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モザイク無双  作者: 十兵衛
3/5

モザイクの可能性

 盗賊編が無事終了。


 作戦が決まり俺たちは準備に入る

 

 「ま、まずは妾が服を脱いで…(ぬぎぬぎ)「ちよっとまったぁ!! 」

 

 最近の子供はせっかちでいけねえ


 「先にモザイクをかけてからだ!バカチン! 良い子も見てるんだぞ! 怒」


 「わ、わかったのじゃ。ツトム!モザイクをかけてたも! 」


 「へいよ! モザイクいっちょう! 『モザイクぅ!』」


 「姫様の大事なところにあたる部位がボヤけて…」

 「すごいです! 」

 「ツトムやるではないか! 見直したぞ! 」


 おいおい、お楽しみはこれからだっての


 「では、服を脱ぐのじゃ! 」


 じゃじゃ丸が服を脱ぎ始めるが当然モザイクで見えない。

 『うわ、間違えたぁ! 』とか言ってモザイク消したらどうなんだろうねー。やっぱ花咲か爺さんかなぁ


 

 うんうん、でもやっぱイベント発生って大事よね!

 一回は誤射だっての! みんな許してくれるだろ?

 

 「やはり恥ずかしいのぅ、ツトムぅ… 途中でモザイクをとったら絶交なのじゃ 」


 そうなのじゃ。絶交より大事な物があるのじゃ!笑

 お前のピカピカのお肌がなぁぁぁ!


 「そういえば姫様昔、鳥に驚いて恥ずかしさのあまりうっかり姫魔法使われましたよね 」

 「あーあったわね、野鳥がバタバタと落ちて大騒ぎでしたからよく覚えてます! 」


 「あぅぅ、その話は忘れてたも…」


 「その時は大臣が対象に選ばれて、城内はてんてこ舞いであった。 が、後に大臣の悪行がわかり結果的には良かったのだ。 姫様!嘆くことはありません! 」

 

 良くねえよ! 軽く話すなそんなこと!怒

 まあでもそう。ふ、ふーん…つまり命張れと?

 僕ちゃんを脅すんじゃないやい!


 しかし、ガキの裸で命張れねぇわな

 弁解が間に合わなければ汚ねえ花火になるとこだ

 癪に触るが、モザイクを消すのは却下だ却下

 でもなぁ。うーん



 「よし! そろそろ賊が来るだろう! 迎え打つぞ!! 」

 

 ちょー! まだ決めてないのー!


・・・・・・・・・


 ザッザッザッザザ


 「おいおい、姫様1人でどうするつもりだ? 逃げ回らないで俺たちと戦おうってか」


 盗賊達が姫の前に来やがった。

 俺たちは茂みに隠れチャンスを待つ



 ざわざわ

 「あの子裸なんだな?」

 「でも良く見えないぞ?」


 「おい! 押すな! 」

 「俺にも見せてくれ」

 

 盗賊達が賑やかになってきた


 「はだか! うん、そのはずなんだな!

見える! けど見えないだな…」

 「あああ! 見えん!俺おかしくなっちまうぜ! 」

 「おい、だからおすな押すなって! 」


 安心しろこの姫様も十分おかしい


 「お前らぁ!しっかりしろ!! 裸なわけがないだろう裸なわけ…が… (みえ見えん…みえる?)」


 「おいお前!使えば死ぬが、着衣の有無を見極める魔法が使えただろう! 」


 「おかしらぁ! あんまりですぜ。使えばオラ死んじまうだ 」


 可哀想過ぎるぞそいつ

 代償に対して見返りの乏しいこと


 「うるせぇ! 俺は・・・「かかれぇ!!! 」

 

 茂みから一斉にお頭に向かう!

 俺は観てるけどね⭐︎


 「何だ!? 隠れてやがったのか! 」

 

 裸のじゃじゃ丸1人なわけないだろ

 一生『おかしらぉ』やってろ

 まあ今日でお休みだがな!


 バキンッ! ザシュ ズシャー! 「ぐぅ…」

 ポタポタ…「はぁはぁ…

 「てぃやぁあ!!」 ザンッ!…

 「ぐわ! あ、ま、まて!」

 

 お頭が命乞い始める

 下っ端どもは一目散に逃げて行った


 (イマデス)

 「その首もらったー! 」

 

 ダァン!

