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プロローグ

はじめまして、かがみいんでございます。


今回、恋愛モノでいかせていただきます。

時は、とある年の新たな生命の種が芽吹く春の季節。

宇宙には、いくつもの惑星がある。

代表的な惑星は、地球という惑星で、森や海などの自然があり、生命体がたくさん存在し、美しい惑星である。


そんな地球を狙う、未確認飛行物体に乗っている地球人の容姿に似た生物。名を、「ジェーヴァチカ星人」。地球では、そのジェーヴァチカ星人が住んでいるとされる、「ジェーヴァチカ星」という惑星を発見出来ていない。


いや、出来ないと言っても過言ではないのだ。

何故なら、ジェーヴァチカ星は、地球の科学やら文明がスゴく進み、自らの惑星を他の惑星に住んでいる宇宙人に知らされないように、惑星全体を透明に出来る技術を用いて、肉眼や何らかのレーダーによる発見さえも遮ってジェーヴァチカ星を守っていたのだ。


そんな技術を持っているジェーヴァチカ星人は、今回地球を侵略する為の計画を立てる為、未確認飛行物体の中にある会議室に、全てにおいて優れた七人のジェーヴァチカ星人が所狭しと集まり、そのリーダーらしきジェーヴァチカ星人の女性が六人の前に立ち、ホワイトボードに『地球侵略計画』と書き


「はぁい。これから、地球を侵略する為に計画を立てたいと思いま~す」


のほほんとした美しい声で会議室に響きわたる。リーダーらしき女性は、日本人のような容姿で、長い黒髪をなびかせ、顔は綺麗に整っていて、胸は大きいわ、クビレは細いわ、お尻も大きいわという世の男性を翻弄出来る妖艶な女性。


「何か、案がある人は、挙手をどうぞ~」


リーダーである女性は、六人の可愛らしい女の子を見渡す。ジェーヴァチカ星人は女性のみしかおらず、女性だけでも子供が出来るような身体の仕組みを持っているので、何ら支障はない。故に、男性という存在は知らないも当然なのだ。


「はいはいはいっ!」


一人の小さくて可愛らしい女の子が元気良く挙手して、リーダーに猛アピール。リーダーは、その女の子を指名して、女の子は立ち上がり。


「はい。地球にいるニンゲンをいーっっぱい殺して、私達の存在を思い知らせて、服従させるっ。そして、地球は私達のモノにするっ」


とんでもない発言をする女の子。だが、皆は、うんうんと頷いてその女の子の意見を認める。


「うん。それで決定ね~。でも、いきなり私達が地球を侵略したら、ニンゲンは可哀想でしょ?だから、まず殺すニンゲンを適当に一人決めて、そのニンゲンを殺しましょう~。ニンゲンの戦闘能力を調査するのも必要だしね~」


リーダーの女性は、ホワイトボードをコンコンとノックし、ホワイトボードからパソコンが現れた。そのパソコンの映像が七人に見えるように、会議室の中心に映像を送り、七人はそれを見つめる。


「ふむふむ。名前は、九重ここのえゆう。住処は日本で、高校生という職業に就いているらしいわ~。では、このニンゲンを殺すのは一人で十分だから、そうね・・・キミに決めたっ!やれるわよね?」


リーダーの女性は、指を差し、その指名された黒のフードを被り顔や身体つきを隠すコートを着こなした女性は、立ち上がり


「はい。では、今からでも行動します。それでは、ターゲットの首をここに持ってきて、帰還します。」


淡々と殺す事を宣言。彼女達は、侵略者なので、宇宙人を容易く殺す事も可能な訳だ。


「うんっ、よろしい。どんなに遅くても1ヶ月以内で殺してくれない?ただし、残酷な殺し方はやめてね?私達、ジェーヴァチカ星人の評価が下がっちゃうから~。それと、地球では自分の事を夕崎ゆうさきうるうと名乗るように」


「はい。大きな外傷を付けずに殺します。それでは、ミッションを遂行します。コードネーム、ザドキエル行きますっ」


フードを身に纏った少女は、姿を消し、地球にある日本という地へと瞬間移動した。ジェーヴァチカ星人が開発した『どこでも行けるくん』という携帯電話に似たアイテムで経緯や座標等を入力して、その名の通り、惑星・宇宙のあらゆる所にどこでも行けるという優れ物。ネーミングセンスがないジェーヴァチカ星人で、いろんな惑星で有名な事は、ジェーヴァチカ星人は知らない。


「ふふふっ。行ったわねぇ~。では、あの子が帰ってくるまで、ババ抜きでもしましょうか~」


『わぁいっ』


リーダーの一言で、無邪気な笑みを浮かべて喜ぶ女の子達。その女の子達の正体は小さな可愛らしい幼女だったり、可愛らしい少女だったり、セクシーでグラマーな女性だったりもする。だが、精神面はまるで子供なのだ。ババ抜きでも楽しいと感じてしまう。


