再会
第一章です読んでくれたらありがたいです。
自分は音楽をやっていて作詞をしています。
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第一章
君がいない空はなぜか暗い色をしている。
町の灯りに子供がはしゃぐ
影時折親に怒られては、ごめんなさいと謝る
でも僕は君に謝ることが出来なかった。
心の灯りは水で消え、その水は目から流れ出す。
どうすることもできない僕はどこへ向かえばいいのだろう。
電灯はついたり消えたり、周りに人はいなく田園が続く道、世界から切り離されたかのような孤独感と昔の後悔と花束を持ち墓場まで歩く。
流石に毎日行くのは嫌だろうか?そんなことを考えながらも無意識に向かってしまう、あの時どうすれば助けられたのだろう、あの時側にいてやれたら助けられたのだろうか?考えたって答えはでないのにそんなことばかり考える。
少しの蝉の声と僕の階段をあがる音だけが鳴る。
君の前では笑顔でいて帰る時にまた泣こう。
「やぁ、また来たよ」そう呟いた
水を与え、花を供え笑顔で会話。
届くはずもない日常の話。
微かに、笑い声が聞こえた気がした。
そんなわけがあるはずないのに…
顔を上げると、君が墓に座って笑っていた。
これは幻覚なのだろう。
でも声をかけてみた
「久しぶり…」
そう話かけると君はニコッと笑い
「うん久しぶり」
と返した。
「僕は君に誤りたいんだ」
幻覚なのはわかっている。
それでも、謝るのは今しか無いんじゃないのか?
そう思ったのだ。
「なにを?私は謝られる事した覚えないよ?」
そんな訳がない。きっと、怒り以上の物を持っているだろう。
「あの時一緒にいたら、君は今も僕と一緒に笑ってられたのかも知れない本当にごめん。謝っても許して貰えない事はわかってる。でも謝らせて欲しいごめん。」
僕はうつむいて謝った。
「あれは仕方ないよだって用事あったんでしょ?謝る必要なんて無いよ。それに、今こうやって話しできて嬉しいし笑顔だよ!」
僕は涙を流してしまった。大粒の涙を見て、君はあわてている。
君に会えた嬉しさと、死なせてしまった後悔と、君の優しさが涙腺を壊した。
蝉の声が鳴り響く真夜中に、僕と君は出会って、止まった歯車がまた少しずつ、少しずつ、動き出した。
感動と笑いと少し甘酸っぱい青春を入れた小説にしていきますので、宜しくお願いします。