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そして捧げる月の夜に――  作者: あわき尊継
第四章(上)

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 以前、メルトと劇場へ行った際に一つの約束をした。

 オフィーリアの着せたあられもない衣装とは違った、普段着に出来るような服を一着買おう、と。


 街の雰囲気は随分と落ち着いてきていたが、未だに大きな市が立ち、人の流れは昼へ近付くに従って増えてきているようだった。


「本当にそれでよかったのか?」

「はいっ」


 市場で一際大きなスペースを確保していた所ではなく、路地へ入った所にある昔ながらのデュッセンドルフの店でメルトは約束していた服を買った。ボロではないが、一般的な労働者が月の収入を奮発すれば手が届く程度のものだ。

 空色と呼ぶには少しくすんだ青の、胸下を締めるタイプのワンピース。

 装飾らしい装飾もないが、縫製はメルトの見立て通り丁寧で粗末には見えないのだが。

 折角だからと押し切って買った革紐の腕輪とサンダルの合計の方が高かったくらいだ。


「これですっかり町娘だな」


 そう評するには少々器量が良過ぎるくらいだが、メイド服を着ているより遥かに溶け込んでいる。

 多い訳ではないが最近のデュッセンドルフではフーリア人が時折普通に歩いているしな。


 美しい黒髪は解いたまま、歪みの無い姿勢で音も無く歩く。


「緊張すると静歩になるんだな」

「違います」

「昨日テラスでやったときも足音消してたからな」


 完全に無自覚だったようで懸命に思い出そうとするせいか動きが止まる。

 口元へ手をやり、考え込む姿はメイド服を着ていた時とは別人に思えるくらい力が抜けていて、見ていると心底嬉しくなってくる。


「さあ行くぞ、もう少し市を見て回ろう」

「はい。あの……お荷物は私がお持ちしますので」

「却下だ却下。今の自分の姿を見てみろ、メルト。今のお前はメイドじゃなく……俺の恋人だ」


 改めて口にするのはむず痒く、自分でも顔が熱くなっているのが分かった。

 メルトも明言されることには気恥ずかしさがあるのだろう、同じようにちょっとだけ俯いて目を泳がせている。


 ただすぐに気持ちを持ち直して俺は彼女の手を取った。


 フィオーラも言っていた。

 メルトにはもう時間がない。

 こういう雰囲気を感じるのも悪くないが、もっと今までに見たことの無い表情を見てみたかったし、色んなことを味わって欲しい。


 残り時間を悲壮感で埋め尽くすのではなく、精一杯生き抜いて、ずっと笑っていてほしい。


 一度決めてしまえば驚くほど自然に受け入れられた。


 混雑の中を、フィラントから来たらしいフーリア人の一団とすれ違って、俺たちを見て目を丸くしていた。

 あるいは市の店主が何かを言いたそうにしていたが、ここまで全部笑顔で押し切った。

 途中で肩を叩かれたかと思えば、にやにやした近衛兵団の男が居て、彼は通り過ぎる人の影に消えていった。

 大掛かりのものではないようだが、まだ護衛を続けているのだろう。文句が入らないのならありがたく甘えさせて貰う。


「ハイリア様?」

「……いや」


 振り切るように手を引いて、意味も無く脚が早くなる。

 多くの人がここには居た。

 フーリア人だけじゃない。

 南方のガルタゴ、北方のエルヴィス、更にはジェシカのような東方の血が入った者たち、あるいはここがラインコットと呼ばれていた時代の人々。細かく見分けが付かなくとも、今までにない程多くの民族が入り乱れているのだろう。

