熱くなれよ!いや、暑いよ。
朝6時、清々しい朝。
僕は歯磨きをする。
それも、つかの間、7時30分ほどからかなりの暑さだ。
多分今日は松岡○造が
「熱くなれよ!」
とか騒いでいるのだろう。
ようやく、君が起きた。
「今日も暑そうだね。」
本当に「熱くなれよ!」ってもう暑いよ。
「毎日嫌になっちゃうよ。」
~数時間後~
ピンポーン♪
「どちら様ですか?」
「拙者でござるよ!」
松岡○造レベルに側にいると、暑くなるやつがきた。
「霊次、なんか用?」
「霊次君、おはよう」
「おはようございますぞ、実は、用は無いでござるが、卑猥な本の詳細が…」
バタン!!!
ドアを締めてロックした。
これで安心だな。
ドンドンドン!!
ドンドンドンドン!!!
「卑猥な本を見させるでごさるぅぅぅ!」
どんだけ見たいんだよ。
ドンドンドン!!
どんだけ興味あるんだよ。
ドンドンドン!
どんだけドア叩くんだよ!
「わかったカギ開けるからドア叩かないで、壊れる。」
「すまないでごさる。」
霊次を家に迎えた。そして、嫌な事を知った。
「幽霊いっぱいいるでござるね。」
うわまじか…
「さすが霊次君!この地縛霊も見えるの?」
地縛霊!?
「見えるでござるよ!」
……
「私が、地縛霊抑えていなかったら今頃、この家呪われてるもんね私がんばってる!」
「待って待って怖いから止めてよ。」
「危害なければ安心でござるな!」
いや、そういう問題ではない。
松岡○造もぶっ飛ぶ寒さだよ。
僕はこれから、地縛霊と一緒に住んでるということを知りながら暮らさないといけない。
熱血で、どうにかなる物ではなく、
熱くなれねぇよ。




