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#1・うましかもの

 突然美少女が駆け込んできて、そのまま居候。男子諸君の誰もが憧れてやまないイベントである。

 しかし、現実は非常。そんなことが起こるのはアニメや漫画、ライトノベルの世界ぐらいだ。一方で誰もがそう割り切って生活している。

 ここの少年もそんな一人だ。浮倉工業うきぐらこうぎょう高校、材料科の二年生、大内義成おおうち よしなり。高校に入ってから、高校から徒歩10分という好位置にあるアパートに下宿をしている。周囲は大家を含め年頃の女性ばかり。これがラブコメなら恋愛フラグの一つや二つ立ちそうなものだが、一年経っても何も起きやしない。彼女たちとは友人関係ではあるが、それ以上は期待できそうにない。

 所詮物語は物語である。ようやくそう悟り始めた今日この頃だ。季節は春。春は出会いの季節だが、工業高校、それも機械系にいる義成に起きることはまずないイベントである。男だらけの教室は気楽でいいが、このまま高校生活が終わりそうで切なくなる義成だった。

 そんなある日、義成は家路を辿っていた。進級早々の課題残業で、周囲はすでに陽が落ちている。製図ぐらい真面目にやればよかった。そして残業中もふざけてないでさっさと終わらせればよかった。いくらそんなことを考えても、後の祭り。

 ふと、電柱の傍に人影があった。この周囲は家と田んぼしかない閑散とした住宅地である。不思議に思った義成は、電柱の傍に近付いてみる。

「……はうあ!」

 思わず叫び声が上がった。

 面食らったのも無理はない。電柱の傍の人影は、少女、いや、幼女だったからだ。そして彼女は電柱の傍に倒れている。

 すわ重大事件か。義成は慌てて周囲を見渡すが、周囲には病院もなければ交番もない。周囲にあるのは河合荘かわいそうだけ。

 そう、義成が住んでいるアパートである。

 とりあえず介抱しなければ。義成は少女を抱えてアパートの敷地に入る。義成の部屋は二階にあるが、それよりも敷地内に入ってすぐにある大家の部屋のほうが近い。幸い部屋の電気は点いている。

白鳥しらとりさーん!! 大変だーーーッ!!」

 そんなことを言いながらチャイムを連打する。しばらくしてから扉が開いた。

「うるさいなぁ。何が大変なんだ。とうとうポリス沙汰かい?」

 中から出てきたのは眼鏡をかけた女性。長身であり、大き目のTシャツにハーフパンツのみというラフな服装だ。河合荘の大家である白鳥遼しらとり りょうである。義成とは法事でしか会わないような遠い親戚である。

「んな訳ねーだろ! これ見ろ、これ!」

 義成は抱えている幼女を大慌てで指差す。それを見た遼はあからさまに顔をしかめた。

「うわ、誘拐とか……。さすがのあたしもそれは引くわ……」

「んな訳ねーだろ!! そこに倒れてたんだって!!」

「ってことは襲ったの?」

「んな訳ねーだろ!!! どんだけ信用ないんだよ!!」

 ネタだってことはわかるが、だんだん苛立ってきた。本気で慌てている義成の様子に、遼の顔つきは真剣になった。どうやら本気になったようだ。

「冗談はさておき、とりあえずは様子見よっか。部屋ん中に寝かせてくれる?」

「ほいきた!」

 義成は部屋に上がる。中は女性の、それもアパートの大家の部屋とは思えないぐらい散らかっていた。ズボラな性格である。

 とりあえず空いているスペースに幼女を寝かせる。明るい場所で見て見れば、彼女はなかなかの美幼女である。しかも金髪ツインテール。これで吊り目なら完璧に義成のストライクゾーンだ。

