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第68話「走る者」

エルザが、バイクを止める。

目的地には程遠いが、止めざるを得なかったからだ。



エルザ「鴉の…。どうしたんだい!!」


小雨丸「…エルザ殿!!」



ぐったりとした暮雨を背負った小雨丸が、エルザの方へ向かって、石畳の上をよろよろと走ってくる。



エルザ「暮雨…!何があった!!」


小雨丸「ヘルタースケルター共の襲撃を受け…!拙者の!!拙者のせいで…!!エルザ殿!どうか!!どうか暮雨様をお助け下さい!!何でも致しまする!!如何ような事でもしまする!!どうか!!!」


エルザ「落ち着きな。お前が取り乱してどうする。…お前、こいつを運転出来るかい?」


小雨丸「出来まする…」


エルザ「シュヴァリエ邸までの道は分かるね?うちの団員に診せな」



エルザが、バイクから降り、ハンドルを小雨丸に差し出した。



小雨丸「かたじけない!」



小雨丸が、暮雨を背負ったまま軽く跳び上がり、バイクに跨ると、たすきで自身の身体に暮雨を結わえつけた。



暮雨「……エルザ…殿……」


エルザ「はっ。虫の息の奴に心配されるほど落ちぶれちゃいないよ。…あんたは生きな。私に言われたくないだろうが、死ぬんじゃないよ」


小雨丸「御礼申し上げます!エルザ殿!!」



小雨丸が、シュヴァリエ邸の方へとバイクを走らせていく。

それを見送るエルザ。



エルザ「さーて。急がないとね」



エルザは走り出す。

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