雨でも晴れてる。
すみませんね~シリアスですw
今日は雨、屋根にあたる雨が音色を奏でる。
薄暗い空は怒っては、泣いている。僕たちは、外がゴロゴロ鳴ってるから、部屋でゴロゴロして、他愛もない会話をしてる。
「今日は涼しいね。」
君は外を眺めながら、呟いた。
秋のような涼しさが部屋を包み込む。
窓は水滴が付いてて、昨日までとは違う涼しさだ。
「今日は、涼しくて良いね。君は、涼しさ感じるの?」
疑問に思った。
幽霊は涼しさを感じるのだろうか。
「感じるよ、でもね、人とは感じ方が違うんだ。これは言い表せないね。」
やはり、人とは違うようだ。幽霊は今の科学では表せないだろう。
君が死んだあの日から、君は僕達には知らない経験をしてる。辛い、寂しい、僕が墓参りしてるのをいつも見てたのだろうな。
「君は今、楽しい?それとも辛い?」
なんでこんなことを聞いたのだろうか。
でも君は優しく、返してくれた。
「楽しいよ!こうやって一緒に話したかったもん。」
僕は素直に嬉しかった。僕も君と話したかった。
内容なんかいらない、君と話せるだけで嬉しい。
雨は止まない。
外は泣いている。
僕達は笑っている。
今日は世界の人達が笑顔なんだろう。
その変わりに空が泣いてくれてるのだ。
蝉も鳴かず変わりに雷が鳴る。
気分は晴れないけど、楽しい。
こんな日も、たまにはいいな。
部屋は笑顔で満ちている。
歯車は動き出したばかり。
夏はまだ始まったばかり。
これから悪い出来事も、良い出来事も、いっぱいあるだろう。
それでも、進んでいかないといけない。