 これはフラグの一本でも立つかもしれない。そっち方面ロリコンの趣味がある義成は淡い期待を抱く。

「可愛い子じゃん。ギセイちゃん、期待してるでしょ」

「してないと言えば嘘になるな!」

 そして、義成の趣味はバレている。先程のやり取りも、義成の趣味を受けてのものだ。なお、ギセイとは義成のあだ名だ。音読みしただけであるが、中学生の頃から使われ始め、今では完全に定着している。

「怪我とかはしてなさそうだけど……」

 幼女の衣服に乱れはなく、出血もない。それで倒れていたのなら、何か病気でもこじらせたか。遼はとりあえず濡らしたタオルを幼女の額に置いた。

「う……ん……」

 濡れタオルの感触で、幼女は目を覚ました。ゆっくりと上体を起こして、周囲をきょろきょろと見渡している。顔色は悪くない。

「お、目ェ覚ましたね」

「気分はどーだ? 大丈夫かー?」

 幼女が目を覚ましたことで、義成と遼は安堵のため息を漏らす。とりあえず警察沙汰は避けられそうだ。

 ちなみに吊り目である。金髪吊り目にツインテール。義成は心の中でガッツポーズを取った。

「……ここは?」

「あたしん。ついでにあたしは白鳥遼、コイツが大内義成。あんたを運んだ奴」

「細かいことはわかんないが、いやーよかった。最初は何事かと思ったけどな」

「そーですか。ありがとうございます。いやはや、あなた達は命の恩人です。神様です。正義超人です」

「正義超人って、古いネタ知ってるわねぇ」

 幼女が深々と頭を下げた。すると、腹の音が鳴る。音の出所は幼女の腹だ。義成と遼は思わず吹きだした。

「何、お腹空いてるの?」

「まさか、腹が減ってたから倒れたとか」

 義成は冗談のつもりで言ったのだが、幼女が頭を下げた。どうやら図星のようだ。義成と遼は顔を見合わせる。

「……全く、人騒がせな子だね。しゃーない、何か作ってやるわ。連絡先はその後ね」

「いやー、すみませんすみません」

 遼が台所に消えた。幼女と二人っきり。その状況に思わず胸が熱くなる義成である。

「おおうちよしなりさん、ですか。どうもありがとうございます」

「おー。ちなみに大内は大きいに内外の内、義成は正義の義に成功の成な。あんたは?」

花房乱子はなふさ らんこです。花は咲いてる花、房は乳房の房……」

 何気ない自己紹介かと思ったら、とんでもない単語が聞こえた。義成は思わず吹きだす。

「ちょ、仮にもちっちゃい子が乳房とか言うなよ!? せめておっぱい……」

「それじゃ漢字わかんないでしょーが。それにエロい幼女って需要ないですか?」

「うん、あんまりないな」

 ちょっと、いや、かなり変わった子だ。いくら可愛くてもこれでは萌えない。

「乱子は乱れる子って書きます。いやらしいでしょう」

「まぁ確かにいやらしいな。乱子ちゃんの知識の乱れは子供とは思えず、嘆かわしいが」

「おお、うまい」

 乱子が拍手した。義成としては適当に言ったことが褒められて、なんだか恥ずかしい。

「いや、ちょっと優しすぎだろ!?」

「だって大内さんは命の恩人ですよ。神様ですよ。正義超人ですよ」

「いちいち長ぇよ! 命の恩人だけで事足りるだろ!」

「じゃあ悪魔超人? 不良がいい事すると凄くいい奴に見えるっていう。いわゆる一種のツンデレ。殴り合い友情なう」

「俺の言葉は心に届かなかったかなぁ!?」

「はいそこ、漫才切り上げる」

 二人の会話を遮るかのように、遼がカップラーメンを持ってきた。それを見た乱子はあからさまに落胆の色を浮かべる。

「……何か作るって言ってませんでした?」

「作ったわよ。お湯沸かして、ラーメンにスープとかやく入れて、お湯注いだ」

「それは料理って言いませんよ!?」

「いや料理だろ」

 なんだか粗末な扱いに激昂する乱子だったが、そこに男子高校生である義成の援護射撃。

「ねー」

「なー」

「くっ、このズボラどもめ……ずるずる」

「結局食ってるじゃねーか」

 しばらくして、乱子はカップラーメンを食べ終えた。容器の上に割箸を並べて、手を合わせる。

「ごっつぁんでした」

「それで、親御さんの連絡先は? きっと心配してるよ」

 最初の目的を果たすときがきた。遼が電話に向かい、受話器を上げる。しかし、乱子は頭を下げた。

 そして、重苦しく口を開く。先程までの調子とは明らかに違う、深く沈んだ声。

「……私、帰る場所なんかないんです」

「「!?」」

 義成と遼は思わず顔を見合わせた。声の調子は、ただの家出とは思えない。どう考えても警察沙汰になりそうな雰囲気である。

「私、両親から毎日のように暴力を振るわれてて……。お腹が空いてたのも、そのせいなんです。食事もろくに与えてくれなくて、お母さんからは暴力を振るわれ、お父さんからは性的な意味で暴力を振るわれ……」

