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不滅のダンジョンマスター  作者: やみあるい
第二章 迷宮覚醒の章

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66.リザルト

あらすじ


縄張りを持つ魔物たちへ再度使者を送ったところで、支配領域を広げる方法に進展があった。

“私”は早速出来上がった目印を使い、ダンジョンの入り口付近を支配領域へと変える。

そこで“私”は、この病魔の森が勇神ユウトの支配領域だということを知った。

支配領域を広げ、勇神ユウトから病魔の森の支配を奪う。それは人間たちの弱体化に繋がる。

それに命令機能を使えば、支配領域にいる配下たちへ緊急連絡を取ることも出来た。

これで病魔の森へ修行に出す黒牙への緊急連絡方法も確保できる。

それを知った“私”は、他よりも優先して支配領域を広げていくことにした。

 思ったよりも、時間はあった。

 願ったよりも、時間はなかった。

 終わりがやってくるその前に、これまでの軌跡を思い返そう。



 病魔の森全体へ放ったケーブラットたちの数は、通算で千匹を突破した。

 その中には途中で他の魔物たちに見つかり倒されたものもいるのだろうけれど、概ね魔鼠たちで作り上げた病魔の森の情報網は正常に機能している。

 病魔の森の外周近くにも無数のケーブラットたちが潜んでおり、病魔の森に隣接する人間たちの集落や、そこへ向かう人間たちの数を逐一報告してくれた。

 千匹の分布は主に人間たちの動向を警戒するために敷かれているが、私の元へ送られてくる情報は、当然のことながらそれだけではない。病魔の森の中の情報も、ケーブラット達は私に報告してくれている。

 例えば、また新たな縄張りが二つ見つかったということ。

 一つは、エルダートレントが率いる魔樹たちの縄張り。



 種族:エルダートレント ランク:B スキル:『光合成』『養分吸収』『植物操作』

 魔植物族魔樹系の高位種エルダートレント。長く生きたトレントが進化を繰り返して至った魔物。普段は大樹に擬態しているが、近寄ってきた獲物に対しては自身の枝や根を自在に操り、打ち据え、貫き、絞め殺す。その生態上、エルダートレントの周りには豊かな森が広がっている。



 まあその場を動かぬ彼らを、率いていると呼べるかは微妙なところではあるけれど。それを言うのであれば、もう一つの縄張りは、もっと微妙だ。

 何せ、もう一つの縄張りの主はファントムレギオン。



 種族:ファントムレギオン ランク:B スキル:『霊体』『生命感知』『霊体吸収』『伝心』『呪言』

 不死族死霊系の高位種ファントムレギオン。惨劇の地に縛られた死霊系の魔物が、周囲の同族と同化し続けた結果、生まれる死霊の集合体。同化し続けた結果、自我と呼ばれるようなものは曖昧となり、代わりに死霊の本能とも呼べる意思だけで行動する。基本的に惨劇の地から動かず、周囲に生まれる下位の死霊を取り込み続けるだけだが、惨劇の地に足を踏み入れる生命体を感知すると死霊の仲間とするために襲い掛かっていく。



 確かにこいつの周囲には無数のレイスが漂っているようだが、ファントムレギオンはそれらのレイスを吸収することで、己の力を高めているのだ。率いる意志なども無いようだし、ある種の災害のような存在である。


 当然のことながら、どちらとも交渉の余地は無し。エルダートレントはそもそも動けないので、話を通した所で戦力にはならず。ファントムレギオンに至っては、そもそも話すら通じない。しかもこの二つの縄張りは、私を挟んで、人間たちがいる場所とは反対側。

 とりあえずこちらから手を出さなければ、あちらも何もして来ないようなので、この二つの縄張りについては、一先ず放っておくことにした。



 さて、縄張りと言えば、最初に見つけていた魔鹿の縄張り、魔狼の縄張り、魔蜂の縄張りの三つはどうなったのか。


 まずは一番友好的だった魔鹿の縄張りから。

 あれからも縄張りの頭脳であるクリスタルホーンディアーとは、使者を使って何度か交渉を続け、ついにその縄張りをダンジョンの近くへ移動させることに成功した。

 具体的な場所はダンジョンの真後ろにある森の中。そこへクリスタルホーンディアーの持つ『岩石魔法』により小さな岩山を築き上げ、群れ全体が住み着いている。

 さすがに正式な配下となった訳では無いので、こちらから命令して戦いに参加させるような事は出来ないが、私自身でも『伝心』と『読心』で直接の会話を試みた所、悪くない返事を頂けた。

