8.夏こそ糖質カット!
あちー。あちー。
疲れたー
何もする気が起こらない……
ジュースでも飲むか。
ガブッ、ガブッ。
まだ足りない……
アイスも食べようっと。
ムシャムシャ……
夏バテかな?
エナドリをゴクゴクッ。
はあ~疲れが取れないな~
クーラーつけたのに眠れないな~
んあ~。朝もダリい~。
ここまで読んだみなさま、もうお気づきのことと思う。
夏バテの原因。
そのひとつが……糖分の取り過ぎである!!
というのも私は毎年夏バテに悩まされており、今年はついにダウン!
一週間ぐらい起き上がれない日々が続き、「これはおかしいぞ?」とようやくベッドの上でヤバさに気づき始めたのだった。(遅い☆)
そのたびに「元気出さなくっちゃ♪」などとお菓子をかっ食らっていたのだが……
この行動が余計に夏バテを引き起こしていたことに、今までなぜ気づかなかったのだろう。
一気に体調が悪化し、そこで私はようやく悟った。
夏って、実は冬より糖分を取っていないか?
ペットボトル飲料、とくにスポドリなんかはずっと持ち歩いているし。
アイスは一日に一個食べてしまうし。
田舎なので、農家さんからフルーツのおすそわけなんかもある。
こんなに毎日糖分を過剰摂取していて、四十路の体が平気なわけがない。
そんなわけで、私は「糖質カット」の謎を解くべくジャングルの奥地へ向かったのだ。
私はBMI:22の標準体型を維持している。
一般的にはややぽっちゃりしているが、ダイエットが必要なほど太ってはいないという感じだ。
だから巷の糖質カット食材を見ても「はいはい、ダイエット食品ね〜関係な〜い」などとたかをくくって素通りしていたのだが……。
夏バテに殺されかけた私は、今ならはっきりと言える。
糖質カットできる代替品があるなら、今すぐ置き換えるべきだ。
実は糖質カットは、私たち日本国民の喫緊の課題なのである!
なぜなら、私たちが毎日摂取している「アレ」には角砂糖14個分の糖分が含まれているのだ。
アレとは──なんとあの白米である!
例えば、500mlのスポドリには角砂糖9個分の糖分が入っているなどと言われている。
つまりお茶碗一膳のお米は、スポドリよりヤバい。
これを朝昼晩と食べていたら、単純計算で角砂糖42個分を毎日欠かさず摂取していることになるのだ!
これだけでも日本人は既に糖分の取り過ぎなのだが、夏はそこに輪をかけて糖分マシマシの冷菓子を摂取する。
これで体がおかしくならないはずがない。
稲穂の国・日本において、糖分過多はもはや国民病なのだ。
しかしながら私は母親という立場上、子どもたちにご飯を食べさせなければならない。
白米を食卓から排除するのは、生活に結びつき過ぎてちょっと無理なのだ。
そういうわけでまずは手始めに、私は自分の昼食から白米を抜くことにした。
具体的に言うと、おかずはそのまま。白米をサラダに置き換えたのだ。
これで一日角砂糖14個分の糖分を回避することが出来た。
それでもまだ体調に不安があった。
やはり糖質の本丸はジュース、そしてお菓子であろう。
スーパーには「ノンシュガー」「糖質カット」なる製品が実は沢山隠れている。
あまり人工甘味料の味は得意ではないのだが、もう背に腹は代えられない。
私は全ての飲物をこういった製品に置き換えることにした。
ここまでやって、ようやく私の体は日常生活が送れるまでに回復したのだった。
しかし夜はまだ寝苦しい。
そこで思い切って、おやつから糖質を排除することにした。
シャトレーゼへ行くのは禁止!(泣)
巷で体にいいと言われているナッツを買ってみた。ナッツ類には糖分が含まれていないので、糖質カットにお勧めらしい。
やはりおやつをナッツに変えてからというもの、すこぶる寝つきが良くなった。
人間って結局、食べ物で出来ているのだ。
さて、すっかり健康になった私はその後、油断してお中元のゼリーを食べ漁ってしまった。
また眠れない夜が続いている。
今日からオヤツはナッツだけにして暮らそうと思う。
※シャトレーゼにも糖質カットデザートが売られているよ!
どうしても甘味が我慢できない人はそういった製品に置き換えてみよう。