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夏のヒトトキ  作者: FHU
7/11

雨でも晴れてる。

すみませんね~シリアスですw

今日は雨、屋根にあたる雨が音色を奏でる。

薄暗い空は怒っては、泣いている。僕たちは、外がゴロゴロ鳴ってるから、部屋でゴロゴロして、他愛もない会話をしてる。

「今日は涼しいね。」

君は外を眺めながら、呟いた。

秋のような涼しさが部屋を包み込む。

窓は水滴が付いてて、昨日までとは違う涼しさだ。

「今日は、涼しくて良いね。君は、涼しさ感じるの?」

疑問に思った。

幽霊は涼しさを感じるのだろうか。

「感じるよ、でもね、人とは感じ方が違うんだ。これは言い表せないね。」

やはり、人とは違うようだ。幽霊は今の科学では表せないだろう。

君が死んだあの日から、君は僕達には知らない経験をしてる。辛い、寂しい、僕が墓参りしてるのをいつも見てたのだろうな。

「君は今、楽しい?それとも辛い?」

なんでこんなことを聞いたのだろうか。

でも君は優しく、返してくれた。

「楽しいよ!こうやって一緒に話したかったもん。」

僕は素直に嬉しかった。僕も君と話したかった。

内容なんかいらない、君と話せるだけで嬉しい。

雨は止まない。

外は泣いている。

僕達は笑っている。

今日は世界の人達が笑顔なんだろう。

その変わりに空が泣いてくれてるのだ。

蝉も鳴かず変わりに雷が鳴る。

気分は晴れないけど、楽しい。

こんな日も、たまにはいいな。

部屋は笑顔で満ちている。

歯車は動き出したばかり。

夏はまだ始まったばかり。

これから悪い出来事も、良い出来事も、いっぱいあるだろう。

それでも、進んでいかないといけない。

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