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たった一人の魔物使い  作者: 壬黎ハルキ
第二章 サントノ王都
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第二十二話 魔物研究家のジャクレン



「さて、まずは僕のことを改めて話していきましょうか」


 互いに自己紹介し合ったマキトたちは、とりあえず傍の岩場へ座り、ジャクレンと話をすることに決めた。

 これまでの自分の歴史について、ジャクレンは簡潔に話していく。

 人間族である彼はこのシュトル王国に生まれ育った。魔物そのものに興味があったことから、魔物について研究する『魔物研究家』という道を歩くことを決意したという。

 色々あって、今は魔人族が暮らすオランジェ王国に拠点を構えているらしい。

 そして現在も魔物研究家として、世界中を渡り歩きながら、魔物の生態を調べているとのことであった。


「魔物研究家は、職業として公式には認定されておりません。したがって、ギルドでは仕事も受けられませんので、いささかやり辛い部分もありますね」


 その話を聞いて、マキトは一つの疑問に辿り着き、質問を投げかける。


「けど、適性はなにかしら持ってるハズだろ? ギルドへの登録なら、それでできたんじゃないのか?

「……まぁ、そう思いますよね。できることなら、僕もそうしたかったですよ」

「え、それって一体……」


 首をかしげるマキトに対し、ジャクレンは忌々しそうに答える。


「とある事情で、僕はギルドに登録できなかったんです。今思い出しても、当時の風当たりは相当なモノでしたねぇ……」


 とても懐かしそうに、それでいてかなり遠い目をしながら話すジャクレン。

 明らかに良い思い出ではないことは見て取れるが、それ以前にマキトは、とてもじゃないが信じられなかった。


「そんなこと……本当にあって良いモノなのか?」

「いいえ。普通は全く良くありません。そんなことをすれば、その国は世界中から白い目で見られてしまうでしょうね。もっとも、その例外的なことが起こってしまったわけなんですが……」

「でも、マスターの登録は、物凄くカンタンに終わってましたよね?」

「そうだな。特に邪魔とかも入らなかったし、相当なことでもない限り、登録できないなんてことはないんじゃないか?」

「だから言ったじゃありませんか。例外的なことが起こってしまったってね」


 ジャクレンは笑い飛ばすように言った。自虐的にも思えるし、単なる思い出話と化している可能性もあるが、先ほどの遠い目はウソのようには見えなかった。

 マキトはどういうことなのかを聞こうとしたが、先にジャクレンのほうから口を開いてしまった。


「話は変わりますがマキト君、僕はキミに対して興味を抱いています。こうして珍しい魔物を三匹もテイムした、その類まれなる才能にね」


 ジャクレンの目が、まるで何かを見定めるかのように鋭く光る。マキトたちは揃ってビクリと背筋を震わせながら、表情を強張らせた。

 そんな異様な雰囲気になっていることに気づかないジャクレンは、そのまま普通に話を続けていく。

 えらくテンションを上げて語りまくるジャクレンに対し、マキトたちはただ唖然とするばかりであった。


(こうしてみると、案外悪い人じゃなさそうかなとは思うんだけどな……)


 少なくともジャクレンは、自分たちに害を成す悪者ではないだろうと、マキトは直感的に思っていた。

 それもダマすためのフリなのではと一瞬思ったが、それにしてはあまりにも本気過ぎると思えてならない。


(そういえば、ジャクレンの事情も完全に聞きそびれたな……ま、いっか)


 彼が本来持っている適性、そしてギルドに登録できなかったという謎。

 気にならないと言えばウソになるが、どうしても知りたいわけでもない。純粋にそこまで興味がないというのが一番の理由であった。

 そうこうしている間に、ジャクレンのテンションも落ち着いてきたらしく、乱れた息を整えながら落ち着きを取り戻す。

 そして、改めてマキトを見据えながら笑みを浮かべた。


「もしかしたらキミは、魔物使いの歴史を塗り替えてしまうかもしれませんね」

「それは……少し大げさなんじゃないか?」

「そうとも言い切れませんよ? この世界における魔物使いの価値の低さは、キミもご存じでしょう?」


 ジャクレンの問いかけに、マキトはクラーレが言っていたことを思い出す。


「役立たず的な扱いを受けてるって話だったな」

「そのとおりです。これまで涙を呑んだ者も少なくはありません」


 ジャクレンの瞳が揺れ動く。まるで何かを愁えているように。


「人間族が魔物をテイムして連れている。それだけでも充分驚かれますよ」

「だからと言って、何か特別なことしようとは思わないけど」

「別に僕も、キミに何かしてほしいわけではありません。ただ、そういう可能性があることだけをお伝えしたかっただけですから」

「……そっか」


 マキトはどこか安心するかのように、笑顔でそう返事するのだった。ジャクレンも柔らかい笑みを浮かべていたが、突如その表情を引き締める。

 彼の雰囲気が変わったことに気づいたマキトたちが、思わずゴクリと喉を鳴らしたところで、ジャクレンが話を切り出した。


「ところでキミたちは、ワイン色のローブを羽織った男を知っていますよね?」

「ワイン色……そういえばシュトル王国で、そんなヤツに出会ったっけな」


 クラーレの元から旅立った直後、突如現れた謎の人物。

 マキトたちの記憶上、それ以来全く会っておらず、こうして言われるまで忘れていたほどであった。現にラティも「そういえばそんな人いましたねぇ」とおぼろげに思い出せている程度である。


