気晴ら詩「深夜の魔法」
布団にくるまりながら、思ったこと。
町が暗闇に包まれているはずのころ。私の部屋は多分、ブラックコーヒーに飲み込まれていた。
寝ようとしても、眠れない。真っ暗なのに、眠れない。
静寂の中、脆弱な精神が贅沢なほど活発になる。
心の中の不満が、不安というカフェインを生み出し、私を夢の国から遠ざける。
苦いのは得意ではないのに、かの国から砂糖を取ってくることはできそうにない。
幾分か和らげるため、部屋中にミルクを混ぜてみるも、飲みやすくなった分、カフェインの摂取量は増えていく。
きっと連日の夜更かしのせいで、中毒になったのだと分析するも、反省の色などない。
あるのはやはり、黒色ばかりであった。
これ投稿したら、寝ます。