始まり-1-
この世はクソゲーだ。
果たしてこの名言を言ったのは誰だっただろうか。外国にいる人かもしれない。あるいはアニメのキャラかもしれない。でもそいつは非リアだろう。そして、僕も非リアだ。しかもオタクだ。当然彼女いない歴=年齢だ。これは、そんな僕が主人公になって世界を救う話だ。
「夏休みがぁ~…終わった…」
亮は机に寝そべりながら呟く。今日は二学期の始まり。つまり始業式だ。
「良いじゃねえか。まだ今日は午前中に終わるんだし」
友達の圭太はすぐ前の席でこちらに体を向けて言った。
ここは桜ヶ丘高校二年E組の教室である。偏差値は中の上くらい。生徒の中には本を読む者もいるが、一番多いのは亮のようにダベっている者だ。
「嫌だぁ~、これからまたここに来なきゃ行けないんだ~…」
亮にとって学校は時間を潰される牢屋でしかない。母と妹が行けと言うから来ているだけだ。
「緊急クエストができなくなってしまう」
亮はゲームオタクだ。ネトゲ廃人というやつである。
そんな風に話しているとチャイムがなった。つまらない日常の始まりを告げる校長の話を聞いて…いつのまにか放課後になる直前だった。
『さようなら~』
その言葉と同時に亮は教室をでて家へ走った。
ドンッ!
初投稿で緊張です。