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第60話「戦鬼vs戦闘狂」

シュヴァリエ邸、前庭。



ベアトリーチェ「会いに来てあげたわよ。ヴィヴィアン」


ヴィヴィアン「折角お越し頂いたところ恐縮ですが、アポイントメントをお取りになっていないのでは?お引き取り下さいませ」


ベアトリーチェ「つれないわね。あはは。そこがいいわ」



ベアトリーチェが二丁拳銃型の魔具、ブラッディ・メアリーを構える。



ベアトリーチェ「力尽くであたしの物にしてあげる」


ヴィヴィアン「口で言っても無駄なようですわね」



ヴィヴィアンも、巨大なメイス型の魔具、サンダルフォンを取り出し、構える。

しばらく無言で相対する2人。


辺りは静寂に包まれた。

やにわに屋敷の中から鈍い発砲音がする。


それを合図に、お互い真っ直ぐ相手に突っ込んだ。



ヴィヴィアン「うぁあああああああ゛あ゛!!!!」


ベアトリーチェ「アッハハハハハハハァ!!!」



ヴィヴィアンが勢いそのままに振り下ろしたサンダルフォンを、ベアトリーチェがすれすれで時計回りにターンして避ける。


ベアトリーチェが腕を水平に上げて銃口を向けた。



ヴィヴィアン「シィッ!!」


ベアトリーチェ「っチィ!!」



ベアトリーチェが引き金を引こうとした瞬間、地面にめり込んでいたサンダルフォンを予備動作なしで横に振り抜いたヴィヴィアン。


ベアトリーチェは、回避を余儀なくされ、後ろに飛び退った。

ヴィヴィアンが、それを逃さず次々に追撃を仕掛ける。



ヴィヴィアン「っア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」


ベアトリーチェ「アッハ!!アハハハハハ!!!」



地面を叩き割ってクレーターを作り、前庭の地形を変えながら猛進するヴィヴィアン。

一撃でも喰らえば即死は免れない攻撃を掻い潜りながら、高笑いするベアトリーチェ。


バク宙でヴィヴィアンの横殴りの攻撃を避け、オーナメントの上に着地したベアトリーチェは次々に銃撃を浴びせるが、ヴィヴィアンはそれをものともせずに突進し、大理石製のオーナメントを粘土細工か何かのように砕いた。


いち早く飛び退って攻撃を避けるベアトリーチェ。



ベアトリーチェ「これよ!!これが欲しかったの!!さぁ!!もっと熱くさせて!!!」


ヴィヴィアン「っっあぁああああああ!!!!!!」



ヴィヴィアンはサンダルフォンを縦に振り回し、遠心力で上に飛ぶと、サンダルフォンの能力でメイスの重量を増やし、全体重を掛けて地面に身体ごと振り下ろす。



黒の街に、地響きと爆音が轟き渡った。

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