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プロローグ

初めて書きます


生暖かく見て頂ければ幸いです

「ここ何処だ…?」


「あれっ?俺は誰だ…?」


周りを見渡すと真っ暗な空間に無数の光の球が漂っている…


「あっ!いたいた。こんな所に居たんだね。やっと見つけよ」


どこからか声が聞こえる。誰に話してるんだろうか…


「あれっ?聞こえて無いのかな?君だよ、キミ!」


「あっ!もしかして俺ですかね?」


「そうだよ、君だよ」


「はぁ…俺に何の用ですか?ってか貴方は?ここは何処ですか?そもそも俺の事を知っているんですか!?」


「ちょっ!待って待って!順番に答えるから。まずは私はまぁ君達の認識で言ったら神様になるのかな」


「はぁ」


「反応薄いね…まぁいいか…

それでここはいわゆる死後の世界だよ

君が自分の事を覚えて無いのは死んだ時のショックのせいかな」


「なるほど。

で、その神様が俺に何か用ですか?テンプレに殺しちゃったから異世界転生とかですか?」


「おぉっ!鋭いねぇ。ちょっと違うけど異世界に転生するのは当たりだよ」


「何が違うんですか?何も無いなら普通天国とか地獄に逝くんじゃ?」


「ん~、違うのは私が殺した訳じゃなくて君が普通に事故で亡くなった所かな」


「ふ~ん

で何で異世界転生なんです?」


「君軽いねぇ。普通死んだって聞いたらもっと取り乱すんだけど…まぁ、話しが早くてこっちは助かるけど」


「いや、普通に死んでたらしょうが無いじゃないですか。これで異世界行かなかったら普通に終わりですよね?」


「確かにそうなるね。それで何故君かって話しだけど、理由は君が前世の世界で一番強い意思の力を持っていた人間だからだよ」


「意思の力?俺が?」


「そう。絶対に負けるはずの戦いに勝ち、奪われるはずだったものを守り、欲しいものを全て手に入れた君の力が欲しくてね」


「はぁ~…俺ってそんな奴だったんですか。それで異世界で何をすればいいんですかね?」


「特には無いよ?」


「は?」


「だから君の好きにしていいんだよ。

行ってもらうのは多分君の予想どうりの剣と魔法の世界さ!エルフも獣人、竜やらゴブリンだっているよ。そこで王様を目指そうが魔王とか勇者に英雄、商人だってかまわない。やりたい事をやってくれればいいんだよ。君が行けば必ず世界に変化が訪れるからね。その変化が私達の望みだからね」


異世界…剣と魔法…エルフ…竜…

ロマンだ!


「でしょでしょ!ロマンあるでしょ!」


「あれっ?俺って今口に出し「て無いよ」


「ですよね?だったらなん「神だからね」なるほど…」


「それでね行ってもらう世界にはステータスとかスキルやLvがあるんだよ」


「まんまゲームみたいですね…」


「あぁ。そうだね、そういう認識の方が分かりやすいかも

見方も

個人名LvXX

スキル

剣術LvX

って感じになるよ」


「って事はモンスターを倒せばLvが上がって強くなる。でいいんですかね?」


「またちょっと違うね。倒すじゃなくて殺すだね。それにモンスターだけじゃなくて人間でも亜人でも殺せばLvは上がるし訓練を頑張っても上がるよ。ただLvには二種類あってね、個人LvとスキルLvがあるんだ。分かりやすく言えば殺せば個人Lv訓練ならスキルLvが上がりやすいかなもちろんLvが上がる程どちらも上がりにくくなるけどね」


「なるほど、何となくわかりました」

「うん。難しく考え無くていいよ。殺せば経験値、訓練すれば技術が上がるみたいで覚えておけば問題無いよ」


「すごく分かりやすいですけどすごくアバウトですね…」

「まぁまぁいいじゃないの無駄に難しくする必要無いでしょ?」


「ですね」


「ちなみにスキルLvは1~5で

剣術Lv1初級者

剣術Lv2中級者

剣術Lv3上級者

剣術Lv4達人

剣術Lv5人外

が目安かなぁ。ぶっちゃけLv5は世界でも一人とかしか居ないから剣で海を割るとか出来る位かな」


「モーゼかよ…」「それで君にあげるチカラなんだけど、決まってるのがまずスキルと加護一つずつなんだ

まず固有スキルで

成長限界突破

これはまさに君の為にある様なスキルでね。普通の人なら才能がなかったらどれだけやってもLv3でも難しい所を才能がなかったとしても頑張ればLv5迄逝けちゃうって事だね!」

