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不幸体質な悪役

綺麗にすることは、穢れを祓うことで。

穢れを祓うことは、其のものの力を最大限に生かすことに繋がる。


「だから、頑張って綺麗にしてよ」

上から目線に言っているのは、妖弧と呼ばれる類の妖かし。

名を、久遠という。

山奥の夜のような漆黒の髪と、暗闇で光る金色の瞳を持つ久遠は先月、突然あたしの目の前に現れた。

「梅子、旅に出るんだろう? 俺も行くよ」

あたしの考えと真意を、当たり前のように理解していて、なぜか一緒に行くと言い張る久遠が妙であり、自然であった。

妖狐なんて、馬鹿みたいな架空の存在と一緒に旅をするなんて、つい昨日までは想像すらしていなかった。

しかし、乙女ゲームのストーリーが始まる、たった今。

ここに居てはいけない、とはっきりとわかっていた。



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