 先日のような裏切りや謀略は今後も続いていく。

 けれど同じくらい、今のような交流も続いていく。

 完璧な世界ではないのだろう。

 だがそれを求めるのなら、セイラムにすべてを委ねればいい。

 少なくとも一個人の主観に習った完璧さが生まれるだろう。

 数百年分の時を一人一人に至るまで力を与え続け、世界を調整し続けてきた女だ、執念深さだけは信用出来る。


 幾つもの思惑があるから世界が彩られる。

 騙し合い、奪い合い、時に殺し合いながら、手を結ぶ時もまた訪れる。

 陛下の仰っていた、争いの中に生まれる奇跡の一幕は、百年の未来にも繋がっている。


 人が死ぬのは嫌だ。

 仲間を一人失うだけで身を削がれたように苦しくなる。

 だから争いが起きないよう努力は続けるけれど、望みを持てば立ち向かわなければならない時もやってくる。


 フロエ=ノル=アイラを救う。


 例え、最愛の人を失うのだとしても。


 握った手のひらは温かくて、握り返されると胸の奥が締め付けられる。

 この幸福を誰にも否定なんてさせない。


「メルト――」


「ハイリア様っ、ハイリア様っ!!」


 知らない男の声が近寄ってきていた。

 この混雑の中で、小ざっぱりとした身なりの男は人を掻き分け、避けた人々によって出来た輪の中へ躍り出る。


 あ、と思った時にはメルトが手を離して身を引いていたが、何かをするより前に男がいっそ叫ぶようにして言った。


「こっ、これはどういうことなのでしょうかっ!?」


 手にはメモとペン。

 なるほど、記者か。


 これまで疑問に思いながらも確証が無かったからか、首を傾げつつ盗み見るだけだった人々が一斉に近くの者たちと何かを話し始めた。内容はまあ、大体分かる。


 頭の中に、劇場の支配人の姿が浮かぶ。

 位を失って尚も親切心によって事を秘匿しようとしてくれたあの男。

 記者は見るからにこちらの地方の人間で、スクープに興奮しているというよりは戸惑っている印象が強い。


 フーリア人贔屓。


 群集の中からその単語を聞いて取ると、背後でメルトが顔を伏せたのが分かった。


 そっと、息をついた。

 そして、意図するまでも無く笑顔が出た。


 逃げようとした手を捕まえて、すぐ隣へ並ばせる。


「見ての通りだ」


 どよめく群集にも構わず、むしろ見せ付けるようにして繋いだ手を掲げる。


「それはっ、その……ハイリア様、の……?」

「婚約者だ」


 先ほどの動揺を遥かに上回る、大波のような声が連なって広がっていった。

 メルトまで「婚約……」なんて言って目を回しそうになっているが、貴族社会では恋人などと称するより婚約者の方が理解され易い。多くの人も俺を平民ではなく貴族として見るから、この方がいいだろう。

「駄目か?」

 聞くと顔を伏せ、耳まで真っ赤にしてしまったが、否定はとりあえずされなかった。


 俺だって、半端な覚悟で想いを告げたんじゃない。

 これから先、夏季長期休暇までの時間を、メルトとの関係を隠し誤魔化すような真似は出来ない。

 陛下には何と言われるだろうか。怒られるか、困った顔をされるか、少なくとも相談も無しに動いた迂闊さは叱られるだろうな。


 より多くに迷惑を掛けるかもしれない。

 強烈な反発を生んで、奴隷狩りのような悲劇を引き起こすかもしれない。


 それでも、命を捧げてくれる人を恥じるべきもののように扱いたくはなかった。


「もう行っても構わないか?」


「い、い、いえっ、お待ちを! もう少しお待ち下さい!!」


 記者の男は頭を抱えるようにして唸り、周囲の人々は彼の問いに何を望んでいるのか真剣な顔で様子を伺った。

 反応を確認する為にも一人一人の表情を眺めていったが、その途中でふと目が留まる。

 すぐ隠れてしまったが、今こちらを見ていたのは。


「これはあれですかっ、政治的な、フィラントとの関係が、ですね……!」


 記者の男はどうにもインタビューに慣れていないらしい。

 俺よりも若く見えるし、勢い込んで駆け付けたはいいもののこれだけの観衆の期待を背負うには言葉繰りが未熟だった。

 ただ、胸元に造花を差しているのに気付いた。少しくすんでいる。俺の油断を誘うべく即席で用意したと考えるにはくたびれている。

 百万本の花宣言への賛同を示す花を身に付けていても、この事態が謀略か何かに見えるのか。


 フーリア人贔屓という謂れを請けていても、信じたくは無いとでも言うような雰囲気が漂っている。


「政治的思惑とは関係が無い。彼女との関係は俺個人のものだ」


 言うと、またどよめきが広がって、けれどその内からしっかりと悪意の声が届いた。


 騙されている。


 あるいは俺を気遣っての言葉だったんだろう。

 けれどそれだけは許し難いもので、俺はもうどうとでもなれとメルトに向き合い、頬へ手を添えた。


 歓声と悲鳴が入り混じる中、誰の目にも明らかな形で、俺の感情を見せ付けた。


 触れ合った唇から、メルトが呼吸も止まらんばかりに息を詰めているのが分かった。浅黒い肌でもはっきり分かるくらい赤くなっていく。

 フーリア人は身体的接触を避けるんだったか。これは後で叱られるかもしれないな、なんて思うが、俺だって半分は奥ゆかしい日本人だ、人に見せ付けるなんてこと余程じゃなければやらない。


