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終焉世界の探索者  作者: 雷炎
2章:恐慌の二年目
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北綾瀬攻略・序


〜翌日〜


【東京メトロ千代田線ダンジョン最深層C20 北綾瀬】


とうとう最深層に挑戦する時がきた。

俺の周りには自衛隊でもかなり上位のチームが同行している。


「これより北綾瀬駅の攻略を行う。

俺が先陣を切るからお前達は俺についてきてくれ。敵の強さが対応できる範囲ならそのまま攻略を進め、無理そうであれば俺が単騎で突っ込んでボスを討つ。」


「もし鈴木さんでも対処不能な場合は?」


「今回はあれ(・・)があるから早々そんなことにはならんだろうがその時は他の奴らに声を掛けて全員で潰す。」


それは日本国最高戦力を全て結集するということ。


「なら問題無いだろ?」


「は、はい。」


そんなこんなで準備は整った。いざ出陣だ。


「鈴木様これを。」


入る直前にダンジョン前に集まった人々の一人である、巫女が大きな木箱を持った侍従を引き連れて現れた。


「おう、待ってたぞ。」


「これより仮契約を行います。利き手を前に。」


「ほいよ。」


俺は無造作に右手を突き出す。


「では、“我らが祖霊達よ、幾千年の時の果て、あなた方の守り通し神秘はここに引き継がれました。なればこそ今一度奉り災禍を払う為一時の契約をここに。”《血紋契約》」


すると俺の右手に大きな丸い円の中に小さな丸い円が三つ描かれた灰色の図形が浮かび上がりその内の一つが紅く輝いた。


「これにて契約は成りました。それではこれを。」


侍従が抱えていた箱を開き巫女がその内側から一振りの剣を取り出した。


“おおおっ。”


周囲の自衛隊の奴らの方から感嘆の声が聞こえる。


それは薄緑色の剣だった。おおよそ現代で造られる様な剣ではなくもっと原始的で無骨な単一の素材のみで造られた剣。しかしてその正体は…




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【No.003 神蛇尾神剣 ムラクモ】

《所有効果》使用者は所有する限り剣系統の項目全てを10の状態で扱える。

《奉納効果》全人類の剣系統への適性を上昇させ、剣系統の項目全てを1上昇させる。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



核弾頭並みの爆弾である。



「これよりこの【神器】は一時的にあなた様の物となりその力を発揮します。」


「ああ。…にしたって【神器】って物は大概な性能だと思っていたが、俺の想像力はまだまだ不足していたらしいな。こんなぶっ壊れ性能の物は確かにホイホイと外に出せんわ。」


そう言いつつも俺はムラクモを手に取ってみる。


《仮契約を認証しました》

《一時的所有者に【武装技能(ウェポンスキル)】『剣神』が発動しました。》


そんなアナウンスと共に手に取った剣が一瞬にして剣から太刀へと姿を変えた。


「【可変武装(フィットウェポン)】か?」


「どちらかといえば【万能武装(マルチウェポン)】でございます。」


「【万能武装(マルチウェポン)】?」


「はい。所有者にとって最適な状態へと形状を変化させ調整する【可変武装(フィットウェポン)】では無く、所有者の意思に反応して最適な形状の武器へ常時変化するのが【万能武装(マルチウェポン)】でございます。このムラクモは剣系統であれば全てに変形出来ます。」


「つまりこいつは剣系統限定とは言え俺の意思で自在に形が変わるってことか?」


「その通りでございます。」


「わかった。使い心地は後で試してみるよ。」


「鈴木さん。そろそろ時間です。」


「おう、了解。」


「それではご武運をお祈りしております。」


「ありがとな。」


定刻通り俺たちはダンジョンに入った。



◆◇東京メトロC20・北綾瀬◇◆


「話には聞いていたがここまでのもんか。」


東京メトロのダンジョンはそのダンジョンに付いている数字が10上がる毎に内部がより広くなっていく。1〜9は広いには広いがどうにか一人で回れる程度の迷路。10〜19は更にそれを数倍から数十倍にした超広域迷路。そして20以降は…


「ラノベではよくある話だけど現実で見るとたまったもんじゃ無いな。」


20以降の所謂深層と呼ばれるエリアは正しく世界が違う(・・・・・)

内部には広大な大地が広がっておりその端から見るにそれなりの大きさの島なのだと言うことがわかる。

島には天を衝く様な大樹がそびえ立っておりその向こう側には凍てつく雪山や火山地帯らしき物も見える。先遣隊の調査によれば東京メトロの20以降の全ての路線はこの場所に通じており何処の路線から入ったかによってスタート位置が違うらしい。また、陸続きになってはいるが他のエリアへの侵入は不可能であり七つの環境全てが独立した場所扱いらしい。


そして俺が辿り着いたこの場所、先程から見える大樹にそれを囲う様に広がる森林。鬱蒼と茂る木々を見ながら俺はこう思った。


「古代樹の森だコレ。」


そのマップはまんま某有名なモンスターをハントするゲームの最新作のマップと一緒であった。


────────────────────

【TIPS】

日本神格群は東京メトロダンジョンのマップを考えるの最後の方で面倒になってきたので最終的に何処からかパクってきたデータを多次元的に複製して配置し始めた。

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新作です

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