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終焉世界の探索者  作者: 雷炎
2章:恐慌の二年目
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北綾瀬攻略3


割と直ぐに再入場したのだがバゼルギウスは既に姿を消しており、恐らく住処へと戻ったのだろう。


「まあスルーだわな。」


だってあいつ別にダンジョンボスじゃ無いから倒す必要も無いし面倒なだけだし。


「まずはあの大樹の頂上を目指すとしますか。」


無窮歩法(タキオンステップ)』発動


一歩二歩と踏みしめる毎に俺のスピードが乗算されていく。瞬刻思考と無限思考でその刹那の世界を見極め無限に加速できる歩法でまるで平常時とまるで変わらないかの様に動く。


“スッ…”


目に付いた敵を片っ端から型も何もなくムラクモで斬り裂いていくがその斬れ味とあまりの速度故に音すら置き去りにして斬り裂いていく。


無窮歩法(タキオンステップ)

ユニークボスモンスター【迅鉄竜 メタルクルガ】の討伐報酬として手に入れたスキルだ。その効果は単純明快にして究極の能力。

踏み出した歩数だけ(・・・・・・・・・)無限に加速する(・・・・・・・)

勿論無限に加速したらその果てに肉体が耐え切れなくなり発動者は消滅する。

故にこのスキルにはストッパーがいくつか存在する。例えば何歩目で速度の増加を止めるかが指定できる機能や停止時にのみスキルで発生するあらゆる影響を無効化する機能なんかだ。


俺の肉体の問題もあって安定して使えるのはいま出しているせいぜいマッハ10(・・・・・・・・・)程度(・・)だ。


音速の世界の中で知覚されることもなくモンスターを倒していくのは良いのだがいかんせん得物が長すぎて小回りがきかない。

そう思った途端にムラクモに変化が起きた。


万能適応(マルチシフト)双剣(ツインタイプ)


そんなシステムアナウンスとよく似た声が響いたかと思うとムラクモが一対の双剣へと姿を変じた。


《【No.003 神蛇尾神刀 ムラクモ】(シフト)【No.003 神蛇尾双神剣 ムラクモ】》


「なにこれカッコイイ」


双剣に変形したムラクモを握って動き出す。今までに双剣を使ったことなんて一度もないのに丸で生まれてからずっと一緒だったのではないかと思うほど良く馴染む。ステータスを確認したら双剣10なんて項目が増えてやがる。


そして仮にとはいえステータスの何かしらの項目が10に至ったのであればある物が解放される。


荒嵐演舞(テンペストダンス)


瞬間、俺のスピードが一層上がり動きに回転が加わる。勢いよくジャンプして敵のど真ん中に降り立ち二本の剣を水平に並べて一回転し数匹のモンスターを纏めて三枚おろしにする。その勢いのまま駆け出しまるで独楽の様に回転しながら周囲一帯のモンスターを細切れにしていく。


最近になって判明したことの一つにステータスの何かしらの項目が10に至ると俺たちが奥義(アーツ)と呼ぶ物が解放される。例えば俺の瞬刻思考なんかが正にそれだ。…まああれは例外な気がしないでも無いが。

兎も角今の俺は仮にも双剣項目が10に至っている。正式な物では無いが故にステータスに表記されることは無いが今確かに俺の中には全ての剣系統の奥義(アーツ)が根付いているのだろう。


この双剣の奥義(アーツ)である荒嵐演舞(テンペストダンス)の効果は恐らく切れ味上昇、全方位回転補正、弱点拡張、姿勢制御、速度上昇、追い風付与といったところだと思われる。


「無双ゲーかよ。」


ただの無双ゲーでは無い。一度でも一撃で仕留めるのに失敗すればモンスターの自爆の連鎖が起き死なないまでも相当なダメージを食らうことだろう。


そしていくら武器の変形が可能とはいえ大剣などの一撃で倒せはするものの一瞬動きが止まってしまう武器や短剣などの小回りが利き素早く動き回れるが一撃で仕留めるにはいくらムラクモとはいえ安心出来ない武器などを使うことは出来ない。そう考えた結果自然と俺が変形させて使う武器は長剣や双剣などの中距離で戦える剣に偏ってきた。


万能適応(マルチシフト)細剣(レイピアタイプ)


斬り続けている内にどうもこいつら自爆するタイプのモンスターは自爆時に体内の中心の核にエネルギーを溜めて解き放っているらしいことがわかった。。物は試しとその核を剣で貫いてみたところエネルギーが漏れて自壊した。どうやらここがこいつらの心臓に当たる所らしい。

ばくだんいわもボムもこの核を貫かれると一撃で死ぬ。自爆能力も合わさって命が恐ろしく儚い。


とまあそんな感じで順調に大樹を登って行き遂に頂上が見えてきた。運良くバゼルギウスの遭遇することは無かったがボス戦中に乱入される危険性を考慮すると先に倒す方が無難だったかも知れない。以前ドスアングラスと戦った時は奴が入り口を塞いでいたお陰で俺は出れないが逆にジャグラスなんかが乱入してくることもなかった。だがここは全方位に開けているのでそうも行かないだろう。


大樹に絡みつく巨大な根っこ(蔦かも知れない)を駆け上がり遂に俺は頂上に到達した。

そしてそこに居た者()をみて驚愕した。


横たわり辛うじて息はあるが死なない程度に殺された爆鱗龍(バゼルギウス)。そしてそれを踏み付け我こそがこの森の王者だと言わんばかりに君臨する嵐を纏いし鋼の()


【鋼龍 クシャルダオラ】


────────────────────

【TIPS】

このダンジョンにおいて竜と龍は全く別次元の存在であり龍の名を冠するモンスターは例外なく強大な力を持つ。

例え竜が群れで襲いかかったとしても一体の龍に勝つことすら不可能である。

また、龍は知能がとても高くダンジョンに産み落とされてから今までの内にどれだけの成長を遂げているかは予想もつかない。

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新作です

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