未来のプロローグ【猛獣神】
是非目を通してください!
ウチは…この世でこんな終わりなんか、絶対に望んではいなかったはず…
「ハァーッ!!!」
…此処にいる彼女、七条 華恋は、目の前に居る妖魔をデスサイズで狩り殺していた。
(何回殺しても、湧き出てきやがる…)
華恋は…デスサイズをコンパクトにキーホルダーへ返ると、顔にこびり付いた血を制服の長袖の部分で擦っていた。
……………………
七条華恋…死神ハンター。
死神ハンターとは…本来、死神を狩るのが仕事とされているが、それは違ったりする。
実を言うと…死神と契約をして、妖魔を狩るのが仕事なのだ。
だったら、死神ハンターではなく、妖魔ハンターじゃないのは…何故か?
それは…
このストーリーを読見続ければ、きっと解るはず…
人間が…妖魔という怪物にコンバートされると…
この世の闇が広がり、この世界が消えて無くなってしまうという…
何故、こんなことに華恋が巻き込まれてるかというと…それは、1週間前に遡るのであった…
~学校~
華恋の存在は、一週間前から…クラスメイトに見られてなどいない、話しかけもせずに自らの意思で存在を消していた。
それには、ある事情があったのだ…
ある日のコト…
華恋に話しかけてくる少女がいた。
「あっれぇ~…アンタ誰だよ?」
クラスメイトの女子一人が華恋を馬鹿にしたような笑いでウチに話しかけてきた。
おかしい…
どうして、華恋の存在に気付いたのであろうか?だが、一週間も経てば、もういいだろう…
「……………………」
華恋は…黙ったまま立ち上がり、教室から出ようとした。
だが、その女子は華恋の腕を掴んだのだ…
「あのさぁ~…黙ってないで答えなよ?何?聞こえたないの~?」
馬鹿にするのも…大概にしろって、言ってやりたいトコロだが…しかし、こんな奴に挑発するのも馬鹿馬鹿しい…
「オイオイ、佐賀美。コイツ…一週間前から喋ってないぜ?だからあんま構わない方がいいぜ?地獄の亡霊だからな……」
佐賀美の近くにいた少年、小花 優夜が華恋のことを亡霊扱いした。
「ハァ?馬鹿じゃねぇーの?お前、コイツさぁー亡霊じゃねーよ。」
突然、佐賀美 彩音が優夜に向かって反発していた。
なんだ?
彩音は一体、華恋に何の目的で近寄ってきたんだ?
小説仲間のみなさんに協力してもらった作品です!本当にありがとうございました次回もお願いします。