モザイクと姫と僕
2話になります。
引き続き宜しくお願いします。
「そ、其方わ…敵に呼ばれてあったが」
チッ聞かれてたか
「私のことはいいのです。あれが奴らの手口です。まずはあの賊どもを打ち倒しましょう! 」
とはいえ、前線はイヤったら嫌!
「隊長とお見受けしました。私が賊の注意を逸らしますので、その隙に! 」
「かたじけない・・・! 戦いが終わった後、私からも姫様に褒美をお願いしよう。」
ほ、褒美! おかわりもいいのか? ああ、おかわりもあるぞってか!? やる気MAX
モザイクかけまくって、烏合の集にしたらぁ!
「くっ、殺せ!」
はえーよバカ
隊長が既に満身創痍だ。
隊長の振るう剣はことごとく視界を遮られて暴れる賊を空振る、逆に暴れる賊の攻撃がことごとく当たる始末
運がカスやんけこの隊長
もう姫様の○っぱい揉んで帰ろっかな
ドスン! ドスッドス!
ん?地鳴りか…?
「お前らぁ!苦戦してんのか? 」
「か、かしらぁ! 」
誰が来たかと思えば、あれお頭やんけ。
元上司さんチッース!
しかしやばいな、あいつは脳筋だが力が尋常じゃない。
カスッただけでお肉持ってかれちゃうよぉ
隊長さんのお肉持ってかれちゃうよぉ
「おい! キンタ、なんでお前がそこにいる?」
あぅ、バレた。モザイクかけとけば良かった…
こうなりゃ、やってやらぁ!
「おう! 俺は貴様らを討伐するために派遣された刺客。宵闇の使者ツトム! 」
(((さっきと言ってることが違う!!! )))
「貴様らを倒すため、潜入していたに過ぎん! 社会のゴミども今こそ天誅ぞ!!! 」
まだ少ししかないが隠し球を使うしかねぇ…!
「これを喰らいやがれ! 」
バフッッ!!!
俺が煙玉を地面に叩きつけると周囲に煙幕が広がった。
「一旦逃げるぞぉぉ! あっちだ! 」
「!? さ、さっきまでの威勢はどうした! 」
うるせ。ポンコツ隊長は黙ってな
今は囲まれて分が悪い。体勢を整えんだよ!
「く、仕方ない。皆の者姫様を囲いながら逃げるぞ!! 」
・・・・・・・・・
「はぁはぁ…」
「賊を撒いたようです隊長! 」
「ああ、しかし何れ追い付かれるぞ。」
「しかし、砦まではまだ距離があります! 」
「くっ!おいツトム。何かいい案があるんだろ!! 黙ってないで何とか言え! 」
うんうん、みんな悩んでる悩んでる
気持ちが一つなってるってことだ
良い案?ありましぇーん! ピンポンパンポン!
とはいえ、このままだとこいつらにヤラれちゃうね俺
「お主ら! アレを使うしかないと妾は思うのじゃ…」
「っっ! あれは危険過ぎます! 姫様にも被害があるやもしれません!! 」
ざわざわ…
ん?みんな楽しそう♡
「ほう。聞こうかその案!!」
「貴様は黙っておれ!」
黙るなって言ったり、黙れって言ったり情緒不安定ね、あなた。
「しかし、これしかないと思うのじゃ…」
「そうだ! そうだ! こ⭐︎れ⭐︎し⭐︎か⭐︎ぬ⭐︎い! 」
「貴様ぁぁ! 」
「…姫魔法を使うのじゃ! 」
「姫魔法!? 花でも咲いたりすんの?笑笑 賊ちゃんも見惚れちゃうかもね 笑」
「花は咲かぬが、視界の敵全ての頭が吹き飛ぶのじゃ」
頭に花咲かせちゃうわけね。
ずっと友達でいてね!
