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7/11

7: ウィーターシティへ

この物語はSFカテゴリーにて投稿中の『光と陰-織りなす夢の形-』のプロローグ(下巻)です。主人公”ヒデ”の視点でソフィアとジュリアのBLANC TWINSが描かれている日記をお楽しみください。


 《あらすじ》

1980年代のある夏の暑い日に偶然上野公園で1人の金髪美女に出会う。まるでアニメフィギュアのような容姿のソフィアにノックアウトされてしまった。生まれて初めて情熱を感じるようになった理屈っぽい性格の大学生のヒデ。そして今までろくに1人で国内旅行もしたこともない彼だが、それがきっかけで夢を探すヨーロッパへの一人旅が始まった。ヨーロッパの国々で過ごすとともに異文化や価値観の違い、また真のライフスタイルというものを実感する事になる。しかし、その先には予想もしていなかったことが起こるのであった。さて異文化の果てとは一体どんなことろなのであろうか?


日本での価値観しか知らないヒデは、スイス・フランス・イギリスと放浪しつつその国のカルチャーや価値観の違いを体感し少しずつ異文化を理解し吸収していく。

そしてその異文化の果てには・・・


その先には驚くべきパラレルワールドがあったのだ。ソフィアとジュリアの謎の双子美人姉妹 Blanc Twins との関係が深まり吸い込まれるようにSF体験をしていくのだが…


モラトリアム期間にいる思春期のヒデは『いったい自分の夢のかたちとはなんなのか?』という問いかけに悩みながら自分なりの将来を模索していく。


荒廃したパラレルワールドを舞台に水陸両用の移動ヴィークルであるホバージェットでヒデと一緒に旅をする美人姉妹の妹ジュリア。彼女と一緒に行く先々で戦いに巻き込まれながら“剣姫ジュリア”に惹かれていく。

そして2人はお互い同じ価値観を持っている事に気が付き愛が芽生えていくのだが…


本編も宜しくお願いいたします!

ウィニペグ湖からはネルソン川を下ってハドソン湾に到達する。川を下って行くと、このあたりの土地はいわゆるプレーリーであり、見渡す限り広大な草原地帯が広がっているのに驚かされた。しかも湖が多く点在し、それは氷河による侵食から凹地に水が溜まり氷河湖となったという。そういった平原では小麦や黄色い菜種が視界一杯に広がった風景が見渡す限り続いている。特に菜種のイエロー1色の風景はまるで夢を見ているかのような幻想的な世界で美しかった。川は複雑に入り組んだ支流があるため間違わないように地図を慎重に見ながらメインストリームに乗って移動している。


このあたりはそもそも先住民族とヨーロッパからの移民が多く、特に農家はウクライナからの移民も多かったらしい。今のところ人の気配は全く感じられないのだが、ホッキョクグマと白イルカは多く生存しているらしい。艇のコンピューターで調べてみると、そもそも大陸性気候のため、夏はメキシコ湾からアメリカを経由して暖かい湿った空気が流れて来るため40度近い気温に、そして冬には北極気団が入るためマイナス45度になったという。ただそれは温暖化前のデータなので、今ではそれに10度ぐらい上乗せすればいいのだろうか? それにしても50度からマイナス30度の80度の年較差があるとなると、人間ではなく白熊たちの楽園と言われるのも納得ができる。

そして川を下って行くと川畔に船着場がある小さな店を発見した。この辺りの農産物を扱っているようだ。僕らは興味本位で桟橋にホバージェットを停めて店に入ってみると店には農家の家族がいた。小さい女の子に老人2人だけであった。多分この子のお爺さんであろう。両親は畑仕事をしており、その間この老人は子供を預かりながら店番をしているといった光景である。


「こんにちは! 何を売っているんですか?」と僕が聞いた。するとその老人が、「小麦粉にナタネオイル、そして肉なんかじゃよ。」と答えてくれた。『肉?肉をここでは買えるのか?』と僕らは驚いた。そしてジュリアが、「肉って、なんのお肉があるの?」と聞きと、老人が「そうさなー 表向きは 熊の肉ってとこなんじゃが、お主らは、役人には見えんしなー」、「もちろんだよ。僕らは旅の者なんだ。」と僕が答えた。すると娘が割って入ってきた。「ねえ、おねえちゃん! おねえちゃん すっごくキレイ! お名前は?」、ジュリアが、「まあ、ありがとう! お姉さんはジュリアよ。あなたのお名前は?」と話を合わせてくれていた。爺さんが、「娘が気に入った綺麗なお嬢さんにだったら、羊も牛肉もご用意できるかな? だが、絶対内緒だぞ!」と言ってくれた。