 乱子の声は震えていて、聞こえてくるのはあまり聞きたくない言葉の羅列。

「……白鳥さん、これ、ヤバいんじゃ……」

「だな。児童相談所か、それとも110番か……」

 目的変更。遼は受話器を置いて、電話帳を開いた。探すのは一番近くにある児童相談所。一方で義成も、携帯で児童相談所の検索を始めた。

 その二人の様子を見た乱子は慌てて顔を上げる。

「なんて設定はどうですか?」

「「は?」」

 二人の手が止まった。

「そんなことになってるわけがないじゃないですかー。やだなもう、ウソをウソと見抜けないとー」

「「殺す!!」」

 乱子のふざけた口調で、二人は怒りに打ち震える。二人が拳を固く握り締めて乱子に詰め寄ったことで、乱子は恐れをなして後ずさった。

「お、落ち着きましょう……?」

 考えてみれば、大人二人で子供を殴りでもしたら、それこそ警察沙汰だ。二人は怒りを鎮めるかのように深呼吸をして、乱子の前に座った。それにしても面倒な娘である。

「で、本当の連絡先は?」

「それですけど、私、実はこういう者でして」

 乱子はおもむろに自分の髪の毛を掴むと、そのまま上に引っ張った。

「「はうあ!!!」」

 二人が面食らったのも無理はない。

 乱子の首が外れたからだ。義成は自分の目を疑った。遼も両目を擦っている。

「私はいわゆる『デュラハン』なんですよー」

 オーケー。これは夢だ。デュラハンなんて、RPGの敵やホラー映画でしか見たことない。それもみんな男の騎士だ。幼女のデュラハンなんか聞いたことがない。

 なんて思うものの、目の前には幼女のデュラハンがいるのである。懐をつねってみると、普通に痛い。ということは夢じゃない。

「この花房乱子、一命を救われた恩義は忘れません。恩返しさせていただきます!」

「いやちょっと待て!! 家はないのかよ、帰る家は!!」

「それがですね、予備の体を置いてたら追い出されちゃいまして。失礼な話ですよ。まるで人を猟奇的殺人者みたいに」

「いや、首のない体が部屋の中にあったら、誰でも猟奇的事件と思うでしょ。っていうかポリス沙汰になってないのが不思議なぐらいだよ」

 慌てている義成とは違い、遼は落ち着いている。人生経験の差か、はたまた驚きという感情まで大雑把なのか。

「まぁとにかく! 恩返しをしないと気がすみません! いや、させてください! いいんですよ、性的な意味ででも!」

「性的な意味でって、誰が首無し幼女に欲情するか! 上級者向けすぎるだろ!!」

「まぁ、してる最中に首が取れたりしたら目も当てられないなぁ……」

 なんだか普通に会話しているが、よくよく考えてみれば乱子の首は彼女の胸元にある。生首が喋っているのだ。正直、大声を出さないとやってられない。

「……ギセイちゃんロリコンだから、恩返ししてもらいなよ」

「はぁ!? 勝手に決めるなよ!!」

「やった、義成さんならいいですよ、私!」

 乱子が義成に抱きついてくる。相手が普通の幼女なら胸が熱くなるが、生憎首の無い幼女である。おぞましくなりこそすれ、ときめきはしない。

「離れんか、オゾ(まし)いッ!」

「いいんですよ、氏賀○太の漫画みたいなコトしても」

 乱子の体は義成に抱きついているが、首はその辺の床に転がっている。そして声は首から聞こえてくる。軽く混乱してきた。

「何の話だよ!?」

「……いや、アレはやっちゃダメだろ……」

