(挿話2)静がやらかしますⅠ
短いです。
私御影静は、携帯で両親の驚きの姿を見てから2日後の土曜日、気持ちが急いて寝ていられず、明るくなると直ぐ実家に出かけた。着いたのは朝7時、玄関に父親が出て来た。しかし、見慣れた姿に「あれ、何時もどおりだ」とつぶやいてしまう。父が「どうした」というので(この前の姿は何かしらCGの様な物ってこと?)と疑い「この前の姿はどうしたの?」と聞いてみる。
すると「これか?」という声が聞こえた瞬間、目の前に動画で見た若々しくキリッと締った顔の目力が凄い男性が立っていた。身長も高いし凄い足長で思わず「うわ~」と声が出る。すると、父であろう男性は大笑いする。自分の失態と驚かされたことでつい涙が出て来て、その事にも腹が立ち「どうしたのよこれ、吃驚どころじゃないわ」と声を荒げてしまった。父は「ごめんごめん。まず入りなさい」笑いながらリビングに移動するので、私も渋々後に続く。リビングに入ると父が謝った。私が涙を流すほど驚いたので悪いと思ったのだろう。私は父親達の驚く様な姿に「今が本当の姿なの?」と聞くと、父が「そうだ。さっきは欺瞞を掛け、前の姿に見える様にしていたんだよ」と更に爆弾発言「それって魔法じゃないの?」と声が勝手に出ちゃう「そうだよ」父の何とも軽い答え。私は頭がカッと熱くなり「なにそれ、なにそれ。大変な事じゃない」大声が出るのを抑えられない。
父が「俺達は見た目だけでなく本当に若返っている。しかも単なる若返りじゃなく若返った時の姿をデザインしているんだ」と少し畏まった様に話す。私は「ただ吃驚。どうやってそんな力を手に入れたか分からないけど羨ましい」本当に羨ましいよ私だって欲しい。そんな気持ちを察したのか「そうか。静もこの力を使いたいか?」と嬉しくなる様な話をして来る「当り前よ、その力は神にも匹敵するよ」私は気持ちが急いて喰い付き気味に話す「そう、だからこの力は危険だ。なので家族以外絶対に漏らしてはいけないよ」父が諭すように言う。
父は、私が落ち着きを取り戻した様子を見て、とんでもないことを打明けた。事の始まりは、父が地球外生命体に寄生され魔素吸収ができる様になったこと、その魔素を活用することで様々な能力を獲得したことと、どの様にしてその能力を獲得したかということ、更に、この様な能力を持つことにより、今後様々なトラブルが発生すると予想され、そのトラブルから自分達を守るために必要な対応策も聞いた。最後にこの力の今後の使い道についても少し話しあった。その時でも自分なりの考えはあったけど急ぐことでもないので、ゆっくり考えてみることにした。
その後、父が魔素吸収能力の発現措置をしてくれた。脳が一瞬熱くなったけど問題なく終わったようだ。これで、両親の様な能力が得られとか思うと、余りの呆気なさに(ほんとこれで能力得られたの、魔法とか出来るの?)と疑ってしまった。父は、「今後トラブルを避けるために能力獲得の手順や問題、お前に不安要素があれば聞くよ」というので、私も「自分でも必要な能力がないか考えてみるよ」と答えた。
父が「実は必要と考えた能力の中で悪意感知が、どうやっても獲得できていないんだ。俺が考えるに一番使い勝手がいいと思うんだが」と言った。私は悪意を持ってる人に心当たりがあったので「自分の職場で試すのが最適だと思うよ」といって任せて貰う「協力者がないと獲得が難しい能力は、ここに来て獲得するから」と私がいうと父は嬉しそうに笑った。
翌日、魔素吸収能力を得た私は、朝から健康チェック、脳強化に取組んだ。父から聞いた能力獲得の手順は、私が考えても至極妥当なものと思えたので、同じ手順を踏むのだ(さあやるぞ)自分に気合を掛ける。ベッドに体を横たえて目を瞑り魔素じゃあない魔力に集中する。魔力のある場所を聞いていたこともありあっさり発見。その魔力を全身に流れる様に動かす(やっぱまだ若いからどこも流れが滞ると来ないわ)健康に問題はなかった。
だが、顔は母からアドバイスされた「目尻と口元は弛みが出るから少し弄りなさい」を実行した(おぉ凄い)感動する。鏡には、40歳には見えない引き締まった顔が映っていた。(肌艶も少し弄っちゃおかな。化粧を変えたって謂えば許容範囲だよね)顔のお肌に、20歳頃のプルンプルン肌をイメージして強く魔力を回す(凄い、両親で分かっていたけど自分の身に起きると全然違うよ)明日出勤するのが楽しみだ(父が心配する様に女に若返りは毒薬の様に作用するな。かなり理性的と思っている自分でも抑えきれないよ)まるで他人事のように思う私。次は脳強化だ。
父が行ったとほぼ同じよう方法で強化することにしたが(自分の仕事柄、法律の理解力と条文を丸暗記して直ぐに引張り出せる能力が一番欲しい。理解力は前頭葉だっけかな)と一部自分流にアレンジした脳強化を行った。後、一人で出来て最優先で獲得すべきは、予定外に顔を弄ったので欺瞞か、両親は二人で相互に魔法を掛けるイメージで獲得したようだけど、一人だし鏡の自分に掛けるイメージではダメかな?でも明日には間に合わないか。危険察知や気配察知も欲しいけど一人は無理だし、悪意察知は勤務先でやるとして、加速と体力強化も直ぐは無理か。結局、一人で出来て直ぐに獲得できる能力はないと判断したが、思いついた事をやってみる。
欺瞞に挑戦するがラノベでは、イメージ力としているから危なくなくてイメージし易い物(そうだ銀髪にしよう)鏡に映る自分の髪の毛が銀髪である様にイメージする(太陽の光にキラキラ輝く銀髪、銀髪)1時間やって飽きたし疲れた。休憩する。昼ご飯食べて再挑戦しようと心に決める。