第53話「十人十色の酔い加減」
シュヴァリエ邸、エルザの私室。
夜も更けた頃。
エルザ「よーっしゃ!!上がりだよ!!!」
マルコシアス「ハッハッハッハッハー!!ざまあねえな暮雨!!そらグーっといけグーーっと!!」
暮雨「くっ!!拙者は下戸ゆえ!!拙者は下戸ゆえー!!うぉおおお!!!」
ウォッカのショットを一気に飲み干す暮雨。
マルコシアス「にしても嬢ちゃん強えな!今んとこずーーっと2位か3位じゃねえか!」
マルグリット「ふへへ〜ありがとうごらいまふ☆」
エルザ「やるねぇ…。アンタも、酒が随分強いんじゃないか。なぁゾエ」
ゾエ「どうと言うことも御座いませんわ。暮雨様が弱すぎるだけです。さぁ、ぐぐいともう一杯」
暮雨「拙者は弱い!!拙者は弱い!!うおおおぉおお!!」
アドリエンヌ「次負けたらふんどしよー」
ほろ酔い加減のエルザ、気を良くしたマルコシアス、マルコシアスにしなだれ掛かるマルグリット、暮雨相手にSっ気を発揮するゾエ、カードに負け続け酒にも呑まれた挙句完全に出来上がった暮雨。
そして、何故か混ざった挙句に賭けで暮雨の身ぐるみを剥がそうとするアドリエンヌ。
この後、身ぐるみ剥がされた暮雨が、シュヴァリエ邸の庭に新しく出来たプールに飛び込むことになるのだが、それはまた別のお話。
暮雨「負けっぱなしでは退けぬ!!もう一勝負仕ろうぞ!!」
エルザ「勘弁しとくれ。うちで素っ裸になる気かい」
暮雨「構わぬ!!非と言うならば小雨丸を賭ける!!!!」
マルコシアス「ハァーーッハッハッハッハッハー!!」
エルザ「要らないねぇ。使いづらいし」
アドリエンヌ「あら。じゃあ、あたしが頂いちゃおうかしら?」
エルザ「へぇ?相変わらずいい趣味してるじゃないか」
アドリエンヌ「おたくのとこのメイド程じゃないわ」
マルグリット「マルコシアス様〜♡はいあ〜ん♡」
マルコシアス「おっ、こりゃ至れり尽くせりだな」
ゾエ「ご安心なさって下さい。暮雨様。ふんどしを取られても、替えの下着の用意がございますわ。女物ですけど」
暮雨「小雨丸が女物の下着を身につけてらんでぶぅだと!!?断じて許さぬぞ!!うぉおおおお!!!」
この後、暮雨が小雨丸の下へ走り、女物の下着は断じて駄目だと叫ぶ事件が勃発するが、それもまた別のお話。
マルコシアス「さーて、じゃあブラックジャックにするか。参加する奴は?」
マルグリット「はーい♡」
暮雨「乗った!!!!!!!!!」
ゾエ「当然私も」
アドリエンヌ「じゃああたしも1口賭けようかしら」
エルザ「よし。私も混ぜな」
ひとときの安息がシュヴァリエ邸を包む。