「とにかく離れろっ!!」

 義成は乱子を無理矢理引き剥がし、彼女の首を体に載せる。

「よし、この状態でさっきのをもう一回」

「義成さんがお望みとあらば」

 今度は首のある状態で乱子が抱きついてきた。首さえ乗っていれば、乱子は普通に可愛い。義成は思わず胸が熱くなった。

 喜んでいる義成を見て気を良くしたのか、乱子は義成の胸に顔をすりすりとこすりつける。

 神様ありがとう。お母さん産んでくれてありがとう。俺は今この瞬間のために生きてきたんだ。

 義成は心の中で全力でガッツポーズを取った。

「……うわぁ、首の有る無しであんなに態度変わるとか、さすがに引くわぁ……」

 なんだか遼が引いているが、そんなこと関係ない。喜べるときに喜ぶまでだ。

「あっ」

 その喜びもつかの間、乱子の首がもげた。

「はうあ!!」

「あはははっ!! ざまぁ!!」

 驚き、そして落胆する義成と、その様子で爆笑する遼。遼の中では首もげがコントのオチみたいになってきているのだろうか。

「いいんですよ、コミックL○に載ってる漫画みたいなコトしても」

「この状態でやれるか、馬鹿生首!!」

 義成は乱子を無理矢理引き剥がし、彼女の首を頭に載せる。

「よし、この状態でならできる!」

「この話をR18にするつもりか、馬鹿」

 遼が義成の頭をはたく。遼の突っ込みで、義成はなんとか正気に戻った。

「しかし、そこまで恩返ししたがるってことは、何か裏があると見た」

「ぎくっ」

「さっき追い出された、とか言ってたねぇ。それで行き場がなくなったから無理矢理住み込もうと……」

「いいんですよ、児童ポルノ法に抵触するようなコトしても!!!」

 遼の言葉を遮るかのように、乱子は無理矢理大声をあげた。この反応、図星なんだろう。人騒がせな娘である。

「まぁ気の毒だし、ギセイちゃんのとこには住み込んでいいよ。面白いし」

「はい!?」

「やった!!!」

 突然の展開に驚く義成をよそに、乱子は大喜びして義成に抱きつく。胸が熱くなる義成だったが、乱子の首がまたももげたことで正気に戻った。

「いや待て!! なんか俺の知らないところで話を進めるな!!」

「大家権限。封建社会よ、ここは」

「なら俺は革命を起こすぞ!! 民主主義をくれ!! 暖かいパンとスープをくれ!!」

「いいじゃないですか。私、相手は選びますよ。義成さんなら『アリ』です」

「俺は『ナシ』だよ!!」

 こんな面倒な娘を住ませてたら、何が起こるかわかったもんじゃない。義成の強い口調で、乱子は俯いた。

「……そう、ですよね。私みたいな面白生首、誰だって『ナシ』ですよね……」

 自分で面白とか言うな。そう突っ込もうと思ったが、乱子の沈んだ声は、その突っ込みを封じるのに十分だった。

「……ごめんなさい。ご迷惑、おかけして」

 乱子は立ち上がると、深々とお辞儀をした。目尻には涙が見える。

「でも、久しぶりに他人とお話して、とっても楽しかったです。ありがとう……ございました。ラーメン、おいしかったです」

 そのまま出口へ向かっていく。

 迷惑は去ってくれた。だが、義成の心には何かモヤモヤしたものが残っていた。それは親切心ゆえか、ロリコンとしての下心か、それとも義成自身も知りえぬ感情か。

 気付いたら、玄関で靴を履いている乱子の腕を掴んでいた。

「……待てよ」

「……義成さん?」