 クリスタルホーンディアーはかなり頭が良い。群れの置かれた現状と、この先の可能性についてしっかりと理解している。

 彼らにこの地を去るという選択肢は無かった。何らかの理由で他では生きられないのか、それともそもそも他で生きるという選択肢を思いつかなかったのかは定かではないが、この地を動けぬ私からすれば朗報だ。

 彼らもまたこの場所を、人間たちから病魔の森を守るための最後の砦だと認識しているようだった。だからこそ、きっと彼らもいざとなれば、私たちと共に戦ってくれることだろう。



 次は魔狼の群れとの関係を。

 停滞していた魔狼の群れとの交渉に、私は覚悟を決めて黒牙を送り込むことにした。

 魔狼の群れが示してきた交渉の条件である、力を示せとは、群れの魔狼と戦うことだ。それは送り込んだ使者が入手してきた情報から分かっていた。

 戦いは一対一の決闘のようなもので、それ以外のルールは、相手を殺すか、屈服させれば勝ち。殺されてしまえば負けというシンプルなもの。

 それは魔狼たちの誇りを懸けた戦いらしいので、こちらから何か卑怯な行為でもしなければ、相手も複数で襲い掛かってくるようなことはせず、また終わった後で約束を反故にされることも無いだろう。彼らは強さを尊び、誇りを何よりも大切にしているようだから。

 問題は、どんな相手が出てくるか。

 今の黒牙では、Bランクの特殊個体であるガルセコルトと戦えば、確実に負けるだろう。だが、幾度かの接触で使者が集めてきた情報を総合すると、恐らく魔狼たちが出してくる相手は群れの頂点であるガルセコルトでは無く、群れの実質的なリーダーであるホーンウルフだと思われる。Cランクのホーンウルフであれば、同じCランク帯でも稀少種である黒牙の方が勝つ可能性は高い。


 ガルセコルトは、この病魔の森で最強の一角と言える程の強さを持っていた。以前、ゴブ太の集落を襲撃してきたゴブリンたちの首領であり、一時期は病魔の森を手中に収めかけたゴブリンロードですら、ガルセコルトには敵わないだろう。

 そんなガルセコルトが今、病魔の森に留まっている理由は、弱った群れを人間たちの侵攻から守るためだ。逆にそれ以外の事には、あまり興味が無いらしい。

 魔狼たちの群れを襲うというのであれば、確実にガルセコルトが出てくるだろう。だが、一対一の決闘という魔狼たちのルールを守っていれば、群れの内部の事情ということでガルセコルトは関わってこない可能性が高い。

 というのが、使者から聞いた群れの雰囲気や、魔狼たちから漏れ聞いた話などを総合して、私が推測した希望だ。

 そう、希望である。ガルセコルトが決闘に出てくる可能性も無くはない。黒牙の事を群れに対する危険因子と判断したり、黒牙の実力をBランク相当と判断すれば、ガルセコルトが出てくる可能性もあるだろう。

 だが私は、私の導き出した希望に賭けた。

 賭けなければならないほどに、状況はひっ迫していたから。


 そうして、黒牙は決闘でホーンウルフに勝利した。

 ちなみにホーンウルフは死んでいない。黒牙はホーンウルフを殺さずに、叩きのめして戦意を奪ったのだ。

 それは私の指示だった。ホーンウルフは魔狼の群れの実質的なリーダーである。それが死んでしまえば、ガルセコルトが頂点にいるとはいえ、群れが瓦解する可能性もあった。だから先に、出来るだけ殺さないようにと、指示しておいたのだ。

 とはいえ、その条件のせいで黒牙が逆に殺されてしまえば、何の意味もない。だからこそ、絶対とは言わなかったのだが、どうやら黒牙は多少の傷を負いながらも、その指示を完遂してくれたようだ。


 こうして黒牙が魔狼の群れとの決闘に勝利したことで交渉は円滑に進み、魔狼たちには私の願い通り、ダンジョンに近い位置へ縄張りの場所をずらして貰った。

 ダンジョンのすぐ側にしなかったのは、魔鹿たちの縄張りと魔狼たちの縄張りが重なることを危惧したからだ。一応、どちらの群れのリーダーにも、病魔の森を守るために、同盟を組んでいる事は伝えている。けれど、どうにもこの二種の魔物たちの相性は良くないようで、極力近づかせないようにした。