「その男の名はライザック。僕の古い知り合いなんですよ」

「知り合い? 冒険者の仲間だったってこと?」

「いえ、その言葉は残念ながら、僕と彼との間には当てはまらないですね。もしも違う道を歩いていれば、そうなっていたのかもしれませんが」

「へー……」


 苦笑するジャクレンに対し、マキトは生返事をする。明らかに具体性のない物言いではあったが、恐らく色々あったのだろうとマキトは感じていた。

 どこか危機感を抱いているような表情で、ジャクレンはマキトに言う。


「ライザックもまた、マキト君に興味を抱いている様子です。今は何かを仕掛けてくることはなさそうですが、用心しておいてください」

「分かった。肝に銘じておくよ」


 ジャクレンの表情が再びいつもの笑みに戻った。ここでマキトは、ふと何かを思い出したのような表情を浮かべる。


「そういえば、まだちゃんとお礼を言っていなかったっけな。俺とラティを助けてくれたみたいで、本当にありがとう」

「えっと……わたしも、本当に心から感謝していますのですっ!」

「いえいえ。キミたちが無事でなによりですよ……ところでですね」


 ジャクレンは浮かべていた笑みから一転し、今度は奇妙なモノを見るかのような表情で、マキトを見つめながら言う。


「実を言いますと、僕は正直、マキト君はもうダメかと思ってました。体を強く打っていましたからね。たとえ助かったとしても、何かしらの後遺症が残っているんじゃないかと思ってたんですよ」


 ジャクレンの言葉に、マキトとラティは目を見開いた。


「へぇー、俺はてっきり、その薬とやらのおかげだと思ったけど……」

「あの薬はあくまで、体の傷を回復させる効果のみです。流石に脳や神経などの異常までを直すことはできません。もし、なんともなかったのだとすれば、マキト君が相当なまでに丈夫な体の持ち主である、ということになりますね」


 それを聞いたマキトは、心当たりがあると言わんばかりに頷き始めた。


「そういえば俺、昔からなんか凄い頑丈なんだよな。カゼや病気にかかったことなんてないし、転んでケガしても、自然とすぐに治っちまうんだわ」

「えっと……マスター? それは流石に普通じゃないと思うのです」


 ラティは呆れの込められた苦笑を浮かべる。

 やっぱり普通じゃないのかと、マキトは腕を組みながら首を傾げる中、含み笑いが聞こえてきたので顔を上げてみる。

 するとジャクレンが口元に手をやりながら、ニヤリとした笑みを浮かべていた。


「どうやらキミは、色々と秘密を持っているようですね。実に興味深いです」

「いや、その言い方少し怖いから……つーか、アンタのほうが色々と秘密を握ってそうな気がするんだけど?」

「ハハッ、それを言われると弱いですね」


 流石に色々語ってきたせいか、ジャクレンも何も言い返せないようであった。

 とはいえ、マキトたちからして見れば、現時点でハッキリしていることはあまりなかったりもする。

 しかし、彼の話は恐らく本当のことだろうと、マキトは何故か強く思っていた。特に根拠はないのだが、どうしても否定する気になれない。むしろマキトは、彼に対して興味深さを覚えているほどであった。

