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③~王国兵団~

メインゲートに着くと、

1人の兵士がゲートを開け、もう1人の兵士がなにやらメモを取っている。

しばらくすると、

「お前は今から城内警備兵として王国兵団に配属される。」

「給料もいいし、警備兵ならミシディアから出なくていいし、

ここが襲撃されない限り戦闘することはほとんどないから安全だ。」

1人の兵士が手を組み目を閉じながら得意げにそう言った。

「ちなみに俺達も王国警備隊の警備兵だ。」

もう一人の兵士がそう言いながら契約書を書き終え

大きな建物の中へと入っていった。

「これでやっと飯が食えるぅ~~~~!」

そう言いながら大の字になって寝っころがった。

同時に頭もぶつけたが。



...この時はまだ知らなかった。この楽園の都に隠された秘密を...。



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