「行こう」


 混乱の最中にある市場で、俺はメルトの手を取って駆け出した。

 何を思ったか追いかけようとしてくる人々の手を逃れ、あるいは軽く払い、階段を駆け上がって振り返る。


 気付けば、市場に居るすべての目がこちらへ向いていた。


 なんだか痛快な気分で、俺は笑いながら言う。


「良い一日を」


 唖然とする様を見渡し、そして駆けていった。

 雲は少なく、日差しは熱い。


 大変だけど、本当に良い一日になりそうだった。


    ※   ※   ※


 「は――あっはっはっはっはっは!!」


 息を切らせながら、どうしても笑いが止まらなかった。

 あまりにも自分勝手。

 あまりにも無策無謀。

 物語で見る馬鹿王子がやりそうなくらい考え無しな行動だった。


 けれど後悔はない。


 俺があんまりにも大笑いしているからか、メルトまでも呆気に取られて眺めている。


 人は撒いた。

 公園と呼ぶには少し狭いが、あまり人の寄り付かない高台のベンチに手をついて、なんとか息を整えようとしている。


「はぁぁ……!! あぁ、びっくりした! なんだ、改めて考えてみても自分が底抜けの馬鹿になったとしか思えないなっ」


 メルトが町娘みたいな恰好をしているからか、俺も同じようにラフな恰好で居るからか、今までの立場や位なんて服と一緒に放り出してきた気分だ。


「いきなりあんな場所ですまなかったな。だが、どうにもああしたくなったんだ」


 言うと彼女は困ったように眉を寄せ、また少し頬を染めつつ言った。


「……はしたないです。人前で、あんなこと」

「すまない。そうか、人前は嫌か」

「はしたないです」

「そうか。なら」


 息をついてベンチへ座り直すと、手を引いてメルトを隣へ座らせる。

 そっと顔を寄せ、唇を奪った。


 人気の無い場所だ。


「……………………別に」

「ん?」

「別に、嫌だったとは言っていません」

「そうか」

「はい」


 ただまあ、俺が浮かれ過ぎているのかもしれないな。


「ただ」

 そう、ただ、と。

「なんだか慣れ過ぎているように思います。仕方が無いのでしょうけど……ハイリア様はよく色んな方から求愛を受けてらっしゃいますから…………」

「いや、俺は……」

 別にと言い掛けて初めてではなかったことを思い出す。

 少なくともハイリアとしての意識を持ってから何人か、そう何人かとの経験があるんだがここは嘘を通すべきなのかと自問した。

 いかん間を空けた時点で事はあきらかだ。メルトの目が瞬く間に半眼になり、じとーっと俺を見てきた。汗が頬を流れるのは熱いせいだ、うん。だが、更に答えられずにいると彼女は目を伏せて息をついた。

