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鬼隠し  作者: 七十たん
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祭りの前日 夜明け

ここは都会から切り離され、それでも活気のある町「夕暮町」

この町では毎年、ある祭りが行われている。

それは・・・「鬼隠し」

開催される場所は学校。

1人が鬼となって全校生徒を捕まえる。

いわゆる鬼ごっこである。

だがこの祭りが呪われていることを知っている者はいない。

そして・・・今日。

今日は祭りの前日。

ここ夕暮町に1人の少年が引っ越してくる。

名は白烏(しらう)雄一郎(ゆういちろう)

中1である。

親を亡くし、ここ夕暮町に助けを求めやってきた。

前の学校ではいじめを受けていたらしい。

別に何かおかしなわけでもない。

普通な少年なのだ。

だが雄一郎は自分が普通ではないことを自らが悟った。

そしてここにやってきた。

彼はまだこの町で行われる祭り「鬼隠し」を知らない。

鬼隠しを知った雄一郎は祭りの後。

どうなるのだろうか。

それを知っているのは、もしかすると・・・

雄一郎自身なのかもしれない。

そして今日。

雄一郎は祭りの中心校である「鬼林」中学校へ。

中心校というのにはワケがある。

そのワケというのはいたって難しくない。

だが他の学校ではまず起こらないことである。

それは・・・祭りの夜に起こる。

鬼は死に、捕まった生徒全員が行方不明になるということだ。

しかも鬼の死に様はまるでバラバラ事件のようらしい。

体を惨殺されもう人としてとらえられないほどだという。

行方不明となった生徒は未だ見つかっていない。

しかも町の人たちはこれを鬼隠しとして捕らえているため事件とならない。

事件とならないため警察は動かない。

行方不明者は見つからずそれに警察も関与できない。

それが今の状況だ。

そして今、暗黒に包まれていた空は太陽に焼き尽くされた。

―――今日が祭りの日、前日である。

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