どうやらこの世界では、本当の『肉』はものすごく希少で、通常はベジミートが流通の主流となっている。地産地消ではないが、産地のごく僅かなアンダーグラウンドマーケットでのみ、違法の取引が存在するのだ。


爺さんが、「お主らは、何処から来たのじゃ?」、ジュリアが、「日本からカナダの友人に会いに来たの。」と一般人を装って答えた。「でも、この先は何もないぞー 」、「友達は、エドモントンにいるんだけど、ハドソン湾を見ようと思って足を伸ばしているのよ。ホッキョクグマに会えるかしら?」、「ハドソン湾かー あそこには、海ん中に軍事要塞があるんじゃ。危ないから近寄らん方がええ。」、「そうなんだ? じゃホッキョクグマを見たら帰ろうかな?」と僕も誤魔化して答えた。すると爺さんが、「噂だと帝国軍がここを狙っているとか・・・物騒な世の中になったんもんじゃなー 海の底にえらい金になるものが眠っとるとかで、それを狙ったならず者どもが押し寄せてきとるんじゃよ。そういう連中もここに来るから、いつもは孫は隠れとるんだけど、綺麗なお嬢さんが来たと言って出てきてしまったのじゃ。」と笑いながら会話が続き、その女の子のお陰で、僕らは貴重な牛肉を少し分けてもらうことになった。高値でもあるが滅多に手に入れることができない代物なので、ジュリアは戻ってからお宝のように冷蔵庫に保管した。


なるほど。帝国の狙いはその海底に眠る地下資源なのかな!?と僕らは思った。しかし、では、そもそも何故? この先のしかも北のハドソン湾に水上都市があるのか? 温暖化以前は、人類としては未到の土地であったと思う。コンピューターで検索してみると、ここカナダは麦などの農業や酪農はもちろん、なんと先端技術産業には欠かせないレアメタルが取れるのだという。ニッケル・コバルト・パラジウム・タングステンなどである。また地下資源も東部では鉄鉱石、西部では石油・天然ガスが取れるらしい。そこで、こういった資源はこの世界では争いの種になるため、自由連合に組みするカナダは、ユーラシア帝国からの侵略に遭いやすい地域となっているのだ。西部は自然の要塞であるロッキー山脈に守られているが、東部に関しては、温暖化により北極が縮小してしまったため北極海からの侵略が容易になってしまった。そのためカナダエリアはその侵略を防ぐための海の居城として、ハドソン湾の入り口にフローティングシティを建設したというのだ。そしてそのフローティングシティは、サブマリン生産によりこの海域一帯を治めているのだ。


なるほど・・・奥が深い! もちろんこれはジュリアから聞いた情報でもある。「ねえ、ジュリア。ウォーターシティの代表ってどんな人なの?」あまりにも純粋な疑問が浮かんだ。「そうよね。ヒデには詳しく説明してなかったわね。実はそのウォーターシティの代表を務めるシェウチェンコ氏の祖先はそもそも東欧からの移民でキーウあたりの出身らしいの。だから祖国を飲み込んだユーラシア帝国に対しては復讐心があり高圧的に対峙しているのよ。それだけだとわざわざ私達が行く理由にはならないのだけど、そのシェウチェンコ氏は超能力に物凄く執着しているの。超能力とは、私達の脳内にあるピニアルボディ『松果体』を活性化させると可能だと言われていて『テレパシー・千里眼・アストラル投射・明晰夢・アカシックレコード・知覚能力』なんかがあるらしいのね。大丈夫?ついてきてる? それで彼はそもそも以前から尊くも上位人間を目指している人物らしく、あのアトランティスとコンタクトを長年取っているらしいのよ。」「どお? 信じられる??」

「へえー 驚きだね! そもそもアトランティス自体僕の世界ではすでに無くなってるから、それからしてもビックリなんだけども…そのサイキックな能力は本当にあるんだね?」、「まあ 僕も微力ながらちょっとだけ千里眼ぽいものがあるから理解できるし興味深いね。それって第6感というのかもしれないけど。でもジュリアも興味あるんでしょ?」、「もちろんよ! そもそもインドで生まれたヨガはそういった能力を開発するためのものだしね。だから嘘だったとしても面白いミッションだと思って引き受けたわけよ。」、「でもその彼は本当にアトランティスを紹介してくれるのかな?」、「どうかしらね!? まあ会ってみて、聞いてみましょう!」


