第十八話「ヘルム軍始動開始」
‐レインボータワー エントランス
ショチピルリ「なんだか暗いな…元々こんなに暗かった…かな」
ポセイドン「いや、ここの塔はたしか」
ゲブ「太陽の日差しが差し込み魔物の入れぬ塔だったはずだ」
ショチピルリ「なら、魔物の仕業なのか」
ゲブ「あり得るな…ここの精の力も感じられん…」
シュン「何か感じる?」
ショウ「俺は特に…」
カイ「…なんか…どんどん力が失われていくものがいるみたいだ」
ポセイドン「それがライトなら…ここは危ないよ~」
ショチピルリ「なら、探すぞ。早く…」
ヨロク「これはこれは、お客様か…」
シュン「だ、誰だ!?」
ヨロク「そんなに構えないでください…」
ショウ「いつでも戦える準備を」
マキア「戦う?そんな野蛮なことはしないわよ」
カイ「2人もいるのか…!」
パリス「3人…だよ」
マキア「あんたはいてもいなくても変わりないんだから…実質2人よ」
パリス「マキアさん…!」
ヨロク「コラコラ…2人とも」
シュン「なんなんだ?」
ヨロク「私は上等兵ヨロク。私たちヘルム軍のリーダーを務めています。ボスは現在不在の為にこうして対処しているのであります」
カイ「ヘルム軍?」
ショウ「軍のわりには3人なのか」
ヨロク「それだけ、ボスは私たちの強さを認めてくださり、3人でも十分な軍として活動できるとご判断したのでしょう…」
マキア「一等兵マキアよ」
ゲブ「軍なるものに女もいるのか」
マキア「あら、オジサマ…女だからって見くびってちゃ駄目よ?」
パリス「そうですよ。下手したらヨロクさんよりも…」
マキア「何か言ったかした?二等兵パリス!」
パリス「いえ、なにも…」
シュン「…漫才師じゃないよな?」
ポセイドン「確かに面白いけどね~」
ショチピルリ「しかし、こいつらは魔物に違いない…」
ヨロク「仰せの通り、私たちは魔物です。しかし、ここで何をするかなどはいまだに指示がありません。塔を壊せなど何も言われてないのです」
カイ「まぁ、悪い魔物である以上は…俺たちが倒すけどね」
マキア「へぇ~やけに自信たっぷりね?」
ショウ「特にそこの女性は…悪のオーラが強いですからね」
マキア「言ってくれるわ!」
‐マキアは武器である鎌を取り出した
ヨロク「マキア!」
マキア「あー、イライラが収まらないわ」
シュン「さて、まずはお前からか」
ヨロク「マキア!やめろ。無駄な争いはよすのだ」
マキア「チッ…ヨロクさんの命令なら仕方ないわ」
ショウ「やらないのか?」
マキア「私は一等兵。ヨロクさんは上等兵。逆らえないわ」
パリス「階級にこだわるんですね」
マキア「当たり前じゃない」
ヨロク「まぁ、そこまでにしておけ。お客様の前だ」
マキア「わかりました」
ヨロク「ヘルム軍は始動しました…ですが、まだ指示が出ていないため何をすることもできません」
ショチピルリ「軍は上の者の命令に忠実なんだな」
ヨロク「そうです。まぁ、何もない塔ですが…どうぞご覧下さい」
シュン「それじゃ上に行こう」
カイ「そうだな」
ショウ「それじゃ」
ヨロク「…フフフ…計画通りですね」
マキア「あとは、兵長の命令が出れば…」
‐???
ヘルム「…魔王様…」
魔王様「ゴースも、ギヴァラも。ヤマタノオロチも貴様の父親も…すべて神や妖精に負けた。今回は子供の人間にだ!」
ヘルム「はっ」
魔王様「貴様は妖精を痛みつけた。良いぞ」
ヘルム「ありがとうございます」
魔王様「この調子で攻め続けるのだ。ささ、うたげの準備を」
ヴィヴァ「(…レインボータワーはシュンによって守られる…か。できるだけヘルムをこの場に長居させねば)」




