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別世界に着きました。
「喜んで!」
即答だった。
可愛い女の子(金髪青目!)に頼まれてしまった。
そんなんを断れる男がいるだろうか?
答えはnoだ。断れる奴など存在しない。
というか僕は一目惚れしたのだと思う。なのでもう、彼女の名前すら聞いていないが、お願いを承ける気でいた。
そんな感じで僕は行くことになったのである。
お願いの内容を聞いていたらこうはならなかっただろうに。
「着きましたよ」
いつのまにか何処かへ行ったらしい。
「此処は?」
見たことのない風景だった。
町を行く人を見ると金髪だけではなく、いろんな髪色をしている。ブロンド、茶髪、赤毛、水色もあった。
って、これではまるでゲームのようだ。
「此処は私が暮らしている町、ミーゼです。そして、もう気づいているかも知れませんが、あなたの暮らしていた所とは別世界ですよ。あなたの暮らしている所では、二次元ともよばれているようですが」
「二次元!?」
おっしゃあ!!!忌々しい三次元からおさらばだっ!親よ、今までありがとう!