モノローグ
私たちはいつの間にか、この世界を「分かりきったもの」として処理して生きています。
朝が来れば太陽が昇り、地面は固くそこにあり、時計の針は一定の速度で未来へと刻まれていく。それは疑いようのない「現実」に見えます。
しかし、もしその確信が、ほんの表面的な「思い込み」だとしたらどうでしょうか。
今、物理学の最前線では、これまでの常識を覆すような景色が語られ始めています。「空間は幻かもしれない」「時間は後から生まれてくるものだ」「私たちは投影されたデータである」……。それらは決して夢物語ではなく、緻密な数式の先に見えてきた、この宇宙の「真実の候補」たちです。
私は学者ではありません。けれど、一人の人間として、この世界の手触りにずっとある種の「違和感」を抱いてきました。そして、最先端の科学が導き出した答えと、私の心の奥にある「直感」を重ね合わせたとき、パズルのピースが一つずつはまっていくような感覚を覚えたのです。
この連載は、科学という厳密な「ガイド」を連れながら、私という個人の「バイアス(偏見)」をフィルターにして、宇宙の深淵を覗き込もうとする試みです。
「魂は、データなのか!?」
この問いに、すぐに出せる正解はありません。しかし、この問いを胸に世界を見渡したとき、あなたの日常の見え方が、昨日とは少し違って感じられるかもしれません。
時間は永遠ではない、と私は思っています。だからこそ、今あるこの世界を一つの「決めつけ」で終わらせてしまうのは、少しもったいない気がするのです。
私と一緒に、この「5%の現実」の向こう側を、少しだけ覗いてみませんか。
あなたは、こんなことを考えたことはありませんか?
「この世界は、本当は何でできているんだろう?」
「空っぽに見える宇宙の果てには、一体何が詰まっているんだろう?」
私は、この問いが気になって仕方がありません。
目の前にある風景も、自分の手の手触りも、実はもっと別の「何か」が映し出している幻ではないか。そんな不思議な予感が、いつも胸のどこかにあります。
もしあなたが、私と同じようにこの世界の正体を知りたいと喉の渇きを感じているのなら。
そして、学校の教科書にはまだ載っていない、けれど最先端の科学者たちが、思考の中で見つけ始めている「宇宙の真の姿」を覗き見てみたいと思うのなら。
これは、そんなあなたと一緒に、知性の境界線を越えていくための物語です。
物質という錯覚を脱ぎ捨てた先にある、目も眩むような「情報の海」。
最新の科学が解き明かそうとしている仮説をガイドにして、この世界の裏側に隠された美しい仕組みを、一緒に探しに行きましょう。
さあ、物語を始めます。