サブマリーンが潜んでいるため、僕らは『味方である』とチャーチル側が判別できるように認識コードを発信していた。そもそもブラウン氏から受け取った暗号のようなものである。そのせいかこのハドソン湾を順調に進み、ウォーターシティが見えてきた。これはシンガポールの構造と似ているような気がするが、高さはないのだがさらに重厚な構造で上部が3割水面下が7割という比率の鉄の島のような巨大な構造物であった。

水面のフロアーは船舶用のドッグの役割をしている。その上は日光を吸収できるように防弾ガラスでできている。このエリアは気温が厳しく変化するため水温でそれをある程度一定に保ち、また晴れが多いエリアでもあるので自然光を積極的に取り入れて室温をコントロールしているのだという。そして水面から出ているこの無骨なガリバニウムカラーの建造物には飛来物を撃ち落とすロケット砲が360度何層にもサメの歯のように装備されていた。そして水面下はサブマリーンの基地になっているようだ。見るからに物々しく紛れもない軍事要塞であった。

僕らは、軍のボートに誘導されてホバージェット用のドッグに上陸した。そして兵士によりそのままエレベーターに誘導され、最上階のコントロールセンターフロアーに案内された。やはり内部はガラス張りで360度を遠くまで眺めることができた。ある意味絶景である。早速シェウチェンコ氏と面通しとなった。そこまでの所要時間がたった数分であったので、流石に軍の統制が効率良く行き届いているというのが正直な感想だ。同時にここは最前線基地であるということも肌でヒシヒシと感じ取ることができた。


シェウチェンコ氏を表現すると、東欧風の白人中年男性で鋭い眼光の人物であった。立ち居振る舞いも含めてまるで中世の賢者というイメージが合っている理知的な人物に見える。

この現代の要塞の中でいよいよそのキーマンである総司令であるシェウチェンコ氏との対談が始まるのだ。

「せっかくご足労頂いているのに、ご存知の通り帝国軍が攻撃を始め、ここカナダエリアが奴らとの戦場になりつつあるのでこのように対応に追われているところなのです。」と彼が状況説明を始めた。「現在 帝国側からの大陸弾道弾ミサイルを撃ち落としている最中なのですが。まあ この海上要塞はそもそもあいつらの攻撃を封じる為に造られた軍事要塞なので、やっと本領を発揮できるわけですがね。」と余裕を見せて笑っていた。


そこでまずはジュリアが包み隠さず彼女と僕の素性を説明した。『1人は未来から来たエンハウンスドヒューマン、そしてもう1人はパラレルワールドから来た一般人』普通の人間であれば信じられないであろう。ジュリアが説明している時に彼の反応を観察していたのだが、驚きの表情は全くと言っていいほど見られなかった。そしてジュリアの話の中の『未来世界では、Androidに人類が淘汰される危機が迫っているという事に予想通り強い反応を示した。「それはいけませんね。やはり左脳に特化し傾倒してしまった人類の末路という結果なんでしょうかね? それを防ぐには、我々には何ができるのですかね?」、「ヒデは未来予知が少しできるのですが、彼のようにいわゆる千里眼的に近い将来を予知できる、いや感じ取れるだけでもいいのですが、そういった能力を潜在的に将来の人類が持つことが可能になれば人類は最後を迎えなくても済むと思えるのです。今回私達は、そのヒデの遺伝子を借りて日本で遺伝子操作の実験を始めています。」、「なるほど。それでアトランティスに御用なのですね? アトランティスはかつて太古の時代に科学優勢の時代があり、遺伝子操作を重ねた結果怪物を生み出してしまいました。その怪物達の末裔は今では国の防衛に役立っており、上陸しようと企む心無い人間を排除しているのです。そして暴力的な事はその獣人に任せて、人類は、と言っても我々とは少し質が異なりますが、もっとスピリチュアルな事柄に傾倒していきました。我々の脳にも存在するピニアルボディー(松果体)をかつてのアトランティス人のように高めようという国家的なムーヴメントが興り、一般的にテレパシーやヒーリング能力そして『将来に起きることを透視する力』である千里眼も手に入れることができたのです。ここからは私もまだ経験をしていない事なのですが、そのピニアルボディーの活性化に伴い『宇宙からのエネルギーを受け取れる』ことが出来るようになったとか? まあ結果『自然と調和した高度に発達した文明社会』を築いているわけです。言い換えると自然エレルギーを駆使した能力を使い、社会を動かすエネルギー資源として、また気候や気温も快適に調整が可能となっているのです。かつてはブラジルのブラジル川河口まで大陸が広がっていたとか! そしてあくまでも自然の力を使いますので、我々のように化学兵器に頼らずとも自然エネルギーのみにより国防も可能となっているのです。考え方を変えるとまるで魔術ですがね。素晴らしい話じゃないですか!? 私もそれを国防のヒントにしたいと思っているのです。」、「なるほど、想像を絶するお話ですが是非ともそれを体験したいと思います。貴方のお力でアトランティスに行くことは可能でしょうか?」とジュリアがお願いした。


