪我を一切負わなかったりと、乗っていれば無敵なのではと思うスキルだ。あとサイドバックがアイテムボックスと言うのに変わり、生物以外なら大きさ容量関係なくいくらでも入るらしい。しかも直接サイドバックに入れなくても念じれば簡単に出し入れが可能らしい。ガソリンは自分の魔力を使うらしく、多分このスキルのために無限魔力のスキルがあったのでは?と思った。


 また、スキルにはレベルが十段階あり、使っていくことに上がるそうなのだが、自分が持っているスキルは全部エクストラスキルといい、レベルが上がらないらしい。しかし、エクストラスキルと言うだけあってめちゃくちゃレアなスキルらしく、所持している人は少ない。


 スキルオーブを砕いた後は本当にスキルが手に入ったのか確認する。自分のステータスはステータスと念じれば自分だけにステータスウィンドウと呼ばれるものが見えるらしい。


 ステータス


【名前】嘉神曜介

【レベル】1

【体力】100/100

【魔力】∞/∞


【筋力】22

【耐久】19

【敏捷】24

【幸運】20


【スキル】無限魔力EX、世界眼EX、二輪操作EX


 無事スキルは獲得できたようだ。自分のステータスは初めて見たが魔力以外は多分普通だと思う。


 さて、これからどうやって生活するかだよな。自分が所持しているのは金貨10枚と大学の勉強道具。あとはバイクのサイドバックに毛布と非常食とアーミーナイフ。非常食は助かるしアーミーナイフも役に立つだろう。入れといてよかったと思った。


 現状確認も終わったことだし取り合えず西に向かって、街を目指そう。そこで寝床の確保となんとかしてお金を稼がなければ。



 西に向かってバイクを飛ばした。情報通り街が見えてきた。


 どうしようか、このままバイクで乗り込んでも大丈夫なのかな?中世ヨーロッパのような感じらしいしバイクのまま行くと目立つか、一旦ここらへんで降りて後は徒歩で向かうとするか。


 バイクを降り、バイクを消したら街に向かって歩く。外壁まで近づくと門に人が並んでいた。あそこから入るのだろう。他の人と同じように自分も並ぶことにする。


 周りの人たちの会話を聞いていると驚くことに喋っている言語が日本語だった。見た目は日本人のような人は一人もいないのにだ。少し違和感があるがコミュニケーションが取れそうなので安心する。さすがに会話もままならないとどうしようもないからな。


 しばらく並んで待っていると自分の番が来た。


「次のやつ。」


 鎧を着た門番の人に促される。


「見ない格好をしているな。まぁいい、身分証をだしてくれ。」


 身分証。財布の中に免許や学生証があるがそんなもの出しても意味がないんだろうな。しょうがない。嘘でもついて乗り切るしかないか。


「すいません、身分証を無くしてしまったみたいで。」


「そうか、少し待て。」


 詰所に戻って一枚の紙を持ってまた戻ってきた。


「身分証がないと少々めんどくさい手続きになるがいいよな。無くしたやつが悪いんだし。」


「かまいませんよ」


「では、名前とこの街に来た理由を言え」


「名前はヨースケといいます。この街に来た理由は世界を旅していまして、その途中でここに寄りました。」


「ヨースケだな。来た理由は旅の途中か。旅の途中にしては変わった格好をしているな。」


「自分の住んでいる所の衣装なんですよ。」


「そうか、まぁいい」


 その後もいくつか質問されたが適当に答えておいた。多分大丈夫だろう。


「ふむ、質問はこれくらいでいいだろう。最後に通行税だが身分証がないから5000ポルだな。」


 以外と高いな。身分証があればもっと安かったのだろうか。


「わかりました。これでお願いします。」


 そう言ってポケットから金貨をだして門番に渡す。


「ふむ、でわ大銀貨5枚の釣りだ。後これが仮の身分証になる。無くすなよ。街に入ったらまた身分証を作ることだ。では、通っていいぞ。」


「ありがとうございます。」


 お釣りと仮の身分証を受け取りようやく街に入れるようになった。

誤字脱字ございましたら教えてください。


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