「むぅ?!ババだ~っ!やられた~」

「えへへ~。やったぁ~」


少女達は、一人の仲間の帰りを待つ為に、いつまでも仲良く遊んでいくのであったーーー。


ちなみに、未確認飛行物体の名は『ノア』と名付け、組織の名前は『ないとめあ』だという・・・いかにも子供がつけそうな名前だ。


ーーーーーーーーーーーーー


オレの名前は、九重ここのえゆう。至って普通の人間だ。

オレは高校に入学し、しばらく高校生ライフを過ごし、平均よりやや上な成績を残し、学力・体力共に平均より上な高校一年生であるオレは、とある女性に恋をした。


そんな恋をしたオレは、教室に入って、窓際に座り、外側を見る振りをして、視線をある方向へと移す。


「うふふふっ。それでねぇ~?」

「うんうんっ」


オレは、ある女性ばかりを見て、その女性を目で追っていた。顔は綺麗に整っていて、髪はサラサラとした黒髪なんだけど、その髪型は三つ編みという堅苦しい・・・でも、そこが可愛いんだ。


それに、む、胸は少々大きくて、こ、腰も細くて、お、お尻もちょっと大きいという男性を惑わせるような体型を持ち合わせていたんだ。

それに、成績優秀、性格も優しいときた。完璧な女子だ。


名前は、濱田はまだ利香りかさん。小学校からずっと同じ学校に通っていた人物。その人物にオレは一目惚れしてしまった。濱田さんとはオレとちょいちょい話かけるのでそこも好きな所と言えるだろう。

 そんな恋に悩むオレの他にも、その濱田さんを好きな男性がいるという情報がオレのクラスにいる男子間に広まっていた。つまり、濱田さんはマドンナ的存在なのだ。

そんなマドンナ的な存在の濱田さんは女友達と楽しげに話していた。オレの日常は濱田さんを見ないと始まらないと言っても過言ではない。


「あ、こらっ!」


濱田さんは大きな声を発したので、何事かと濱田の方を見ると、髪型が変わった。サラサラのストレートヘアーになったんだ。

いつもは三つ編み姿しか見てなかったけど、ストレートヘアーを見たオレは幸せ者だっ!よし、今日、告白しよう!もう、決意したぞ!


「もぉ~。三つ編みを編むの、めんどくさいのに~。めっ、でしょ~?」


濱田さんは口を尖らせて、文句を言う。いちいち可愛い仕草に心惹かれてしまうオレ。本当に可愛いなぁ~。


「おっす、九重。またあの人を見つめているのか?」


オレが和んでいるとオレの友達が前の席に座ってオレに話しかける。その友達の名は、桐島きりしまさとし。野郎なので、特徴なんてどうでもいいだろ?それに、オレのような平凡的なヤツなのだ。

いや、そんな事より、濱田さんが見えないじゃないか。


「ち。オレの視界から消えろ。見えねーじゃねーか」


「ちょっ!ヒドくね?!登場早々にお前、性格悪いって!嫌われるぞ!」


オレは舌打ちして文句。桐島はツッコミ役なのでつっこむ。この桐島とは小学校からずっと一緒で腐れ縁なのだ。はぁ、もしも、それが女子ならば甘酸っぱい青春を謳歌出来るのだが、何らかの手違いでオレの春は今も来ないのだ。


「へいへい。お詫びとして、これを授けよう」


オレはポッケを探り、ある物を手に取り、桐島に与えた。


「こ、これはっ!って、レシートじゃねぇか!反省しているのか?!これで!」


桐島はレシートをべしっとオレの机に叩きつけ、激怒。だが、いつもこんな感じで楽しんでいるので、今でも友達の関係は崩れない。


「いや、ほんとーに、反省しているんだって。オレはお前が居ないと幸せを感じないって。例えるなら・・・」


「お、おう。告白っぽい話だけど、告白しないよな?」


桐島はごくりと息を飲む。教室内はしん、と静かになっている。オレは口を開き、桐島の有り難さを桐島自信に伝える。


「ドリンクバーで色んなジュースを混ぜたら、美味しい謎のジュースが出来上がったような幸せを感じたんだ」


「それ、嬉しがればいいの?!」


桐島のツッコミは炸裂。オレもそんな事を言われても嬉しいとは感じない。でも、友達である事は証明しているだろう。


「ふふふっ。面白いねっ。九重くんっ」


「「おわぁ?!」」


オレ達が雑談していると、三つ編み姿へと変貌した濱田さんが乱入。微笑みを浮かべてニコニコ笑う濱田さん。いつもいつも、男女問わず話しかけてニコニコ笑うので、人気の一つとして挙げさせてもらおう。


「何さ、人をバケモノみたいに。失礼なヤツだね~。ふふふっ」


「ご、ごめんなさい、濱田さんっ。ほら、九重も謝れっ」


桐島は濱田さんに深々と頭を下げて、反省。オレも謝れと言うのだが・・・一応、謝っておく事にした。


「おう、こんなに頭を下げているから、許してくれないか?濱田さん」


オレは頭を一ミリも下げずに謝る。


「全っ然、反省してねぇだろ!頭下げてないし!」


オレの行動にいちいちツッコミを入れる桐島。オレはボケ役ではないが、こいつのツッコミを聞かないと落ち着かない。


「ふふふっ。許してあげるよっ、九重くんっ。ふふふっ♪」


濱田さんは無邪気な笑みをオレに見せてくれた・・・もう惚れた。完全に惚れたぞこの野郎。マジで告白してやんぞ?オレ、やってやんよっ!


「そうかい。ありがとよ、濱田さん」


オレはニヤケ顔を隠しつつ、内心ドキドキしているのを表に出さず、放課後、濱田さんに告白しようと決心したのであったーー。


インベーダー(Invader)とは、英語で侵略者、侵入者のこと。他国からの移民者と言う意味も持ちますね。





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