「しかし、その魔法には代償があるではないですか・・・! 」
「妾もわかっておる。しかし代償を恐れる時ではないと思うのじゃ」
「じゃじゃ丸の言いたいことはわかった。代償? そんなのとでも友達になれるよ俺たち!! 」
(じゃじゃ丸って妾のことか…? )
「んで、代償ってなぁに? 」
「そ、それは、、、使用した時…近くの仲間を1人道連れにしてしまうのじゃ…」
「しかも対象は悪の心をより抱えるものでしたよね…」
「そうじゃ…じゃから人の内側が分からん以上、誰が犠牲になるか妾もわからん…」
「妾とて皆が犠牲になるのを見とうないのじゃ! じゃがここで妾が悪い行いをし、代償は妾自身とすることで皆を守りたいのじゃ!!! 」
「「「姫様!」」」
「姫様がそんなことまでお考えとは…騎士隊長として恥じるばかりです…ですが姫様が犠牲等許せません!!」
んー蚊帳の外になってきたな俺
「ここは、フェアな気持ちで誰が代償になっても恨みっこ無しにしません? 」
「騎士ハヤテ、お主! 姫様が代償になっても良いと申すか!? 」
「いやいやいや、こんな良い子の姫様が選ばれるわけないじゃないですか隊長。」
「む、確かにそうだな…」
「だから我々騎士隊の誰が犠牲になっても恨みっこ無しってことです! 」
良い子ポイント稼いできたねこの子
強いねー強い
しかし、悪い心の仲間ねー。
ん?
「じゃじゃ丸、俺そろそろ帰りのバスがくるからさ。また明日ね! 」
「ま、待つのじゃ、お主も妾達と危機を共にした同志、仲間じゃと思っておる。とはいえお主は今日初めて会った縁。せめて別れを言わせて欲しいじゃ…」
あっぶな仲間カウントされてたわ
ナイス俺!
「対象の範囲って30㎞とかじゃなかったでしたっけ? 」
「えーと、確かそうね」
ああ、こいつら魔法使っても誰も死なないからポカーンとしちゃうんだろうなぁ。んで、帰り道に花満開な俺も見て、一瞬悲しむけどすぐ立ち直って日常に帰っちゃうんやね…!
そうはさせますかい
「お前らぁあ! チ○コついとんのか!! 姫様に代償を払わす? 見届ける相手の気持ちにもなれや! 姫様の悲しむ顔を想像しただけで、お腹が…ゲフンッ、俺も泣いちゃうかも! 」
「くっ・・・! 」
「いや隊長、女の子じゃないですか… 」
「!? し、しかしそうせねば全滅もあるやもしれん…妾はどうしたら… 」
「誰だって仲間が傷つくの見たくないんだよ! ここは初心に戻って俺が敵を撹乱する! その隙にお前ら敵のお頭をやってしまえっ! あんな賊ども、トップが負ければ一目散に逃げるぜきっと 」
「なるほど… 敵をリーダー1人に絞って戦意を削ぐというわけですね! 」
「でも撹乱って、どうするんですか!? 」
「それはな嬢ちゃん、まずは姫が裸になり…『バシンッ』バシルーラァ! 何すんだよ! 」
「姫様が裸とは、な、な何を言うつもりだ! 貴様! 」
俺が楽しくなるだろ! 分からんのかポンコツには! ポンコツなこいつに分かり易く教えてやるか、おいおい
「俺にはモザイク魔法がある! 」
「「「はぁ? 」」」
「ったく、だからよ。まず姫様の大切なところにモザイクをかける。んで敵の前に出す!でも 『見える筈なのに見えない! 』そんな気持ちにさせたらもう勝ちだろうが!! 」
「言っている意味がわからない… モザイクとはいったいなんなのだ? 」
モザイクとはな…カクカクシカジカ…
・・・・・・・・・
「では、モザイクとやらをかければ姫様のお体は敵に見えないと言うんだな? 」
「そそ」
「しかし何故女性の裸体、しかも見えないにもかかわらず敵が錯乱するんですかね? 」
「わ、私聞いたことがあります! 殿方はチラリズムという物にトキメクと! 」
「ふむ、私もそんなことを文献で読んだことがある… 」
おい、その文献よこせ!
え!?でもこの話に乗っちゃうの君ら?笑
『おちん○んンンン!ンボボボボゥ! ぼくちんのお○ん○んみながらころちてぇぇ! 』と言ってることあんま変わらん気がするぞ?
「承知したのじゃ! 妾はその策に乗る! お主ら妾に力を貸してたも! 」
「姫様・・・! 分かりました… 姫様が決めた以上我々は全力を尽くすのみ! 皆の者やるぞぉおお!!! 」
「「「おおお!!!」」」
面白くなってきやがった!笑
姫が憤死せんよう必死こいて守ってよね!
ノリで書いているので、オチが難しい…