 魔狼たちの群れが新たに縄張りとした地点は、ダンジョンと人間たちの拠点の間だ。そこならば、人間たちが近づいて来ればすぐに察知することが出来る。

 魔狼たちには、ダンジョンへ向かう人間たちを発見次第、最速でこちらへ伝えてもらうよう頼んでおいた。

 本当は共に戦ってくれるよう頼んだのだけど、そちらの返答はどうにも芳しくない。黒牙はともかく、他が足手まといだと思われたのか、もしくは彼らだけの方が動きやすいと考えたのか、はたまた魔狼たちの誇り故か。そこは定かでは無いけれど、一応ダンジョンまで撤退してきてくれれば、こちらからも戦力は出せると伝えてある。あとはもう、魔狼たち次第であろう。



 残るは魔蜂の群れについて。

 あれから、魔蜂の群れに送った使者が戻ってこない理由が判明した。どうやら魔蜂の群れに送った使者は、彼らの縄張りに入った時点で敵と認定され、消されてしまったらしい。

 二度目に送った使者も同様の結果となった。それを少し離れた位置で確認していたもう一匹の使者が、報告してくれたのだ。その後、召喚したワークビーと、慣れない会話を繰り返して、何となく彼らの行動指針を理解した。

 どうやら魔蜂という魔物は、魔獣たち以上に絶対の上下関係の中で生きているようだ。さらに敵と味方の区別もはっきりと分かれており、仲間以外はどんな存在であろうとも徹底的に攻撃する。時にはその命すら投げ出して。その思考形態は完全に虫のそれだ。

 外側へは一切開かれていない、完全に独立した群れ。それが魔蜂たちの生態。

 それを知ったとき、私は何故かゴブ太のことを思い出していた。多くの魔物たちと交流を持ち、弱っているゴブリンがいれば助けずにはいられなかったゴブ太は、この魔蜂たちとは対極の存在だ。どちらが正しいなんて事は無いけれど、少し物悲しい気持ちになった。


 と、それはともかく。

 問題は魔蜂たちの群れをどうするかだ。彼らとの対話は、まず不可能。ならば、こちらで勝手に人間たちとぶつけようかとも考えたが、彼らをうまく誘導して人間たちを襲わせるにしても、魔蜂たちの群れは人間たちがいつも通るルートから少し離れている。魔蜂たちは基本的に巣を守るために動くので、あまり巣から離れてしまうと追ってこなくなってしまう。追ってきたとしても、はぐれたEランクやDランクが数匹程度。それでは人間たちに、大した損害は与えられないだろう。


 …………。


 完全に独立した魔蜂たちの群れ。その最高戦力は、Bランクのマザービー、では無く、その子供たちであるCランクの魔蜂たち。……Cランクならば、戦い方を考えれば黒牙でも十分に狩れる。

 相手は黒牙と同ランク帯のCランク。稀少種である黒牙の方が多少有利であるとはいえ、数も地の利もあちらが上。だが、あちらには巣を守るという使命がある。そこをうまくつくことが出来れば、黒牙は一挙に大量の経験値を稼ぐことが出来るだろう。そうなれば、次の黒牙の進化も視野に入ってくる。

 私は魔石を届けに黒牙が帰ってきた時を見計らい、黒牙へ命令を伝えた。

 これまで得た情報から分かる魔蜂の生態の情報と共に、魔蜂の縄張りへ向かい、魔蜂たちを狩ってこい、と。

 その結果、魔蜂の群れを多く狩った事により、黒牙はついにレベル上限に達した。

 あとは黒牙の強い意思によって進化は起きる。



 名前:黒牙

 種族:アサシンラット ランク:C

 年齢:5

 カルマ:±0

 LV:65/65

 スキル:『暗視LV5』『隠密LV7』『気配察知LV10』『爪牙術LV9』『闇魔法LV7』『魔力感知LV10』『追尾術LV8』『暗殺術LV9』『病気耐性LV1』『灯耐性LV1』『身体強化LV5』『火耐性LV3』

 称号:【――――の眷属】【影に潜む者】【暗殺者】【大魔王の血統】【勇者殺し】【魔蜂殺し】



 だが、黒牙は迷っているようだった。自分がどのような力を得たいのかを。

 レベル上限に達し、いつでも進化可能となった黒牙には、どうやら進化の方向性の幾つかが感じ取れているらしい。

 黒牙の進化の方向性は主に三つ。一撃必殺の『暗殺術』をさらに極めるか、『闇魔法』を自在に操ることへ重きを置くか、正面からの戦闘を行える強い肉体を得るか。

 黒牙が最も得意としてきたのは影からの暗殺だ。だが、それは肝心な状況でイグニスに防がれてしまった。それがずっと黒牙の中で、気がかりとなっていたらしい。

 それからは『闇魔法』の使用頻度を上げてみたり、『身体強化』による正面からの肉弾戦を試してみたりと、修行の間に試行錯誤を繰り返していたようだ。

 レベル上限に達してなお進化せず、私にまで聞いてくるということは、相当に悩んでいたのだろう。だが、それに対する効果的なアドバイスなど、私には出来ない。


 私としては別にどのような進化をしても構わないのだ。Bランクへと至った黒牙は、これからどのような進化を遂げようとも、このダンジョンの切り札となることは確定している。

