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【箱】詩

I'm Here.

作者: FRIDAY


 始まりは 君とふたり

 手を繋いで ただ歩いてた


 右も左も不安ばかりで

 前も後ろも不安定だけど


 君の手のぬくもりは確かで

 だからどこまでも行ける気がした


 「僕はここにいる」 世界に叫ぶよ

 何処に行ってしまったかわからない

 何処かに必ずいる君へ


 「僕はここにいる」 だからきっと聴いていて

 君の声が響くまで 僕は叫びを絶やさないから



 いつの間にか 僕はひとり

 握る手のひらには 何もなかった


 「ちょっと怖いな」 力を込めた手

 握り返してくれる君はいない


 いつしか僕と歩いてくれる誰かがいる

 ひとりじゃない僕は ひとりぼっちの君を探す


 「君はどこにいる」 世界へ問うよ

 終わりの見えないこの空を

 どこかで見上げている君へ


 「僕はそこへ行く」 だからきっと応えてほしい

 君の声の始まる場所へ 僕は走り続けるから



 気が付けば みんながいた

 君が全てを 繋いでくれた


 僕はずっと 気付いてなかった

 君がずっと 傍にいてくれたこと



 「僕はここにいる」 君に誓うよ

 君ともう一度繋いだ手を

 そっと握り返してくれる


 「君とここにいる」 君と一緒にいる

 君と僕とで隣り合って

 いつまでも笑っていよう



 僕たちはここにいた

 

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