「俺は『ナシ』とは言ったけど、『ダメ』とは言ってねぇよ」

「……え?」

「恩返ししないと気が済まないんだろ? いいんだよ、鶴の恩返しみたいなことしても」

「それ、途中で出て行かなきゃいけないじゃないですか」

「うっせぇ、細けぇこたぁいいんだよ!!」

 なんだか恥ずかしくなったから、乱子の頭をはたく。頭が取れた。

「わっ!?」

「悪かった、ほら。」

 それをキャッチし、乱子の体に載せてやる。乱子は少々ぼーっとした表情を浮かべていた。

「……わかりましたっ!! ぜひとも恩返しさせていただきますっ!!」

 乱子が義成の手を握る。なんだか気恥ずかしくなって、思わず頭をかく義成だった。

「はいはい、話がまとまったところで撤収ー。事情が事情だから、その子のぶんの家賃はいらないから」

「そりゃ助かる」

「義成さん、話がまとまったところで、ちょっと名前を書いていただけます?」

「ん? これにか?」

「はいですよ」

 乱子がおもむろに紙とペンを取り出したので、義成は深く考えず、それにサインをする。

「これでいいのか?」

「……書きましたね?」

 乱子が意地悪く笑った。そう、とてもとても黒い笑みを。

「これで契約書にサインは済みました。以降、大内義成は私、花房乱子を自宅に住ませること!」

「はぁ!?」

「うっわ、どこぞの外人部隊かよ」

 乱子が紙を広げると、そこには契約書があった。何があろうと、花房乱子を追い出さないこと。要約するとそんなことが書かれている。

「計画通り……」

「おい待て、さっきの涙は芝居かよ!?」

「気をつけよう。甘い言葉と、おいしい仕事」

「待て、ブンナグルス!」

 そんなことを言いながら、乱子は遼の部屋を飛び出した。義成は急いで靴を履いて乱子を追う。騙された怒りが渦巻いている。今なら体重の乗ったパンチが打てる。

 乱子は義成の部屋の前にいた。

「さっきは騙してすみませんでした、ヨシナレス」

「すみませんでしたで済むかよ。あとギリシャ風に言うな」

 一発ぐらい殴ってやろうかと思っていたが、美幼女である乱子の姿を見ると、殴る気が失せてしまった。ロリコンである以上、幼女を殴ることはできない。

「でも、さっきの言葉にも、ホントのことは混じってますよ」

「とりあえず聞いてやる」

「義成さんなら『アリ』ってトコですよ」

 乱子が意地悪っぽくウィンクを浮かべた。その仕草に、思わずドキッとした義成である。

 いや待て。ドキッてなんだ。デュラハンだから、面白生首だから、相手。

 セルフ突っ込みを済ませると、義成は部屋の鍵を開ける。

「まぁ……契約は契約だもんな。仕方ない、入れよ」

「えへへ、じゃ、よろしくお願いしますっ」


 突然美少女が駆け込んできて、そのまま居候。男子諸君の誰もが憧れてやまないイベントである。

 望んでいた形とは少し異なるが、義成は憧れのイベントを起こすことができた。

 これが一連の騒動の始まりだとは、このときは思いもよらずに。

読んでいただき、ありがとうございました。

久々の新作です。っていうかこんなの書いてる暇あったら別の話書けよって話ですが。


これは気が向いたら更新します。

基本馬鹿話なので、あまり期待はしないでいただきたいですw

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