「高貴な方には家を存続させる義務もありますから、当然の事と思います。私の事はお気になさらず、どうか多くの愛情を育んでください」


「メルト」


 むっとした声が出ないよう、普段より気を使う必要があった。


「はい」

「メルトーリカ=イル=トーケンシエル」

「…………はい」


 あんまりやるとまた慣れてる扱いを受けてしまうのかもしれないけど、なあなあで済ませてしまいたくはなかったから、俺はベンチで座る彼女の前に跪いた。

 それは二重の意味で衝撃だったのか、咄嗟に静止を求めるように出てきた手を俺は取った。


「俺は重婚などするつもりはないし、君との関係をお遊びで終わらせるつもりもない。先ほどは状況に流される形で発言したが、改めて聞いて欲しい」


 はい、と答えようとした口が震えて、喉の奥で言葉が詰まるのが分かった。


 本当に綺麗な目だ。


 俺の語った願望を、俺以上に大切に捉えてくれて、頑張ってくれた。

 君の手に刻まれた苦労と努力を俺は知っている。

 家事だけじゃない。数百、数千と繰り返してきた素振りのマメがある。


 奴隷階級としての差別、ウィンダーベル家嫡男直属のメイドとしての役目、そこに部隊での訓練や俺の個人訓練へも夜遅くまで。

 自分のやりたい事をやりたいようにやっている俺とは比べ物にならないほど大変だっただろう。

 失敗への恩情などなく、厳しい視線に晒されながら、生と死を抱え込んだままあの内乱を戦い抜いた。


 俺はこの人に、ずっと支えられてきたんだ。


 知れば、あんな風に対神父への戦いへ注力なんて出来なかったに違いない。

 どれだけ覚悟を決めれば耐えられるんだろう。

 知った今、君の背負った重みを分けて欲しいと、俺は思っているよ。


 メルト。


「君だけだ。俺は生涯、君だけに愛を誓う。俺の全てを君に捧げると言っただろう? 君がその命を捧げてくれた後も、俺はこの想いを決して忘れない」


 元々俺は二股だの三股だのは出来そうに無い。

 たった一人に思い切るだけでこんなにも右往左往してきたんだ。


 目的達成への道筋はもう見えている。

 未来からなどと語るフロエの話にも対処は可能だ。

 彼女のこれまでを考えれば、どうして呪縛から開放された後も苦しみ続けているのかは予想が付く。



「そして果たすべき責任を果たした後、俺の命を君に捧げよう」



 可能性に思い至らず、不意にメルトを失った俺が目の届く所に存在し続けているからだ。

 己を救うと語って、命懸けで戦った人間が不幸を感じている。

 彼女からすれば苦しみ続けるのに十分なほどの理由だろう。


 ならば最初からメルトの死さえ秘匿して、俺自身もまたいずこかへと姿を消し、そこで果てればいい。

 呆気無く別れることとなれば一抹の寂しさも覚えるだろう。そう思える程度には関係を深めてしまったのだと思う。失敗があるとすればそこだ。最初から無関係な他人で居たのなら、彼女とてあそこまでの傷を負うことはなかった。今更修正できないことだから、いっそ志願して新大陸へ渡れば自然な流れを作れる。

 そして今や、俺が居なくとも、彼女の周りには彼女を守ろうとする者たちで溢れている。

 ジークだけじゃない。元一番隊の皆にも敢えて紹介した。ウィンダーベル家も後ろ盾になってくれる。聖女セイラムという脅威が居なくなれば、最早彼女は唯の少女だ。政治的価値を失ったからと言ってアリエスは決して手を離したりはしない。


 きっと、メルトの死による苦しみを俺は誤魔化せない。


 俺の言葉に押し黙るメルトだったが、聡明な彼女ならすぐに俺の思考へ行き当たる。

 そして、単なる達成の為だけではないという気持ちにも、気付いてくれるだろう。


 時間は掛かった。


 けれど、命を捧げてくれという俺に頷いてくれた彼女だから、


「はい」


 相手の為に殉じたいという気持ちもまた、理解してくれた。

 メルトは困ったように、今にも泣き出しそうなのを必死に堪えたまま、なのに口元は必死に笑みを作っていた。


 これでいい。


 これでいいんだ。


 俺たちは外様の存在だ。

 物語の主人公たちが幸福を得る為の踏み台でいい。

 今日まで名を語ることも許されないまま死んでいった者たちのように、ささやかな犠牲として舞台端から降りればいい。

 彼らの屍を踏み越えてきた俺たちに、それを拒絶することなど本来許されない。


 自ら決断する機会を得られただけでも奇跡のように幸福だ。


 だから俺たちの物語はここで幕を閉じる。

 残るは主人公たちをエンディングへと後押しするだけ。


 指輪が無いのがもどかしいけれど、立ち上がった俺にメルトはそっと並び立ってくれた。

 とうとう堪えきれず流れ落ちた涙を拭わずに、額を合わせて手を握る。


 後は、

 そう、後は、一つだけ。



「そうなっちまうよな。あぁ……そうでなけりゃ、どれだけ良かったか」



 カウボーイハットの少年がやってくる。

 どこから見られていたのか、抜き放たれた刃よりも鋭く、照り付ける太陽よりも熱く輝く瞳で以って、彼は俺たちの前に立ちはだかる。


「待っていたぞ、ジーク」

「俺はアンタを見損なったよ、ハイリア」


 さあ答え合わせの時間だ。


 フロエルートにおける結末は二種類ある。

 一つはフロエが自らを封印の器としてセイラムを取り込み犠牲となる道。

 もう一つは、ジークが自らの命を賭してセイラムを討ち、共に果てる道。


 一つ目は既に封じた。

 ティアによって厳重に防壁の張られたフロエは最早聖女の器足り得ない。


 ならもう一つを封じる為の最良の手段とは何か。


 ジーク=ノートンを、少なくともセイラムとの決戦が終了するまで再起不能へ叩き落す事。


 新大陸へ逃げてくれたのであれば自然と除外された。

 だが戻ってきたのであれば参戦の危険がある。

 フロエ封印の道が無い以上最も可能性が高いのはジークを犠牲にする道だ。


 キサマはここで叩き潰す。


 メルトを犠牲にするこの戦い、ほんの僅かでも失敗の可能性を残すなど許されない。


「っっざけんじゃねえ……!! 俺がそんなの許す訳ねえだろうが!!」


「納得の行く手段も示せずに否定だけするな。第一、お前にだけは言われたくないな」


「今のアンタはナイトですらない。目ぇ覚まさせてやるよ!!」


 この物語は、犠牲無しには果たし得ない。

 お前の命を犠牲にはさせない。

 フロエの命も犠牲にはさせない。


 必ず、俺たちが、


「覚悟しろ、以前のようにはいかないぞ――カウボーイ」


 お前たちを救ってみせる。






































第四章上 完


続きはしばらくお待ちください。

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