 斬られて血を流している脇腹に右を食らわす

 油断はせずダメ押しのモザイクで目を潰し、前のめりになっている背中に両手を合わせ


 「正義の一撃を受けろ! クラッシャーズボム! 」

 ドォムッ!!


 「か、カハァッ!… 」ズサぁ 

 

 お頭は遂に力尽き地に這う

 


 「ツトム! 勝鬨じゃ!勝鬨をあげよ!! 」


 「よっしゃあ! お前らぁあ! やっーてやったぜ!! 」

 

 美味しいとこだけもらうことに私!幸せを感じるんです!


 

 

 

 「それで、ツトムはこれからどうするのじゃ? 妾達は砦に寄った後城に帰るのじゃ」


 うーんそうねぇ。盗賊は飽きたし、王様の住むとこにはまだ行ってないのよね

 街に行けば娼館とかあるんかな、あるんだろうね

 まあまずは報酬だな! 

 その後もじゃじゃ丸にお小遣いせびろう!そうしよう


 「俺も城まで着いてくぜ! なんなら靴舐めますね! 」


 「!? いらん! お主は皆と同じように大切な仲間じゃ。 来てくれるなら客として持て成すぞ! そ、そうじゃ!褒美も渡さねばの! 」


 忘れてたのか…いやポンコツ騎士が話通してねぇなこれ。いつかいじめちゃる



 「私は気に入らんが姫様の言われることだ。姫様の好意を無碍にするでないぞ! 」


 オラのお○んぽもムゲムゲしてー


 

 「ま、まあ少しは見所があるがな(ボソ)」


 「ねえねえ! 今なんて?何て言ったのー?ねー

僕ちん気になります! おせーて、おせーてよぉ 」

 

 

 「し、知らん! お前ら出立するぞ! 」




・・・・・・・・・

 

 歩きながらもポンコツ隊長を弄りながら周りの騎士達と楽しむ


 あれ? この感じ悪くねえな…

 いかんいかん、ぬるま湯に浸かっちまうところだ。

 タイミングをみてこいつらとはおさらばだな。俺が俺じゃ無くなっちまう。

 

 「はぁ腹減ったな…」


 「帰ったらたらふくご馳走を振る舞うぞ! ツトムが城にある限り毎日振る舞うのじゃ! 踊り子達も呼ばねばのっ」


 俺、城に引き篭もるのが好きなんだ。ニート最高じゃないか!



 







・・・・・・・・・



 「ツトム! いい加減働かぬか! 」

 「流石にそろそろ働かれた方が…」


 なんだよ、うっせーな。

 週間ジャンデーが頭にに入らねえ


 「ツトム… お主が城に来てからどれだけ時間かかったと思う?…」


 ん、2日くらい? 2日でガタガタ言うんじゃねえ!


 


 「3ヶ月じゃ、3ヶ月もの間お主は何もせずゴロゴロしておる」

 

 健康な身体に感謝だな。

 俺の代わりにしておいてちょ



 「そろそろ周りの批判から守るのも疲れたのじゃ… 門番でもいいから何か仕事をしてくれんかのぅ…」


 門番ならやってんじゃん。この部屋守ってんのよ俺




 最近小言を言われることが増えた。 

 そろそろ俺の髪にも影響が出ちまうな

 しかし、仕事ねえ。



 「冒険者なんてどうですかね!? 魔法も使えますし、一流とも言われるS級冒険者ともなれば誰も文句言えないのでは!…?」


 「ふむ、良い案かもしれん。弛んだ体も引き締まるし。腕も上がってランクに応じて報酬が貰える」


 聞く分にはいいことばかりね冒険者

 でも危険がいっぱいコレクションでしょそれ?



 「決めたのじゃ! ツトム、S級冒険者になるまで城に立ち入ることを禁ずるのじゃ! 悲しいことではあるがお主の為でもあるのじゃ…」

 

 「えーっ!じゃあ城に入れないってことじゃないですかー? みんなのお風呂も覗けないの!? それってパワハラ! パ⭐︎ワ⭐︎ハ⭐︎ラ! 」


 「そういっておるではないか… しかし犯人はお主であったか… 城内から苦情が出ておるぞ。夜道には気をつけよ」


 「お手を拝借ぅ! パパンが、パン! だーれが殺したツトムくん♪ だーれが殺したツトムくん♪ 」




 「とりあえず城から追い出しますか」


冷静になると無茶な設定だったかもしれません。

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