「そうですね、可能と言えば可能です。しかしながら、アトランティスは人を選ぶのですよ。交信手段がテレパシーによる交信のみなので、貴方方の脳にある松果体が稼働していないとまずは無理なお話となります。いかがですか? 私がお見受けするにはお2人はその可能性があるように思われます。何故なら私は貴方達を感じることができるからです。この施設には、ピニアルボディーの活動を測る装置があるのですが確認してみますか?」と提案をされた。「もちろん、お願いします!」と、僕らはラボに案内された。そして頭部にハーフヘルメットのような測定ギアを被り936hzの音波を聴かせられ諸々と測定されたのだった。


氏の元に戻り、その測定結果を聞いたが、やはり氏の予想通り僕らは幸いにもOKが出たのであった。「おめでとうございます! 素晴らしい結果です。では、私の方から、現在のアトランティスの王であるアトラス王にあなた方の来訪をお伝えしておきます。なかなかできない経験ですよ。見返りと言ってはなんなんですが、あなた方の遺伝子を知りたいので少しDNAを頂いても宜しいでしょうか?」とバーターをかけられたのだった。


そして、アトランティスに関する事前知識として、親切にも氏が知っている事を全て教えてくれたのだった。内容としては、現在のアトランティスは大西洋にあり、外部からは絶えず雲や濃霧により視界を遮断されている中に存在する。単なる航行であれば嵐に遭遇したと思いそれ以上進むのは不可能と判断するであろう。その王都の中心にはポセイドンを祀るギリシャ風のアクロポリスがありそれが王宮になっている。そしてそのスタディオンを中心に円形に環状海水路が回っており、それが外側に向かって3つの環状海水路に囲まれている。南側の土地は平原が広がり穀物含む農産物が自給できる。そしてその王都と農地を取り囲むように山々が連なり、外部からの侵入を不可能にしている自然の要塞となっている。ただ島の外洋に面した三ヶ所に軍港が開けており、ここからアプローチできるのが北側の港となる。その手前には外洋から上陸する輩を拒む守護神達が生息する島の外環があり、空・陸・海から襲撃されるためまず生きて島に入る人間はいないとか・・・空からはドラゴンに似た獣人が、陸にはライコスに似た獣人が、そして海は巨大なクラーケンがいるというのだ。まるで神話か御伽話のような話である。しかし予め許可されている人間はテレパシーに導かれて行動すれば無事に港へ辿り着くことができるのだと言う。そしてこの山々の奥から王都を囲むようにドーム型に巨大な結界が張られているらしいのだ。我々には見えないのだが、エネルギーで境界線を作り内部には汚れや悪きものは入ることができず、悪いエネルギーやネガティブな人や環境の波動から守るということらしい。さすが精神社会の防衛線であると思った。


それを聞いていると、僕らもかなり危ない橋を渡るのかという気分にどんどんなってきた。しかし要は『信じれば救われる』的な発想を持たなければならないのであろう。ただ信じた結果僕らは受け入れられなかったとなるとただただ『死』が待つのみでもあるようだ。島の守護神たちには、さすがのジュリアでさえも太刀打ちできないのではないかとも思えた。

「どうする、ジュリア?」、「もちろん 行くしかないでしょ?」と当たり前のように即答であった。かくして、僕らは神に1番近い国に行くことになったのである。


ここウォーターシティは戦略要塞であるため、交戦下ということもありどうしても気分が落ち着かない。今も巨大なガンバレルのようにこの要塞からミサイルが帝国に向けて発射されているのである。北極海にいる偵察部隊のサブマリーン部隊と沿岸のミサイル基地が基本的に帝国からのミサイルを迎撃しているが、その迎撃網を抜けて通過してくるミサイルをこの要塞が最終的に迎撃処理しているのであった。要塞はまさに戦場と化していた。本当はここで1泊でもしてから神の国に向かいたいところではあるのだが・・・思い切って出発することにした。 嬉しいことに出発前にカナダならではの小麦粉や穀物そして野菜も含む久々のオーガニックフードの仕入れができた。


さてさてアトランティスは本当にあるのでしょうか??

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