殺したい。
いつの日からまた思うようになったのだろう。
こんな感情、あの人といたときには完全に消えていたはずなのに。
殺したい。
その人は信念のある人だった。その人は狂っていると嘲笑われていた僕を普通だと言ってくれた。その人は、皆にそうであった。
僕だけのものにしたかった。
僕だけ、僕だけを見てくれればよかった。
でも、死んだあとのその人はなにも話さない。絶対に喋らない。
最悪な人殺しをしてしまった。
やってから後悔してももう遅い。
でも、あの人、最後まで笑ってたっけな。
あはは。
短編ですが、もうひとつ同じ題名で書きたいと思います。
恐れ多いのですが、感想など待っています。
ダメなところの指摘や、小説の書き方の指摘など、なんでも構いません。
それでは、この物語をいつかまた読んでいただく日まで
たまたま読んでくださった人は有難うございます。