 そもそも敵側の事が分かっていれば、それに合わせて進化を選ぶことも出来るのだろうが、どのような相手が、どのように攻めてくるか、何も分かっていないのだ。

 私に出来ることはただ純粋な戦力を積み上げて、その都度対処していくだけ。


 私は黒牙に、切り札として信頼しているということだけを告げ、どのような道に進もうとも、私はそれを受け入れることを伝えた。黒牙自身が選んだ道ならば、それがどのような道であろうとも、きっと強くなってくれることだろうから。

 黒牙はその後も暫く悩んでいたようだったが、程なくして進化を果たし、また魔蜂の縄張りに向かっていった。レベルは一に戻ってしまったが、Bランクへと至った黒牙ならば、Cランクの集団程度、なんとでもなるだろう。

 それから程なくして、黒牙は魔蜂の縄張りを狩り尽くし、縄張りの主であったマザービーまで狩ることに成功した。黒牙のレベルやスキルレベルも上がったようだし、同時に多くのDPも獲得できたので、万々歳な結果だ。


 各縄張りについての対応はこんなところ。



 続いて、支配領域について。

 支配領域を広げるのは、黒牙へ緊急連絡を送れる範囲を広げる為であり、延いては黒牙の行動範囲を広げることにも繋がる。また、同時に人間たちを強化する勇神ユウトの領域を減らす手段でもあった。そのため積極的に伸ばしていたのだが、病魔の森の半分ほどを領域に収めた所で、その拡大は一旦止めている。

 どうやら私を中心として円を描くように全方位へ広げるというやり方を続けても、範囲が拡大していけば次第に消費するDPが増えていくようだ。今の私が稼げるDPでは、これ以上広げるのは難しい。出来ないわけではないのだが、それをするよりも他にDPを使う方が効率的だと感じたのだ。

 幸いなことに、同盟関係にある魔狼の縄張りは、私の支配領域の内側に入っている。魔狼の群れや魔鹿の群れにも支配領域の事はそれとなく伝えてあるので、わざわざその外側で人間たちと戦うことは無いだろう。


 あとはダンジョン内のことについても少し。

 支配領域へつぎ込んでいたDPはその後、ダンジョンの第一階層を広げるために注いでいった。その結果、ダンジョンの第一階層は、見違えるほどに広く、また複雑化もしている。

 ただ、こちらもある程度まで広げた所で、拡大は止まってしまった。どうやらダンジョンの各階層の広さにも何らかの制限があるらしい。そこに引っかかったようだ。

 よくよく調べてみると、階層が深くなれば深くなるほどに、上階の広さ制限も緩和されていようである。一応、基礎知識の中にそういった情報が記されていた。

 そんなわけで現在は、第二階層を拡張中である。


 それから第四階層で行っているゴブリンとケーブラットの『繁殖』を使った戦力増強についてだが……うん、まあ順調のようである。出産の報告はひっきりなしにやってきた。

 ただ子供が成長するためには、もう少し時間が必要なようだ。

 多分、今回の戦いには間に合わないだろう。

 でも、それでもいい。私は生き抜いて見せるから。

 一つくらい、その先を見据えておいても、構わないだろう。



 病魔の森中に放ったケーブラットたちのネットワークから、人間たちの動向についての報告が入ってきた。

 病魔の森の外縁付近にある彼らの村へ、多くの人間たちが送り込まれているという報告だ。

 私が予想した通りに、勇王国は動いたらしい。

 私の想像は正しかった。正しくあってほしくなどなかったのに。

 覚悟は決まっている。本当は決めたくなんて無かったけれど。

 逃げてしまいたい。何処か遠くへ、全てを捨てて逃げ出したい。

 でも、肝心の私の身体が、それを許さない。

 生きるため、足掻く準備は出来ている。

 さあ、始めよう。


 生きるための戦いを。

 私が生き延びるための戦いを。




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