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年の差0の親子リプレイ  作者: 7×3=佐藤、水ーー(パシリ) と読まれる事もある
プロローグ : : 浮気相手の家に突撃隣りの晩ご飯!?
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0-2 常識の欠落

――今回ご協力頂いたBGMさん達――


 何か他の人がやってない事をしたいなぁと。


 BGMを紹介していこうと思います。


 私は書く前に、その場面に合ったBGMを探す事があります。

 それをその場面では、ひたすらループして聴きながら。


 それに関しては、結構やられてる方はいるでしょう。

 考える事はみんな一緒ですね。 



 有名な所で言うと、ジョジョの荒木先生は仕事場にサントラ部屋まであるとか。

 後は、倍返しだ! の半沢直樹の池井戸先生とか。

  

 しかし、わざわざ一曲一曲、紹介する。

 物好きは、まぁ居ないと思います。



 もし気が向いたら、聴きながら読んで頂くとまた違った味わいがあるかも

 脳内再生余裕と言う猛者もさは脳内で再生しながらでもーー。

 

 展開が曲に凄く引っ張られて、思った以上に

 場の雰囲気に飲まれてキーボードを叩く無様な姿が覗けるかもしれません……。

 お恥ずかしい…… 


 今回は1曲です。

 TVアニメ ゴールデンタイムより『I want to fall in love』

 ――大事な場面では必ず流れた。あのくそ切ない曲です。


 とらドラ! で有名な竹宮ゆゆこ原作のアニメ化2作目ですね。

 今回も容赦なく心を抉ってきます。

 とらドラ! も3週するぐらい好きですが

 ゴールデンタイムもそろそろ、もう1週行きたいところです。


 ただOPはちょっと……。あれが、もうちょっと、あれなら、もっといいとこまでいった気がするのは私だけだろうか?

 オチが駆け足で置いていかれた感もあったが……。


 竹宮ゆゆこが、萌えから一線脱しているのは

 そのキャラクターのリアルさに尽きると思います。

 たとえ、天然キャラがいてもそのキャラは絶対にエセであり。

 何かしら理由があって演じている、ので。

 そこに人間の二面性があり。黒い黒い黒いどうにもならない、感情の渦が。

 この世界には天然なんてものは存在しないんだ! という。

 だから、登場人物みんながみんな魅力的で、その場にちゃんと生きていて。

 

 そんなキャラクター達を、私も描きたいと足元に及ばない。

 今日この頃……。


 しばらくして、鍵を開ける音がし、玄関が勢いよく放たれた。

「ーーうっ!?」


 あまりの緊張で、日本では外開きが一般的だという常識すらかいていた。

 見事におでこにクリーンヒットした。これは…………いだいーー

 星が見えるようだ。立っていられない。

 思わず腰を降ろす。軽く涙もたまってくる。


「だっ、大丈夫かい! お嬢ちゃん?」


 うずくまり、おでこを抑え視線を上へ向ける。

 それは小さい頃、慣れ親しんだ風景だった。


 そこには、少し老けこんでしまっていたが、まぎれもなくパパがいた。

 子供の頃、よく、パパ大きいなぁ~と憧れていたものだが……そこは子供の目線。

 あたしは、おでこを抑えたまま立ち上がると

 成長したあたしの目線で、そこまでは大きくなかったんだぁ。という現実を知る。


 少しばかりがっかりしたが、そんな事は些細な問題。

 パパを好きな気持ちは変わらないはずだ…………

 でも、やっぱりもう少し身長が欲しかったと、複雑な乙女心。

 だって記憶の中では 、あたしはいつも小さく、パパはいつだって大きな存在だったのだから……。


「パパぁーー」

 あたしはいつのまにか、おでこの痛みなど忘れ、力いっぱいパパに抱きついていた。

「なッ!? ーーなんだっ? うおッ」

 パパは驚き、共に後ろに倒れ込んだ。


「ーーなたぁ〜どうかしたの? すごい叫び声が……」


「パパぁ、パパぁ、パパぁー」

 あたしは、パパの胸に顔をうずめる。

 懐かしいパパの匂いをいっぱいに吸い込むと。自然に涙が溢れてきた。


「あ〜な〜たぁ〜どういう事?」

 外野がうるさいが、あたしにはパパしか見えない。


「痛っつつ。分からないよ。急に抱きつかれて」

「急にってなによ! なんなのこの子!? さっきからずっとあなたの事、パパ、パパ言ってるけど?」

「取り敢えず落ち着こう、な? 包丁はキッチンに戻してこよう、な?」

 包丁? 料理の用意でもしていたのだろうか?


 あたしは、さすがに少し不安を覚え、パパの胸から顔を上げる。

 見れば、そこにはエプロン姿に。

 なんだこれ……?

 3Dのアヒルスリッパを履いたーー包丁を持った幼女が立っていた。

 なッ!? ーーそんな……まさか……パパに、こんなに小さな娘が。

 つまり、あたしの腹違いの妹―――――――――――――――

 うそでしょ?? パパ? パパの娘はあたしだけでしょ!?

ーー次回予告ーー


 謎の少女の訪問に、サチの心は揺れていたーー

 口数の少ない少女ーー

 喋らない夫ーー滝のような汗。

 妻の視線ーー終始びくつく夫。

 若奥様の疑心暗鬼ーー取り出される包丁。

 今、惨劇が始まろうとしていた……

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