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第73話「舞台上の道化」

円陣を組んで密集し、ドライフラワー患者を退(しりぞ)け続けるマルコシアスとエルザ達。


突如として、舞台の上に哄笑が降り注ぐ。



スマイル「ハハッ。ハハハハハハハッ!ハハハハハハハハハハハハハハ!!!」


マルコシアス「チッ。ぶん殴るまでもなく壊れたかあのピエロが」


スマイル「エルザ君、エルザ君、エルザ君、エルザ君。ボクは君に1人で来いと言ったハズだが?」


エルザ「1人で来たよ?でも勝手に集まってきちまったのさ」


スマイル「ハハッ。羨ましい限りだね。本当に本当に、羨ましくて腹立たしいよ。あぁムカつく。ムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつく」



スマイルを見上げるエルザ達。



スマイル「ボクの優しさをどいつもこいつも一緒になって踏みにじりやがって。ハハッハハハハハハハ!!エルザだけ死ねばそれで済んだものを!!!」



スマイルが指を鳴らす。

その途端、劇場を囲むように色とりどりの火柱が上がり、派手な音とともに紙吹雪が吹き上がる。



スマイル「死ねよ!死ね死ね!!!ボクの邪魔をするお前らは片っ端から消えて無くなれ!!」



劇場を囲むように、巨大な屋台がせり上がり、舞台目掛けて次々と巨大な滑り台が投下される。

そして、ドライフラワー患者たちが滑り降りてきた。



マルコシアス「何の真似だ、舐めやがって!!」


マウリツィオ「パパ!!下がっててくれ!!」


ダンテ「お前ら、親父とエルザさんを中心に守りを固めろ!!」


ファミリー達「si!!」


エルザ「もういい!!アンタ達、うちのメイドを連れて今すぐこの場を離れな!!」


スマイル「いい加減に消えろ!!!!ボクは誰よりも!!この世の誰よりも勝たなきゃいけないんだ!!勝つべきなんだ!!!そうでなきゃおかしいんだ!!!主人公はボクだ!!!有象無象は消えろよ!!!!ハハハハハハハッッハハハハハァ!!!!」



ドライフラワー患者の第1陣が、マルコシアス・ファミリーたちにぶつかる。

そして、先頭にいたファミリーの構成員たちは、炎と閃光に包まれた。



エルザ「自爆?!!」


マルコシアス「クソがァァァ!!!!お前ら下がれ!!!」


マウリツィオ「下がるな!!パパに指一本触れさせるんじゃねえ!!!!」


ダンテ「うぉぉおぉぉおおあぁ!!!」



最前列に飛び出て、自爆するドライフラワー患者たちを、自爆される前に殴り飛ばしていくダンテとマウリツィオ。

だが、その間も、ファミリーたちはエルザとマルコシアスの盾になって次々と倒れていく。



エルザ「ジャンヌ…!!」


マルコシアス「止せエルザ!!お前さんは魔力を温存してろ!!」



マルコシアスが、自身の魔具を取り出す。



マルコシアス「一世一代の大博打 (オール・イン)!!!」



マルコシアスの手元から、トランプ型の魔具、オール・インが次々と放たれる。


それらは、塊となって壁を作り出し、押し寄せるドライフラワー患者たちの軌道を逸らしてマルコシアスたちから離れたところで自爆するよう仕向けた。



マルコシアス「エルザ。これから、飛行船を動かす。そこのお嬢ちゃんと一緒に乗れ」


エルザ「馬鹿言ってんじゃないよ。私も付き合うに決まってんだろ」


マルコシアス「お前にはヘルタースケルターの方を任せ…、あぁ、ちとキツいか」


エルザ「…そうだね。それに、逃がしてくれそうも無いよ」



舞台上手(かみて)側に立つエルザたちの見やる先。



下手(しもて)側には、笑みの消えたスマイルが立っていた。

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