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第40話「美醜を分つ者」

ローランは、窮地に立たされていた。



リトル・トラジティ「どうするよ。どうすんだよクソガキが!!アタシの靴でも舐めてみるか?今更謝ったって遅ぇーけどな!!」


ローラン「図に乗るなよ…!この程度、丁度いいハンデだ!!」



両手に、デュランダルではない短剣を二振り握るローラン。



リトル・トラジティ「へぇ…?言うじゃんかよ。てめぇの泣きっ面を見るのが楽しみだぜ」



ローランから奪ったデュランダルで斬り掛かるリト。

剣筋はめちゃくちゃだが、爆発によって生み出される炎と斬撃は、確実にローランを追い詰めていった。



リトル・トラジティ「オラオラオラオラ!!どうしたよ!!それで精一杯か?!口だけ野郎がよ!!」


ローラン「ぐっ…!くぉっ!!っつあ…!!」



ナイフをあっさりと弾き飛ばされ、焦るローラン。

そして、その焦りが、ローランの動きにかげりを生んだ。



リトル・トラジティ「もらったぁ!!」


ローラン「ぐあぁっ!!」



リトル・トラジティのフェイントに引っかかり、したたかに蹴りをくらうローラン。

体制を崩し、膝をついてしまったローランに、リトル・トラジティが迫る。



リトル・トラジティ「じゃあな。負け犬」


ローラン「ッ!!」



リトル・トラジティが、デュランダルをローランの脳天に振り下ろす。

だが、その瞬間、ローランは体を開いて、胸をリトル・トラジティの方へと向けた。



リトル・トラジティ「っっ!!?」



直感に従い、とっさに身をかわしたリトル・トラジティ。

ローランの胸元から飛び出し、彼女の頬を掠めて飛んでいったのは、剥き出しの刃だった。



リトル・トラジティ「(仕掛けナイフか!?危ねぇ…!)」



しかし、胸を撫で下ろしたのもつかの間、飛んでいったナイフを目で追っていたリトル・トラジティが、ローランの方へ視線を戻すと、そこにローランの姿は無かった。



リトル・トラジティ「(いねぇ?!一体何処へ…!!)」



リトル・トラジティの防衛本能が警鐘を鳴らした。

とっさに振り向くリトル・トラジティ。



リトル・トラジティ「まさかッ!!」


ローラン「おおおおおおおッ!!!」



そこには、剥き出しの刃を握り、血を流しながらも宙で右手を振りかぶるローランの姿があった。



リトル・トラジティ「(飛んでったのも魔具だったのか…!間に合わ…!!)」



とっさに両手を前に突きだし、爆弾を作ろうとするリトル・トラジティだったが、両手に持ったデュランダルが邪魔をして、爆弾を作ることは出来なかった。



ローラン「っつぁあ!!!」


リトル・トラジティ「ああああッッ…!!!!」



ローランの拳が、リトル・トラジティの顔面を捉える。



リトル・トラジティ「(覚えてろ…!クソが……)」



為す術なく、リトは吹っ飛び、意識を手放した。


山車の上の戦いに、1つ決着が着いたのだった。

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