美幼女爆誕!
思いつきで書きました。
文章がおかしくても多目にみてください。
「おにょれまおう!わたちをだまちたな!ゆるちゃないぞ!!」
そう言って私は扉の前に居る男を睨んだ。
はい、皆さんこんにちは「おにょれまおう」とか言ってるのはわたくし〈佐藤みお〉3才でございます。
ミオちゃんって呼んでね♪
え!何言ってんだ?おにょれとかあざとすぎ?キモい?いやいや、これでも真面目に喋ってんですよ。
ただねぇ、ある日徹夜明けで深夜に帰宅して自分のベッドにダイブして目が覚めたら何故か幼女になってしまっていたもんで、喋ろうとすると舌足らずな喋り方にたってしまうんですよ。
何言ってんだこいつ?って思ったでしょ。
私も最初目が覚めたとき見知らぬ部屋のベッドに寝てるし、体は縮んでるしそりゃあ驚きましたよ。
でも、しばらくすると自分の知らない記憶が流れ込んできて『あ~これ、異世界転生ってやつだわ』ってなんとなく把握した訳ですよ。
それからは、とりあえず現状確認して新しい体の母親と二人で慎ましやかに田舎で仲良く暮らしてたんですけど・・・。
私の容姿って凄く目立つんですよ。
何せ父親は魔族・母親は人間。
魔族と人間のハーフな私の容姿は白髪にオッドアイっていう美幼女。
しかも、数十年前まで人間と魔族は長い間戦争してたからいまだに陰で魔族を嫌ってる人が多いんですよ。
しかも古くさい田舎なんかだと嫌ってる事を隠そうとしないんですよ。だから、魔族と関わりを持ってると知られたら良くて村を追い出されるか・悪いと殺されちゃったりして。
そんなもんだから、私は幼女に生まれてから一度も家の外に出たことが無かったんですよ。
それがある日、いつも通り家で大人しくお留守番してたら母が青白い顔をして帰って来て私の事を強く抱きしめ声を殺して泣き出しました。しばらくして泣き止んだかと思うといきなり、『すぐにこの村をでましょう。このままここに居ては私達まで殺されちゃうわ。』そう言って力強い目で私を見てきました。
後で知ったんですけど、母親と結婚する為に家族の了承を取りに行ってた父が戻ってきた所を村人達に殺されてたらしいんですよ。
それを知って母はここに居たら自分もそして娘も危ないと思ったらしくあっという間に貴重品と僅かな食料を持って家を出たんですよ。
まぁ、その後は大変でしたよ。
魔族の国に向かう途中にある森の中に入る手前で村人達に見つかって母親は捕まって目の前で殺されるし、森の中を一人で進むことになって方向もわからずさ迷い歩いて食料も何も無いから空腹で倒れちゃうしで・・・ずっと引きこもり生活をしていた幼女にはだいぶキツイ状況だったよ。
まぁその後、ぶっ倒れてた私を魔王様が森の中を散歩してる途中で拾ってそのままお世話になることになって何とか生き長らえたけど、母親と父親をいきなり亡くし精神的に参っちゃったせいで数日間高熱で寝込んじゃったんだよねぇ。
あの時はしんどかったなぁ~。
まぁ、その後は色々あって魔王様の居る魔王城で暮らすことになったんだけど・・・。
生まれてから3年間ずっと引きこもり生活でぜんぜん外に出てなかったし、歩いてなかったから私ってばスッゴい貧弱だったんだよねぇ(笑)
だから、最初外に出て太陽の下を歩いた時は目の前がくらくらして歩くのも大変だったよ。
まぁ、今は数分くらいならお日様の下を歩けるようになったんんでけどね。
そんな体のせいで私はもっぱら夜行性。
最近は健康面を考えて日中も帽子や日傘何かで太陽の光を直接受けない様にしてるんだ♪
だから、まだ肌は生っ白いんだけどね(笑)
ま、なんやかんやで両親を亡くしても魔王様が拾ってくれたお陰で衣食住はちゃんとしてくれてるし、私付きの侍女まで居るんだよ!凄いだろ♪
ちなみに魔王様にとって私はペットか珍獣扱い。
まぁ、出会いが出会いだったからしょうがない様な気がするんだけどね。
魔王様との出会いがどんなだったかは、またの機会に話すとしましょう。
それじゃあ、私おやつ食べなきゃいけないんでまた今度。
バイバイ。
気ままに更新していきます。