 ここでふとジャクレンは、思い出したような反応とともに、改めて話し始める。


「そういえば、この辺の魔物がしばらく出てこないことについて、まだ種明かしをしていませんでしたね」

「あ、忘れてた。ジャクレンに助けられたって話で、すっかり抜け落ちてたや」

「わたしもなのです……あの、もしかして、これもあなたの仕業ですか?」

「大したことじゃありませんよ。魔物を寄せ付けない香りを振りまいただけです。とは言っても、効き目はそれほど長くはありませんがね」


 それを聞いた瞬間、マキトはジャクレンに対して、訝しげな視線を向ける。


「実は腕のある薬屋さんでした……なーんてことはないよな?」

「えぇ、違います。僕はあくまで魔物研究科ですから。そろそろ香りの効き目が切れてくる頃合いでしょうし、話はこれで終わりにしましょうか」


 ジャクレンは座っていた岩から飛び降り、そして歩き出しながら告げる。


「では僕はこれで。また、どこかでお会いできる日を、楽しみにしていますよ」

「え? あ、ちょっと……」


 マキトが戸惑いながら呼び止めようとした瞬間、大きな砂煙が舞い上がる。

 ほんの二、三秒で砂煙は収まった。目を開けてみると、ジャクレンは完全に姿を消してしまっていた。周囲を見渡してみるが、彼の姿はどこにも見当たらない。


「……本当に影も形も見えなくなったな」

「まさしく神出鬼没だったのです。立ち去るのも突然でしたね」

「ピキー」

「キュウ」


 呆然としているマキトの頬を、夕暮れ時の涼しい風が撫でていく。西に沈みゆく夕日は真っ赤に燃え上がっており、周囲も暗くなり始めていた。

 野生の魔物たちも、さっきに比べると少しずつ近づいてきたりしている。ジャクレンの言っていた、香りの効き目が切れてきたのだろう。すぐに襲い掛かってくる様子こそないが、危険度が増すのは間違いない。これから夜になってくるため、魔物たちの動きも活発になってくるだろうからだ。

 ラティは小さく笑みを浮かべ、いつもの明るい声でマキトに声をかける。


「マスター。わたしたちもそろそろ切り上げて帰りませんか?」

「あぁ、そうしよう。暗くなってきたしな」


 大量に採取した薬草と毒草を抱え、マキトたちは王都へと戻っていくのだった。



 ◇ ◇ ◇



「す、凄いですね。そんなに集めたんですか……」


 マキトが提出した薬草の山を見て、ギルド嬢は唖然とする。

 三種類の薬草を集めるだけにどれだけ時間がかかってるのだろうと、少しばかり心配していたのだが、戻ってきたマキトを見て、その心配は驚きに変わった。

 持ち込まれた大きな袋から、大量の薬草がカウンターに積み重ねられていくその光景に、受付嬢もその場に居合わせた冒険者たちも目が離せない。

 明らかにノルマである三種類以上は集めており、中にはそれほど見られない薬草も紛れていた。それが希少モノかどうかは鑑定してみないと分からないが、それを見つけただけでも凄いと、ギルド嬢は内心で思っていた。

 全ての薬草を取り出しても、袋の中身はまだたくさん詰まっている。薬草以外の素材がたくさん入っていることは、考えるまでもなかった。


(と、とにかく……クエストの清算をしないと……)


 そう思った受付嬢は気持ちを切り替え、キッチリと仕事をこなした。

 条件を満たし、見事に薬草採取のクエストクリアが認められる。

 マキトに更新されたギルドカードを返還しながら、受付嬢は二枚の用紙を一緒に取り出してきた。


「では、これでクエストクリアとなります。新しいランクGのクエストをこの場でご紹介することもできますが、いかがなされますか?」

「じゃあ、見せてください」


 受付嬢から提示された二つのGランク用クエスト。

 毒草を三種類以上集める採取クエストと、スライムベスの核を納品することを目的とする討伐クエストであった。


「えっと、このスライムベスっていうのは?」

「ご存じありませんでしたか? 簡単に言えば、オレンジ色のスライムですね。普通のスライムに比べて、かなりすばしっこくて好戦的なのが特徴でして……」

「もしかしてコレのことですかね?」


 マキトが袋から、一つの丸い紅色の玉を取り出す。

 ジャクレンと別れて王都へ戻る途中、一匹のオレンジ色のスライムが、マキトたちの前に飛び出してきた。そしてそのスライムは、いきなりスラキチを名指しで戦う相手として指名してきたのだった。

 ラティの通訳によると、どうやらスラキチと戦ったオレンジ色のスライムから話を聞いたらしく、自分も勝負させろということだったらしい。

 スラキチの返事も待たずに、そのオレンジ色のスライムは突進してきた。スラキチは驚いてそれを避けると、オレンジ色のスライムは後ろの岩壁に、思いっきり激突してしまったのである。

 しかも打ち所が悪かったのか、そのまま動かなくなってしまったのである。

 その直後、スラキチと戦ったオレンジ色のスライムが現れ、なんとスラキチに済まなかったと謝罪してきたのだ。これはアイツが勝手に暴走しただけだから、お前は気にしなくて良いのだと。

 そしてオレンジ色のスライムは、そのまま荒野の奥へと去っていき、なんとも言えない空気が流れるのだった。

 戸惑うスラキチをラティとロップルが宥めている中、マキトはスライムべスの核を剥ぎ取った。なかなか綺麗に剥ぎ取れたことを若干嬉しく思いながら、核を大事に袋の中へとしまい込んだ。

