表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/105

第70話「真打ち登場」

ゾエが、檻の中からエルザに向かって叫ぶ。



ゾエ「エルザ様!!罠です!!!お早くここから離れて下さいませ!!!!」


エルザ「罠だと知ってて来たのさ!!!ゾエ!!!怪我ないかい!!?帰るよ!!!」



舞台に向かって全力で客席を走り抜けるエルザ。

だが、ドライフラワー患者たちは、既に、今にもゾエに襲いかからんばかりの様相だった。



エルザ「チッ!、ゾエ!!!動くんじゃないよ!!!」



エルザが、ジャンヌ・ダルクを抜き放ち、大きく振りかぶる。



エルザ「ッッジャンヌ・ダルク!!!」



エルザの投げたジャンヌ・ダルクが、弾丸のように回転しながら一直線に飛び、ゾエの足下に深く突き刺さった。

そして、ゾエを包むように、障壁が展開される。



ゾエ「エルザ様ぁ!!!!!」



薔薇を模した障壁に次々と弾かれるドライフラワー患者たち。

やがて、ゾエに手を出せないことを悟ったドライフラワー患者たちは、エルザに矛先を向ける。


舞台へと駆け上がったエルザ。

エルザは、勢いそのままに、一番手近にいたドライフラワー患者に飛び蹴りを食らわせた。


スマイルが見下ろす中、エルザにドライフラワー患者たちが群がる。



エルザ「はァっ!!!やっ!!!」



左腕が使えないエルザは、足技でドライフラワー患者たちを蹴り飛ばしていくが、無数に湧いて出るドライフラワー患者たちの物量に圧されつつあった。



エルザ「チィッ!!数が多い…!!」



スマイルの哄笑が響き渡る。



スマイル「ハハッ!ハハハハハハハハ!!ざまぁみろ!キミは、自分の正義に殺されるんだ!!ハハハハハハハハァ!!!」


ゾエ「エルザ様!!私の事などお見捨てになって下さい!!!」


エルザ「自惚(うぬぼ)れるんじゃないよ!!私は、そこのピエロをとっ捕まえに来ただけさ!!!アンタはついでだよ!!!黙ってな!!!!」


ゾエ「エルザ様!!!!後ろ!!!!!」


エルザ「ッッ!!?」



エルザがとっさに振り返るが、ドライフラワー患者たちがいっせいに飛びかかる。



エルザ(間に合わない…!!)



エルザは、ゾエの檻に展開された障壁の内側に入ろうとそちらへ跳ぶが、間に合わなかった。

ゾエが、檻の内側から必死に手を伸ばす。



ゾエ「エルザ様ぁああああ!!!!!」



ドライフラワー患者たちがエルザに掴みかかる。と、思われたその時。

どこからともなく無数のトランプが飛来し、ドライフラワー患者たちを跳ね飛ばした。



エルザ「っな…!!」



トランプが飛んで来た上空を見上げるエルザ。

飛行船からサーチライトと、拡声器越しの得意げな声が降り注ぐ。



マルコシアス『エルザ!!借りは返したぜ!!!』



飛行船の甲板で、帽子を押さえながら強風に煽られ立つ、マルコシアス。



真打の登場か。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