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ハルは水花火  作者: 田作たづさ
ハルは水花火(番外編)
15/26

花織浅葱 一問一答

Q好きな色は?


「特にありません。強いて言うなら花浅葱(はなあさぎ)色ですかね。名前が近いので」


Q趣味は?


「灯さんの見守り……いいえ、なんでもありません。そうですね、最近は野球観戦です。灯さんが野球好きなので。あ、茶道もできますよ」


Q学生時代の得意教科は?


「数学は得意でしたよ」


Q学生時代の苦手教科は?


「特にありませんでした」


Q嫌いな場所は?


「本家ですね。出来るだけ近付きたくありません」


Q好きな場所は?


「灯さんがいる場所です。彼女が今この瞬間にいる場所という意味ですよ。そういった意味では、灯さんを連れて行けば、本家も好きになるかもしれませんね」


Q行ってみたい場所は?


「できることなら、海外旅行に行ってみたいですね。灯さんも行ってみたいと言っていましたし」


Q得意料理は?


「うーん、困りましたね。特にこれが得意というものはありません。……灯さんが僕の作るローストビーフが好きだと言っていたので、得意料理はそれで」


Q好きな食べ物は?


「特にありません。灯さんの好きな食べ物は、食べていて楽しいですけどね。灯さんと一緒に食事をしていれば、ウキウキな可愛い笑顔が見れますし。一緒にいない場合も、彼女のニコニコとした表情が脳裏に浮かびますから」


Q苦手な食べ物は?


「特にありません。しかし最近は、灯さんの苦手な物は食べなくなりましたね。自分1人で食べるだけでも、彼女のムスッとした顔が脳裏に浮かぶので。……しかしそういった表情も捨てがたい気持ちはあります」


Q……お気に入りの飲み物は?


「紅茶ですね」


Q好きなタイプは?


「もちろん灯さんです」


Q灯のどこが好き?


「全部です。全て。何もかも。……灯『さん』と、敬称を付けて呼んでくださいね」


Q……に、苦手な人っていますか?


「苦手な人ですか? そうですね、魚住家の当主は結構苦手です。当主会で会った際は、出来るだけ目を合わせないようにしています。お互いにね」


Q生まれ変わるとしたら何が良いですか?


「灯さんの夫か、灯さんの子どもが良いですね。それか彼女に飼われる猫や犬でも良いです」


Q……えっと、チャームポイントはどこですか?


「チャームポイントですか? それなら、物腰が柔らかいところ……というのはいかがですか?」


Qす、素敵だと思いますよ?


「ありがとうございます。でも全て演技ですけどね」


Q……え?


「こういった演技をしていると、なにかと得をするので。灯さんも優しい僕が好きだと言ってくれますし。でも僕はハッキリ言って、灯さん以外は大切ではありません。質問者さん、もちろん君のことも。確か名前は、神蔵(かみくら)君でしたよね? 神蔵君が灯さんを呼び捨てで呼んだことを、まずもって彼女の名前を口に出したことを、僕は今更ながら許せないと思うんです」


Q(花織浅葱は灯さん以外の人間は人間だと思っていない。100の力で容赦なく殴れるし、そこに罪悪感の欠片も存在しない。そういったヤバイ奴なんだ。灯さんが地雷だとは分かりきっていたのに。くそ、迂闊だった!)


「おや? どうして僕から距離を取るんですか?」


Q(絶対に生きて帰らねば。僕には家族が待っているんだ!)


「神蔵君、せいぜい頑張って下さいね。その方が僕も楽しいです」


Q僕には家族が!! 家族が帰りを待っているんです!! かぞっ────

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