 そんな出来事をマキトが回想する中、受付嬢はやや顔を引きつらせながらも、なんとか笑顔を取り繕って話してくる。


「えぇ、まさにそれですね。もしよろしければ、このまま受注することも可能ですよ。ここで素材を提出していただければ、すぐにでもクエスト達成という形にすることも可能ですが……」

「あ、それでもいいんですか? じゃあこの毒草採取ってヤツも受けたいです。薬草と一緒に結構集めてきちゃって……多分、三種類以上あると思うんですけどね」

「……分かりました。では、素材の提出をお願いいたします」


 引きつった受付嬢の様子など全く気にせずに、マキトはスライムべスの核と一緒に、袋の中から大量の毒草をカウンターに積み重ねていく。明らかに三種類以上を集めていることは明らかであった。


「確かに二つとも達成条件を満たしてますね。それではここで、二つのクエストを受注した上で、達成したことを認定させていただきます」


 マキトはクエスト対象の素材を提出しながら、ほくそ笑んでいた。

 内心ラッキーと思いながら、早く更新されたギルドカードを見てみたい気持ちに駆られているのだ。

 周囲からは「マジかよ? 一気に三つもクリアしたのかよ?」というざわめき声が聞こえてくるが、マキトたちはまるで気づいていない。

 しかしここで、受付嬢から予想していなかった言葉が放たれるのだった。


「それでは、マキトさんは三つのクエストをクリアされましたので、ランクGからランクFへとランクアップさせていただきます」

「えっ、もう? 早くないですか?」


 まさかいきなりランクアップを宣言されるとは思わなかった。

 周囲のざわめき声が強まっているが、マキトの耳には入ってこなかった。それだけ驚きのほうが大きく、周囲を気にする余裕がなかったのだ。

 半場混乱気味のマキトに対し、受付嬢は苦笑しながら話す。


「ランクGは初心者用に用意されたクエストで構成されてますから。ただ、流石にこの展開は、私もビックリしてしまいましたけどね。マキトさんは初心者の中でも、かなり凄い部類に入りますよ?」

「はぁ……」


 そんなもんかなぁと言いたそうに、マキトは生返事をした。

 受付嬢はマキトの様子に苦笑しつつも、クエスト受注のアドバイスを続ける。


「ランクF以上のクエストは、朝一番に新しく張り出されます。受注は早い者勝ちですので、なるべく朝早くにお越しいただくことをオススメいたします」

「分かりました。そうしてみます」


 受付嬢からギルドカードを受け取り、マキトは受付カウンターを後にした。ふと脇を見ると、テーブルの一角に座っているコートニーを発見する。

 マキトたちは近づいていくが、コートニーはボンヤリとしていて、まるで気付く様子がない。どうやら何か考えごとをしているようであった。


「コートニー?」

「へ? うわあぁっ! マ、マキトっ?」

「どうしたんだ? なんかボーッとしてたけど……」

「……あー、えっと、うん、まぁ……」


 明らかに歯切れの悪いコートニーに首を傾げていると、ある人物がいないことにマキトは気づいた。


「あれ、オヤジさんは?」

「お父さんなら、一足先に宿屋に帰ったよ。マキトたちによろしくって言ってた」

「そっか。だったら俺たちも、そろそろ晩メシに……」

「あ、あのさ、マキト!」


 コートニーの叫びに近い呼びかけが、マキトの言葉を遮らせる。

 どこか必死でありながらも、悩ましげな表情を浮かべており、何かがあったことを予感させる。

 マキトが尋ねようとする前に、コートニーがまごまごしながらも口を開いた。


「その……ちょっと、話したいことがあるんだけど……」

「なんだ? 別に遠慮することなんて……」

「大事な話なんだ。できれば、少し場所も変えさせてほしい」

「お、おう、分かった。とりあえず行こうぜ」


 殆ど反射的に返事をしながら、マキトはコートニーを連れてギルドを出る。

 夜を迎えた街はかなり賑やかであった。串焼きを片手に酒を煽る者。冒険者同士で武勇伝を語り合うなど、様々な明るい光景が見られていた。

 だからこそ、今の自分たちはかなり異質だと、マキトは思えてならなかった。

 食事をしながら話そうという提案も、コートニーは頷かない。相当悩んでいることは明らかであり、これは流石に放っておけないとマキトは思う。

 やがて人気のない静かな広場を見つけ、隅っこのベンチに座る。

 ラティたちも心配そうにコートニーを見上げる中、マキトが言葉を切り出した。


「ここなら静かだし、話しやすいだろ。それで? 一体どうしたんだよ?」

「あ、うん。その、実はね……」


 悩ましげに俯いたまま、コートニーはマキトたちに告げる。



「ボク……マキトたちとはここで、サヨナラするかもしれないんだ……」



 コートニーの告白に、マキトと三匹の魔物たちは、無言のまま目を見開く。

 刺し込むような冷たい風が、周囲の草木をザワつかせていた。



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