「………」


「もう一つがこれはちょっと分かりづらいかもしれないけど覚醒って言う加護なんだ」


「覚醒…何かに目覚めちゃうって事ですよね?」


「そうそう。例えば槍でばっかり戦闘や訓練してれば当然

槍術スキルが上がるよね?」

「そうですね」

「だけど槍と長い棒って似てるでしょ?」

「確かに」

「だから槍でしか戦闘とかしてなくても杖術とかのスキルが上がったり個人Lvがある程度上がって体力や筋力がつけば器が出来たって事で魔力が大きく増えたりとかねまぁ才能があった事が急に伸びたり今までやって来た努力に関係するスキルに目覚めたりするって事だよ」

「なるほど。あれですね、技術だけじゃダメ。力だけじゃダメって事とやった事が自分に還って来るって事ですよね?」


「そう。だから君向きって事」


「それはやり甲斐ありますね。そういえば他にも何かスキルとかって貰えたりするんですか?」


「もちろん!ただ後二つ位が限界かな

あんまり詰め込むと魂が歪んじゃうから」


「なっ!?歪むって…」


「簡単に言ったら魔力が全く無くなるとか…狂戦士になるとか…」

「わかりました…なら後二つか…あっちなみになんですが他人のステータスとかスキルとかって見れるんですか?」


「ん~とね。見れる人も居る、見る事が出来る道具があるって言えば分かるかな?」


「スキルって事ですか?」


「そうだね。そういうスキルがあるよ。後は向こうの世界には盗賊とか普通に居るから町に入る時はステータスをチェックするからその時に道具を使う事が多いね」


「なるほど…だったら見るのと隠すスキルが欲しいですね。騙されたり見られて目をつけられたく無いですから」


「なるほど。悪く無い選択だね。鑑定と隠蔽。どちらも使うと思ってくれれば使えるから。君のスキルは最初はともかく後が怖い事になるからね」


「はい。頑張ったら絶対大変になると思いました…」


「はははっ

そんなチカラをあげる僕が言う事じゃないけど分かってて貰えて嬉しいよ。ただね、さっきもちょっと言ったけど君に行ってもらう世界は普通に盗賊とかが居るんだよ。奴隷もいるし当然悪い貴族だって沢山居る」


「どういう事です?」


「軽いんだよ」


「軽い?何がですか?」


「命がだよ」


「命…命が軽い…」


「そう、人の生活圏から出ればモンスターや盗賊。町に居たって悪徳貴族が居るかも知れない。だからまずは最低限の生き延びるチカラを身につけて欲しい」


「生き延びるチカラ…ですか…」


「だってそうだろう?君のスキルは最初から命を守れるものじゃないんだ。君が努力をして初めて形になるんだから」

「たしかにそうでした。最初は隠すチカラも無い…って!ちょっと待ってください!だったら生まれてすぐに死ぬ可能性もあるって事ですよね!?」


「おっ!そこに気付くとは流石だね。それについては大丈夫だよ。君が10歳に成るまでは絶対に大丈夫にしておくから」


「10歳ですか…ずっとっ「それは流石に無理だよ。あまりに強い干渉は出来ないんだ」そうですか…」


「まぁアドバイスとしては生まれてしばらくは魔力の使い方の訓練をする事を薦めるよ。そして少し大きくなったら武器の使い方を身につけるってカタチが一番無理が無いと思うよ」


「はいっ!まずはアドバイス通りにやります!あっ!そういえば死なないにしてもいきなり奴隷からとかは無いですよね?」


「……もちろんだよ!私のお願いで行ってもらうんだから希望があれば叶えるよ」


「なんか今微妙な間がありませんでしたか!?」


「ナイナイ。ダイジョブダヨ!」


「はぁ…頼みますよ!えっとだったら忘れられた英雄の血筋とかありますかね?」


「忘れられた英雄?」


「はい。すごく昔とかに魔王を倒したとか竜を倒したみたいな」


「なるほどね。あるよ。昔魔王を倒してそれで貴族になった家系。だけどもう直系は途絶えてるから平民になっちゃうよ?本人達もそんな血筋だって知らないみたいだし」


「構いません!何をやっても良いなら逆にそっちの方が都合が良いし英雄の血筋ってのも自己満足たし何か才能かありそうで自信が着くだけですから!」


「わかったよ。君がそういうなら。じゃあそろそろお別れの時間だ。新しい人生をやりたい様に楽しんでよ!」


「ありがとう神様。お言葉に甘えてやりたい事やりたいだけやって来るよ!」

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