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一度目の終わり

 自分が、働けないのは社会のせいと言い訳にして、今日で30歳。部屋で最近発売された格闘ゲームで、ランカーとして、今日もせっせっと引きこもりの子供部屋おじさんだ。

 そんな俺は、今超絶美人の女神様と二人でいる。もう察した人もいると思うが、コンビニに行こうと、久々に外に出たところを、トラックに轢かれて今に至る。あるあるだ。

「あなたは、不幸にもトラックに轢かれて亡くなりました。」

「やっぱり死んだんですよね。」

別に死んだことは、悲しくない、ただ心残りがあるとすれば、散々迷惑かけた両親に謝りたい。

「はい。亡くなったあなたには、選択をしてもらいます。」

よしっ!やっぱりこの流れだよな、トラックで死んでここに来てから、絶対こうなると思ってたぜ。まぁパターンとしては、生まれ変わって、一からやり直すか、異世界転生とかだよな。

「1つ目、あなたの魂を完全に世界から排除します。跡形もなくです。」

「2つ目、地獄に落ちてもらいます。」

「3つ目、異世界で、魔王を倒してもらいます。」

「好きなものをお選びください。」ニコッ

「ニコッじゃねぇよ!ふざけてんのか。1つ目と2つ目、どうなってんだよ。普通、生まれ変わりとか、天国に行くとかだろうが。」

「どうしてニートの子供部屋おじさんが、そんな幸せな結果になるんですか?善行を積んだものにしか幸せは与えられませんよ。」

「うっ」

「それにあなたは、善行を積むことを怠っただけではなく、あなたの両親を悲しませていましたよね。」

「ニートが調子乗ってすいませんでしたーー。」

「はいよろしいです。では好きにお選びください。」

魂の完全消滅か、さすがに俺まだ死にたくねえよ。いや死んだんだけど。次、地獄に落ちる、これは絶対ないな。となると、やっぱ異世界転生か。

「3つ目の詳しい話を聞かせてくれないか?」

「はい。かしこまりました。あなたが行く異世界は、魔王軍と人間が争い、魔物が蔓延る世界です。」

「他には?」

「魔法や、剣で戦うスタイルで、他人と被らない自分だけのメインスキル、教わり覚えることのできるサブスキルなんかがあります。」

「ちなみに、もしこの世界に転生するなら、初期装備として、剣、そしてあなたの体を全盛期の高校3年生くらいの状態にします。さらに特別にメインスキルを、選べますよ。」

「おおーまじかよ。初期装備とか、くれんのかよ。いいね決めた、他二つは、ゴミだし、3つ目の異世界転生にする。」

「かしこまりました。では、スキルを、この中から選んでください。」

おわっ突然でかい本がでてきた。

「うーんやっぱいいスキル選びたいなー。攻撃系がいいか?防御系がいいか?」

「うん?なんかこれだけ光ってる?」

「わぁーすごいです。光っているスキルは、レア物なんですよ。」

「そうなか!どれどれどんなスキルかな」

(無限リスポーン)

常時発動型

使用者が死んだ瞬間に、肉体についた怪我・病気を治し、リスポーン地に戻ります。(寿命による死では、発動しない・リスポーン地が危険と判断された場合は、1番近い安全な場所にリスポーンします。)

「なんだこのスキル強っ。リスキルの心配までされてるし、他のスキルと比べて段違いに強い。」

「よし、これに決めた。」

「はい。では、異世界に送ります。目を閉じて、3秒数えてください。」

ここから俺の二度目の人生が始まる。

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