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ニートのウイルスバスター  作者: てつお
第0章 ようこそ【インターネットの世界】へ
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命より大切なもの


ニート。それは一日中部屋に引きこもりパソコンやスマホに時間を費やす人間のことである。

そんな俺たちニートにとって命より大切なもの、それはーーーーーーパーソナルコンピュータ。所謂パソコンだ。

これは世間との関わりを絶ってきた俺たちを世間と繋げてくれる唯一の道具であり、宝だ。



しかし今この瞬間、俺はこの天敵の前にその宝を失おうとしているーーそうウイルスによって。



フリーズした画面を見つめる


(どうすればいいんだ…Pineapple社のセキュリティはどんなウイルスも弾くって聞いてたんだが…)


わからない、勉強もまともにせず、かと言って機械の扱いが上手いわけでもない俺に対処できるわけがない。

それに調べてみてもそれらしいものは出てこないし、助けを求めようにも連絡できる相手もいない。


まさか!これは約1ヶ月前くらいから現れた噂の新ウイルスってやつなのか?と言ってもニュースになったのはたったの2件だし、余りにケースが少ないから世間からもフェイクニュースだとされている。そんなものがたまたま俺のパソコンになんて…


「そんなわけないか」


何はともあれ今の俺には何もできそうにない。放置してなんとかなるのを祈ろう。


そうしてベットに体を投げ出しスマホを手にした瞬間ーーーー異様に明るい光が部屋中を包んだ。


「これは…っ」


振り返るとさっきまでフリーズしていたパソコンの液晶からその光が溢れていた。



それはまるで人生を捨て闇の底に沈んだ俺に差し伸べられた蜘蛛の糸のような、神々しい光。これが俺の第二のインターネット人生の始まりであることを、この時の俺はまだ知らなかった。



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